第二話,自作ミノー,1番デイミノー,『カマキリ』,またしても奇跡?

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

一連のセンジュ沙汰。

まだまだ完成系は『ギリ・フローティング』のみ。

本来センジュとは、

板状のジョイントベイト。

なんなら『小振りなビッグベイト』

目標アクションは、

そもそも『自然なスラローム』なんかでは無く。

『大きなルアーが小規模にバタバタ動く、存在感の在り方へのアプローチ』を、

テーマに取り組んだ。

 

苦節五年の格闘の末に完成した『マユ』

コレは表層・引き波・i字系ブレイドベイトの作成時。

とんでもない『スラローム・ペンシル』がたまたま出来て、

ロストしたマスターを再現できなくて四苦八苦したという物。

苦労して完成した、自然なスラロームペンシル。

苦節五年だった訳ですが、

センジュがあっさりフローティングミノー的なアプローチで完成してしまう。(バタバタアクションを目指していたにも関わらず。笑)

 

しかし『マユ』は

『ヒラをうつベイトのスラローム』で

 

『センジュ』は

『加速しようとしている』スラロームで

細分化するなら別物。

それにマユは前方重心。

センジュは後方重心で

使用感や沈下姿勢にもかなりの違いはある。

 

 

強波動・前傾バイブレーションという物は結構誰でも気軽に作れる。

ましてや最近ダイソーさんが110円のメタルバイブを発売して、結構普通に使えたりする。

しかしながら今後の細分化されて来よう、バイブレーションの世界。 

引き抵抗・飛距離・アクション・沈下速度・フォルム・沈下姿勢・ウエイトバランス・レンジ帯。

アレやコレや、自分なりにノウハウを蓄積してきた事は、意義のある自作バイブレーションの提案を志す物として非常に心強い。

蜘蛛の巣の様な『トンデモ・アイデアの塊』を大暴投・豪速球で連射してくる『甲さん』

そんな訳の判らないトンデモデーターのクシャクシャした塊を紐解きコツコツと再現していく『乙さん』

私の中に存在するこの2つのキャラをマネージメントするのにも最近慣れてきた。

センジュの追求は取り敢えず『ギリ・フローティング』で休んでもらい、

次は

頓挫しまくって早2年の

『1番デイミノー・カマキリ』

目指すは

『後方固定重心ぶっ飛び・ハイピッチウォブンロール・スロー気味水平シンキングミノー』爆

(出来るんならみんなやってるワァー!)

しかしコレ!

このためのノウハウ!

センジュではボツだったバランスが

カマキリでは貴重な糸口だったりもするんです。笑 

んで!急いで勤めて作り上げた、

苦節2年(3年かも?)の初号機が完成。

当初の構想よりややセンジュ様に引っ張られている感は否めないが

『気にしない!気にしない!』

そもそも6gの棒状ウエイトが真ん中後方にガシッと付いている時点で

ぶっ飛びは確約されている。

そして水平沈下を促す、デカ尻フォルム、頭に1gだけウエイトを打つ。

ハイピッチにするための小型真鍮リップ。

いざいざ完成!

取り敢えず武庫川へ!

キャスト!

飛ぶ飛ぶ!(当たり前か?)

問題はアクション!(センジュの目標はハイピッチバタバタ・カマキリの目標はハイピッチ微振動ウォブンロール)  

んん?

ハイピッチバタバタやん!

理想のハイピッチバタバタやん!

センジュのミッション当初の目標通りに完成!

イヤイヤイヤ!

カマキリ!カマキリ!

んんん!

まぁいいかぁ!

いきなり

『1番デイミノー・カマキリ』

完成です!

アクションはハイピッチバタバタ!

よし!

コレを磨いてやる!笑

自作ミノー,1番デイミノー,『カマキリ』

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

基本どデイゲーマーな私ゆえ、

バイブレーション屋さんの様にバイブレーションを何通りも作って来ましたが

最近はプラグにハマってきました。

そもそも着想点はと言いますと、

『軽い目のワームが有効かも?』の曲面で、

その操作性の頼りなさ、フックの向きの問題。

ソレにそんなワームまで持ち出して、

わざわざ入念に結んだリーダーを4号から3号に変えたり、

リーダーはそのままにしても、スナップの根っこをちょんぎったりした上でワームを直結びして

『シーン』としていた時のダメージが大きい。

 

同じ『釣れない!』でも、

同じ時間の

釣れない状況でも、

『夢ある釣れない!』と

『確定された釣れない』では

レジャーとしての価値が違う。

 

もちろん釣りは

『釣れてなんぼ』

ではありますが・・・。

やはりその行程の楽しみや、

ルアーの操作の楽しさがある程度、満足出来るひと時を過ごさないと、なんだかビジネスの様になってしまいます。笑

 

コレは釣りから脱線しますが

昔のロールプレイングゲーム。

今は中々まとまった時間が無く、ゲーム系は全くしませんが、

ロールプレイングゲーム全盛期の頃は

ちょくちょく遊んでいました。

 

そんなある日、必勝方法に気付きます。

先々進まずに、

『ギリ倒せて決してパーティが全滅しないレベルのモンスターの出てくる場所で、機械的に戦ってレベルに余裕を持って次に進む』

コレ!

