第十二話,ルアーのカラー,よもやま話,御前浜,南甲子園浜,シーバス,チニング

ようこそおこしくださいました!フミニイです! 

ブラックバスのワームやスイムベイト、ラバーの色で大定番の黒系。

シーバスではバチ抜け以外で余り強調される事もない。

ましてや黒一色なんてカラーリングはないし、

ワームも黒がベースになってラメが付いている様なワームって、バスではベーシックな種類。

しかし海用には無い。

このアル・ナシの次元って、

いわゆる魚が反応するかしないか?の問題で、

川魚は黒がスキだが、海の魚はそうでも無いと言う事?

川のベイトか?

ブルーギル・ドジョウ・ゴリ?・ウグイ・アブラハヤ・フナ・ウナギ? 

んん?

よく考えてみたら海の魚に比べたら川の魚の背中って、

黒っぽい。

海のベイトみたいに、ブルーとかエメラルドグリーン的な奴って少ない。

百歩譲って鮎やオイカワ?

でも上から見たらやっぱり黒っぽいし、良いとこ緑というところか?

 

よくよく考えたら川や池の水が深くなった所でブルーに見えたりはしない。

黒やグレー、時々緑というところ。

せいぜい近畿で言うと紀伊半島の最果ての清流ぐらいなら黒くはならないけれど、

ブルーと言うよりクリアだろう。

その場合石ゴケで白い石もグレイだったり、元々黒っぽい石も多かったりで、

清らかなクリアが生み出すグレーの世界観がそこには有る。

実際のところ、魚、特にベイト系の魚が、隠れ身する必要性って、

対シーバス・フィッシュイーターetcだけではなく

『対、鳥対策』も大きな課題で、

頭と目が、魚とは比べ物にならないほど良くて、

表層でうかうかスキなど見せよう物なら

『ストン!』とか『ビューン!』とか空の便で捕食される。

ベイトにしてみたら、水中の異変を側線で感じるっう、御家芸も発揮されぬまま、

鳥の口の中。

逆に表層は安全地帯でも有る。

 

上記の理由でフィッシュイーター自体も表層で単独行動を続ける訳にもいかないので、

表層バイトシーンにあるようにフィッシュイーターが表層にたどり着くまでは幾分の時間の猶予が有る。

清らかな海は青く、深くなっても青い。

しかし川や池は深ければ黒くなる事が多い。

だから鳥目線で考えると海では青かったら紛らわしいし、

川・池なら黒かったら紛らわしい。

そんな事情で海で黒となると不自然な色となるのではないか? 

実際、海で黒いベイトって少ないし、ゴンズイやオコゼ系の

食べたら危険な厄介系魚は多い。

しかしチニングになると少々事情が変わる。

イガイや蟹をシーバスとは比較にならない頻度で捕食しているであろうチヌハン。

イガイの様に黒地に虹色がかかった様に見えるイガイが

なんらかのトラブルで際から落下してきたら絶好の捕食タイミングであるし、

砂浜で黒い塊がモゾモゾしていたら蟹やら貝やらの可能性が高く、齧って見る価値の有る代物となりうる。

そんな事情でチニングとなると黒は定番となっているのでありましょう。

シーバスルアーとて、ナイトで多用するバチルアー。

黒ベースの黒色は無の扱いであり、

本来のシルエットより細く見せたい時などに黒ベースは有効であろうし、

デイゲームでも、黒レンズホロの様に、

フラッシングは必要だが、全体イメージが

『隠れ身失敗』を演出できる一つの表現として、意外に黒有効な時期もある模様。

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