2.4南甲子園浜,釣行記,サネ,第四話

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

今日の更新は2月4日の前々回の釣行記の続きです。笑 

時系列順に更新するのが普通でありましょうが、この日の釣りは『ふあっ』と刺激的でありまして。

しかしながらフィッシングショーとかで鮮度が優先される話題がありまして・・。笑(その割にレポートクオリティ低かったですけど)

 

私はルアーが大好きです!(今更何を?)

そして実際使う時はバイブレーションが特に大好き。

キャスト感、巻いている時の振動。

バイブレーションが海中で描いているであろう軌道。

その全てが大好き。

そして後頭部?に設けられたラインアイがまた大好き。

 

鮎釣り師の頃、私は背針という物を多用しました。

普通、友釣りの場合、

オトリ鮎の鼻の穴に

牛さんみたいにリングを通す。

(鼻カンといいます)

そこに道糸と針までいく糸を結んでいるのですが(実際は違うが、それ風の構造)

針に行くまでの間に逆さ針という針が直結びされていて(コレも大抵固い目の遊動式になっている)針が鮎の尾から少し後ろに漂う様に、尻びれの根本辺りに留めてハリスを位地極めする。

この状況下でオトリ鮎はシンペン(というかビッグベイト、笑)状態のセッティングになっている。

しかし

深場や、オトリ鮎が弱って自力で潜らなくなった時は

レンジを入れる為に更に背針という針を設置することがある。

鼻カンから上のラインに針をつけ後頭部のやや後ろ辺りに針を打つ。

すると、ラインアイの位置がバイブレーション的になる。

自走しようとせずに留まりたがるオトリ鮎。

鼻先にアイがある時は反応が鈍いが、

背ばりをつけて体全体を上に持ち上げる様にすると(リフト、笑)

ソレに逆らい潜ろうとする。

その上背中がラインアイになるとシャープな鼻先がダイバーのリップの様な役割を果たし潜っていくのを助ける。

と、まぁこういう仕組み。

しかも背バリ下でラインテンションをかけた状態で軽く竿を煽ると前傾姿勢となり流れを受け流しきらずにウォブリング する。笑 コレが背バリの効果。

鮎の友釣りには大きく分けて、2通りのスタイルがある。

鮎の動きに釣り師がラインテンションをかけて主導権を握る釣りを『引き釣り』といい。

オトリ鮎自身の行動任せに、ラインがいつも張らず緩めずので探る釣りを『泳がせ釣り』という。

もちろんセッカチな私は余程でないと引き釣り。笑 

『コレ!少々オトリ鮎が弱っていても背ばりを付けたら泳いでくれる!もしかして結構ルアーでもいけるのでは?』と思っていた。

転じて『この仕掛けで海に行ったらスズキが釣れるんじゃない?』と。(道糸0.2号だけど・・・?!)

ソレを証拠に鮎を釣るつもりがバスや大ハスやニゴイがかかって中級のシーバスロッドなら買えようかぐらいの鮎竿の穂先を何度も折られている。涙 

と、まぁ、こんな聞きたく無い人は全く興味の無いであろう講釈をたれた理由は、

アイの位置を論じたかったから。

その背針状態のラインアイをこよなく愛する私は

『マユ』などのシンペン系でも背針状態を採用したがる。

しかし背針状態のルアーで体の横幅を確保したルアーは

リフトの時に水を噛む傾向にあり、

ボトムから斜めにナチュラルに直線的浮上する時には動き過ぎて適さない。

そしてフリーフォールを多用するとエビになり易い。

私とて冬になったら深場でフリーフォール後にボトムからとか、斜め浮上とかもやりたい場面も出てくるのでその場合は鼻先アイの方が圧倒的に釣りやすい。

で!『サネ』という、

シンプルな構造のシンペンを作ろうとなったのです。

実は『ジギング系メタル系大場所ブンブン丸』の頃、

ヘビーシンペンをバルサで自作しておりまして、

ヘビーシンペンにしろ、ジグミノーにしろ、お高い物が多く、

しかも量産どころは決まって尻下がりでありましたので

『水平シミーフォールをするか前傾シミーフォールするヘビーシンペン自作するぞ!』となった訳です。

で、結果的に

サネセッティングが飛距離は劣るが、

その分可能性も広がると

このバランスのベストを探る四苦八苦が始まります。笑 

その間『ヨレヨレショック』

『ワンダーショック』に引っ張られながら

「とりあえず前方寄りバランスのサネを完成させる!」と、

take?『サネ』

写真上は鼻先まん丸気味、

写真下は鼻先シャープ気味。

今回はバルサやおゆまるを使わず、比重の軽い防水粘土

『モデナソフト』を使います。

バルサの頃のサネより幾分鉛も軽い目に。 

水を切るか?水を受けるか?の考え方で2通り。

先ずは鼻先シャープバージョンから!

