第十一話,センジュ棒バルサ88,四苦八苦沙汰,自作ミノー

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

フローティングミノー(スローシンキングミノー)の難しさに度肝を抜く日々。

 

例えばソレは日本で真面目に英語を勉強して、

欧米圏のパブで自分の語力が

片言にもなっていなかった、と言うか訴えたい事の5%も伝わらなかった時の

恥ずかしさと挫折感に似る。笑 

 

例えばソレは

妻から

『貴方は外見的には全然タイプでないのよねぇー』と

告白された時の挫折感に似る。笑

 

例えばソレは、

飛行機で遠くの学校に行く娘に、

コロナ渦で学校も始まらないので、

『寂しかったら、多少の出費は良いので、とりあえず帰ってくれば?』

と打診したら、

『えっ?なんで?』

と聞かれた時の挫折感に似る。笑

(寂しいのは親の方、笑)

 

例えばソレは、

何年かぶりに海水浴に行ったら、水着がダサくて

しかもピチピチだった時の挫折感に似る。笑 

とにかく、

 

さいさきが異常に良すぎて、

当然と言えば当然の四苦八苦であるのだが、

 

何だか損した気分と挫折感が漂う。

結果こう言う時は、

最初に得た前提やラッキーの大半を捨てて、

一からやり直すのが良い。

仮に一からという、喪失感を帯びても、

実際はそれまでに四苦八苦している訳だから、

四苦八苦する前の私と、

四苦八苦した後の私では経験値が違う!

(のか?笑)

 

コツコツ真面目な私のオッさん部分とて、

元々は感覚派なのだから、

肝心な部分で詰めが甘かったり、

配慮が足りなかったりする。そうそう、

 

攻めに長けて、

守りが苦手、

 

発想、発案に長けて、

保守、維持が苦手 

 

ソレを証拠にこのルアー作り生活。

バイブレーションが30パターン。

シンペンが10パターン。

ミノーが5パターン。

あって

その大半が再現するのに、記憶を辿る作業から始めなくてはいけない。

 

ちゃんとした全体的設計目安があるのは

昨今エースと名打つ、高実績、高使用感のアイテムばかり。

 

ソレでも良さげなものは復刻し切り、

最近では高実績、高使用感を達成してきた。

 

さてさて初本格ミノー。

意外にもフローティング。(又はスローシンキング)から始まる。

おそらくプロアマ問わず殆どのビルダー兼アングラーの方。

フローティング、またはサスペンド、又はスローシンキングと言うこの辺り領域が1番骨が折れるはず? そして完成時の達成感も高いはず。

ボディの、形状・体積・比重・気室・ウエイトの位置・リップと

マァ〜!やすやすと行かない。汗 

自分用縛りで有ればシンキングの方がどれだけ楽かわからない!

 

ソレを証拠にシンキング縛りの粘土バージョンは既に主に『乙さん』担当のフリーハンド感で、仕上げ詰の段階に突入している。

しかも意外にも、鉛のウエイトで仕上げて行く手法も確立しつつ有る。

風乾させて水分を蒸発させる粘土、

乾燥すれば防水型の硬い目のラバーの様に仕上がる

『モデナ』と『モデナソフト』

そして最近は粘土をブレンドする事により微妙に浮力と自重を調整する芸当を覚えた。

そしてルアーの飛距離を稼ぐ上でウエイトに頼らず、ボディ自体のウエイトを加算して、満足行く飛距離を稼ぎつつも、横にも縦にも暴れない静かなルアーを作る事を覚えた。

フローティングと違い、

スンナリ進む『センジュ88シンキング』

テスト段階ではブレンド粘土で自重も稼ぎ、飛ばしたい位置に飛ばせる投げ感。

動きのキャパも水に沈んでいる訳だから多少の角度の傾きで大きく狂う事なく、

奇跡のスラロームは発動するし、前傾シミーフォールさえする、ほぼ完成に近い状態。

私の中の乙さんのスピード感は誇りでもあり、厄介者でもある。

ボディ自体に浮かす力を加える重要性はフローティング系に比べて薄い。

ゆえにボディ自体をふくよかに仕上げる必要もない。

そして昨日は少しだけ武庫川でキャスト練習。

そのシンキングバージョンのプロトを投げておくか?と

追加干しのラックから

ルアーケースに入れて繰り出した。

んんん!

流石のキャスト感!

シンキングであると、

沈んでも良いので楽である。

んんん?

浮いているよ!

嘘ぉ〜ん!

追加干しで

粘土が完全に乾燥してフローティングになっていた。

オマケにセンジュの角度や動きはほぼ踏襲されたまま。

アラアラ、嬉しいけど、

色々ゴチャゴチャに。

続く