最速でラスボスまでいけるコツの様なのですが

『もうコレは遊戯では無く、ビジネスですからァー!』爆 

 

釣りでも似たような事象は有ると思います。笑 

ソレにそもそも釣果のみに拘るのなら

ルアーでは無く絶対的にエビ撒き釣りの方が良い日も

多々あります。笑

腕をだるくしながら投げまくりしていてもアタリ一つ無いのに、

真横でエビで釣られた日にゃ、

なんか!考えさせられる時もあります。笑 

 

ソレに

ソロソロシーバス界も

スイムベイトクラスの大型ワームで遊ぶのが普及しても良いようなもの。

ワームが大きいという事は、アピール性に欠けるというシーバスワームのネガを払拭しうる要素でも有ると思えるのです。

 

ソレでバス用(主にイッセイさんのキャラメルシャッドやギルフラット。ゲイリーヤマモトさん系)のワームをよく試すんですが、

 

アタリはあれど乗らない。

中々

丸呑み寸前であわせる的な食い方を

普段のシーバスはそうそうしてくれないし、高活性時だったら断然、バイブが早い! 

んで、

そう言った

『でかいワーム』が投げたくなる様な状況下で

私の思いつく事と言ったら。

『コレ!柔らかい必要ある?』

 

イヤイヤイヤ!

ワームしか反応しない状況って多々有るのは承知していますが、

その理由が問題で

『柔らかいから食ったのか?

それとも前方重心のi字だから食ったのか?

それともシャッドテールがピロピロしていたから食ったのか?

それともクリアラメだから食ったのか?』と

魚ハンに聞いても分からない。笑 

なら!塗り潰す様に試すのみ!笑 

そんなこんなで前方重心動かない系を検証するのが

『センジュ・ショック』でお座なりな『マル秘ペンシリーズ』

『マル秘ペンシリーズ』の重要なテーマであったりする。

前方重心の操作感、動きのさじ加減の中で、トレブルフックが二つ普通にリアとフロントについているというのがミソ。

『柔らかい』と『クリアラメ』は一旦捨てて見る。笑 

その中で当人はあたかもワームを取り出したテンションで扱うのです。

 

それにもう一つ『ハッ!』と思ったのは、

コアマンさんの

『バイブレーション・ジグヘッド』の貧果救済能力。

『もう鼻からVJで通そかしらん?』と

思ってしまうほど話の早いルアー。

しかしそのポテンシャルって?

アルカリシャッドがウネウネ動く機能に対していかほどの確率アップがあるのか?と

ふと思う。

VJでの釣果の大半がアルカリシャッドのウネウネ・プルプルによるものか? 考えるに、強力であろうかとは思うが、

もしかしてミノーほど派手過ぎない素直なアクション?とか。

小さめ細めのシルエットがボトムに一直線に落ちて行くのがいいのか?とか? 

いろいろ考える。

んで

『硬いハイブリッド・クリアハード』なる物を作ったら、

実際、

ワーム的曲面やスレッスレの曲面で魚に出会えたりした。

残るはスイムベイト的曲面。

『えっ?

でぇ!

実際?

バス用の大きなシャッドテールのルアーって、シャッドテールの動きが誘うのか?それとも戻ってきたボディの振動による物なのか?』

って考える。

『それなら細手の100mm超えのミノーが微振動ハイピッチに動けば、この領域をかなりフォローできるのでは?

しかも2から3個のトレブルフックが普通に付いているのは心強い!

ウネウネ感もゴムで無くてもアクション次第で表現できるのでは?』と、

完全にクリアハード発想。笑 

んで!後方重心にして、

まずは大きな揺らぎとロール感、それにルアー自体の飛距離を担保する。

素材はバルサ。

またしても後方に多大な浮力を得て、後方に多大なウエイトが配置されても、

水中での全体の姿勢は水平かやや前傾を保ちややスローシンキングとする。

前の方はセンジュの様に細くするがラインを引く力に対してセンジュの様に過敏になり過ぎない様にある程度のウエイトを配置する。

リップは極小にして後方重心による幅の大きい揺らぎを制する。

んで!テンプレートは完成。

さてさて、

カマキリ型ミノーハン!

思い通りになりますか? どうか?

続く