特別編,鮎話,深掘り,シーバス,ルアー,カラーリング,ヒント

ようこそおこしくださいました!フミニイです! 

鮎の見た目に注目する話は

今に始まった話ではない、

生息域や様々な条件で興味深い変化を見せる鮎のお話を

もうちょっと。

 

鮎釣り師時代のホームの一つ『安曇川』

滋賀県北部の山間部を源流とする琵琶湖に流れ込む川。

ここの鮎は量が多い、

安曇川と上流の朽木川。

沢山のプロや名人がホーム的に通われている。

その上風景も美しく、

いらっしゃる漁協の方々も親切で、

漁券も良心的価格。

人気の鮎釣り場。

ここで顕著に確認出来るのが居る鮎の多様性。

比較的なだらかな流れの安曇川。

しかし川幅が狭まって居る地帯は流れも速い。

流芯の水押し感たるや相当なもの。

 

鮎釣り=ゴロ石 

で、

流芯ともなるとある程度の深さ。

そこに果敢にオトリアユがピンピンな内に潜ってもらう。

元気な鮎は流れに逆らって進む習性があり、

繋いでいるラインを竿を立てて上に引っ張ると、ソレに逆らう習性もある、

グングン潜って行く。

清流ちゅうてもゴロタな訳だから

根掛かりのリスクは大きくなる。

そんな場所で根掛からせてしまったら取るのは大変。笑

しかしそういった場所には

ラスボス的な上質な苔を食して居る奴が居る。

 

川魚が産卵期に入ると顔や胸びれのあたりに白い突起が現れる、

例えばご存知オイカワの雄。

産卵期ともなるとピンクと緑の班が濃くなり、

口元はガキガキの突起で岩状態になる。

元々、オイカワの

しかも雄など

余り美味しく無くて、

釣り上げたら直ぐにリリースしてあげる事を強くお勧めするが(ウグイは結構美味しい)

 

マァ!

なんとも美しい色合い。

川の誇りと言ってもいいでしょう。

その時の口のガキガキの突起を追い星と言うらしい。

意中の女性をツンツンするためという説もある。笑 

 

しかし、鮎で追星と言うと、

黄班が強調された様を指す。

コレは繁殖には余り関係がない模様で、

どちらかと言うと流芯の

1番酸素と水がフレッシュな一等地をモノにしたエリート鮎ハンが

栄養価のより高い苔を常食した結果変化して行くらしい。

『真っ黄っ黄の追星鮎』と呼ばれていて

食味は良いわけでも無いが、

釣り味たるや強烈。

 

ソレに相反して、

流れの緩やかな支流的なトロ場で大人になっても群れて居る鮎がいる。

これは縄張りを持たずに虫や小魚なんかを食べているとも聞く。

縄張りを持たないので苔を沢山食べては居ない模様。

魚体は白がベースになっていて、黄斑は小さいし、

場合によってはなかったりする。

こう言う奴は友釣りで釣るのは至難の技。

仲良くオトリが溶け込んだりしている。

コレは私の妄想ですが産卵期に河口の方に降りて行く時。

この群れタイプは道を作り

その中を王様系が擁護される様な状況が作られるのでは無いか?と推察している。

基本は年魚である鮎。

安曇川の場合小さな小鮎のまま成熟して卵を持つ奴が沢山居る。

細かい生物学的分類では、こう言った習性の鮎を『小鮎』と区別しているのだとか。

秋になるとその小鮎は川に帯状の道を作る。

聞いた話では小鮎のまま、繁殖も出来るのだとか。

その魚体は緑がかった薄灰色がベースとなっている場合がおおく、岸際の草と同化している様にも見える。

そして全体的に水中で見ると枯れ草のようにアンバー的な色合いに、

実際その中に大きな鮎が混じっていたりする。 

 

よくよく考えたらサツキマスの様に

小さなアマゴが海で成長したら何倍も有る別物になって帰って来たりするんだから、

ソレに比べれば大した不思議でもないか?

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