飛ぶ飛ぶ!

回転はやはりしてしまいがちですが

全体的に重たさがあるので気持ちよくは飛びます。

コレは比重の重たさを意識して制作する、バスのワームの考え方から学んだもので、

浮くけど、ある程度重たい素材を多く纏わせる事で、

ルアー全体の重量が稼げるので浮力を持たせたところで飛ぶのにプラスになる。

ボディとウエイトの対比が小さくなるとキレが悪くなるものなのですが

ソレも望むところです。

びっくりした事にひたすら派手目のドリルロールをしています。笑 

ドリルロールと言えばコアマン RJ。

邪道レザンも状況によってはドリルロール

完全に想定外ですが

『やった!』的な。笑 

そして丸バージョン

『キャスト!』

コレはシャープバージョンよりおデブなので

飛距離的に吉と出るか?凶と出るか?

でしたが、

結果吉。

よく飛びます。

そして、

『波動?』『ハイピッチ?』

シンペン的ではなくハイピッチ系ミノーの優しいバージョンの予感です。

あらあら又々、

四苦八苦お題が誕生か?笑

南甲子園浜,釣行記,コンマ67,第二話

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

前回の続きです。

夙川河口にいるようなやけに人慣れしたカモハンではなく、

南甲子園浜のクロカモは警戒心が強い。

だからそんなに近くに行ってアップの写真は撮れない。

鳥カメラマンさんがバズーカーの様な望遠レンズを付けて撮影していた理由が何となくわかった。

 

釣行日の前日は節分で遅くに買い物に出かけた妻は

既に半額に見切られた巻寿司を大食いの私でも食べきれない程、買ってきた。笑 

故に朝ごはんはもちろん巻寿司。

しかし、私は巻寿司が大好物で、主食が巻寿司でもいいぐらい。

あの甘く味付けされたカンピョウや椎茸の感じをこよなく愛する。

関西では細巻きでカンピョウのみの『海苔巻き』というメニューがあまりない。

あれば必ず食する。

しかし、海苔巻きとは

『カンピョウ無視か?』というところだか、

それは『あって当然のレギュラー』というところなのか?

そうそう!鉄火巻きをマグロシャリ巻きとは言わない感じか?笑 

というか、やっぱり・・・。

海苔となってる時点で

『カンピョウは?』となるか?笑(いつものラビリンス)

なんだかんだで車の運転をしながら食べる丸かじり巻寿司もオッなもの。

只々海苔がほどけない事を祈りながら。

さて、

中々自分で満足いく仕上がりにならない『コンマ67』

『52』で体験した奇跡をサイズアップしても再現したい。

しかし素人ビルダーにはそうそう簡単に達成出来る課題ではない。

聞くところによるとプロのバリバリビルダーでもサイズアップ・サイズダウンの調整は一筋縄ではいかないらしい。

そんな課題を

ついこの前『自分でルアー作っちゃえー!』と思い立ったオッさんにやすやすと達成されたらプロもたまったもんじゃない。笑 

現代は発信などスマホ一つ維持できれば誰でも全世界に届けられる時代。

そんな中で抜き出た天才が出できたら、潰されるか、スカウトされて手中に入れられる。

だから私は自分の天才ぶりを決して表に出さない。

(嘘つけぇー!笑)

冗談はさておき、

コンマ52の弱点はシルエットが小さ過ぎる事と、

飛距離的に他のシリーズに比べて若干劣る事。

それありきの

『南甲子園浜の奇跡』だったんでしょうけど、

その重量のままサイズアップとなると別物になる事はわかる。

それにやや肉厚なヘッドが多少のウェイトアップを受け入れる事は確信できる。

しかし只々得意の算数で正解が出ないのがルアーの慣例。

水平ジャークが重たかったり、クネクネが出なかったりと、

5番や9番の域をでない。

いつもは恐竜の様な鷲掴みで何でも行動ありきでホイホイ作ってしまう私だが、

take5までの67と完成版の52のバランスを振り返り

徹底的に神経質に思案する。

私的に実はそういう一面もあったりして、実は神経質だったりする。

逆に処世術として、よく言えば行動ありきを貫いている感もある。

そしてtake6。

ラインアイにグリップを伸ばして釣り上げた時

『ええんちゃう?』と言ったかの様にtake6が震えた。笑 

続く