第二話,22番サロゲート,プリズム,自作メタルバイブ,シーバス

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

阪神間一昨日はあいにくの大雨、その後も2日程スキッとしない天気。

今年は雨が多くないですか?

なんだか私的には、ルーティーンのリズムを雨で疎外されている様な気分。

紫外線を敵とみなすご婦人は

行動しやすかったりするんでしょうけれど、

私的には何かと行動し辛い。

今年の近畿と近隣は今の所、台風が直撃して云々みたいな事が無いのは非常によろしい。

特にお決まりの紀伊半島南部にも、四国南部にも未だ台風は通過していない。

その代わりチマチマした悪天が多い。

柔道で言うと一本背負いはされていないけれど、

寝技でじわじわ絞められている感じ。イヤ!奥襟を掴まれたまま膠着してる感じか?(どうでもいいワァー!で!その例え、いる?笑)

 

鮎釣りをしていた頃、

こんな時期に雨が降ったら、川の鮎が早く下ってしまうと嘆いていた物ですが、

逆にシーバス的には美味しい鮎が射程距離内に降りてくるので

多くの個体が接岸し川を意識し始めて、チャンスとも言えるんでしょうか?

川か?

ソロソロ川もたしなんだ方がいいでしょうね。

別の釣りをやってきた中で、海歴より川歴の方が長いんだし。

 

石膏で型取りして、メタルバイブを作る

さて!

話は前回の続きです。

私の悪い癖で、まとまり無くゴチャゴチャにいろんな事を書いてしまう。

マァ、ここからはなるべく脱線せず、真面目に自作のレポートをいたします。(出来るかな?)

 油粘土は百均ので充分だと思います。3リッターのタッパーの場合、4パック有ればストレス無く作業ができました。3.5パックが台、0.5パックが注入口と目印用。

油粘土を台として、

底を切り抜いたタッパーを逆さまにして蓋側に敷き詰めます。(タッパーにテーパーがあったら抜けませんので念のため。笑)

(

ルアーの半分が油粘土に埋まる様にはめ込んで、

型と型がぴったりと合う様に油粘土の円錐の山を作る。

後で横半分にも切るので、あらかじめものさしを間に入れて切りやすくしておきます。

流し込んだ石膏が固着しないように天花粉(ベビーパウダー)を満遍なく振りかけておく、大福餅の様に。笑 

(石膏の取説には石鹸水と書いて有るが妥当な石鹸水って何?食器洗い洗剤の事?それともハンドソープ?私には分からないので、笑)

石膏は3リッター程度のタッパーの場合片面5〜600gが妥当な模様。

私の買った石膏は100g辺り、85ccの水、

ボールに水を入れ、

上から満遍なく石膏の粉を振りかけて沈めていくのがお好み焼きの生地とは違う所。

キャベツとすり下ろした山芋、豚バラ、卵を麺つゆを少しだけ入れるのがコツ(ヤッパリちょっとふざけたい!)

そして、沈んだ石膏を混ぜたりせずに、水を吸っていくのを待つ。

私は5分以上耐えられないので表面に未だ水が残っているけれど混ぜる。笑 

石膏の説明書には太い棒で混ぜて下さいと書いてあるが、妻のゴムベラを拝借。

要は混ぜる時に空気が入らない様に粉と水だけをなじませていけばいいんでしょ?的に。

石膏をかき混ぜたら、筆を取り出して、コピーする本体に繊細に塗り込む。

コレをしておくのとしないのでは、雌型自体の精密さが雲泥なのだとか。しなかったらどうなっちゃうのか?非常に興味深いが

まだまだ先は長いので、ここは『素直な私』発動!笑

残りの石膏を流し入れて、私は中に入り込んだ空気を取り出す目的と、ブツがなるべく水平に綺麗に仕上がる様に、トントントンとヘリを鈍器で軽く叩いた。案の定、小さな気泡が月面の如く少々出てきた。

コレを放置する。

30分で固まると取説には書いて有るが

チョットウエッティで、型から外す勇気が沸かない。笑 

ここはドン!と構えて明日まで待とう。

しかるべき場所にブツを移しておいていると

少し暖かくなっている。

強固な型を構成する上で必須の化学変化が起こっている模様。

水がなくなるまで待つというボール内での工程をスルーしてしまってるので、

時間軸がズレているんだろうか?

マァ、良い!結果オーライ。

続く

22番サロゲート,プリズム,自作メタルバイブ,シーバス

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

只今、ワーム沙汰真っ最中。

ハンドメイドワームの作り方って大きく分けて2種類ある模様。

一つは凹んだ窪みにマテリアルを流し込む、ハンドポワードっちゅうやつ。

上側は平面又は表面張力による自然な曲線に限定される。

もう一つはインジェクションと言われるやつ。

言わばたい焼きや回転焼きの様に目指す造形を縦、又は横半分に割って真ん中で合わせると言うやつ。

というかプロのインジェクションというのは本当に溶かしたワームマテリアルを隅々までムラなく張り巡らせるために圧力を掛けながら注入するらしい、(コレがインジェクションの語源らしい)注射の様に。

マァ、私の様なアマチュアの末端のビルダーの場合。

ワームの背中にヒレを付けたり、ちょっとした逆テーパーからの正テーパーを実現するために、

木で雄型を作りそれを基に雌型を作り、

取り出す時は真ん中から取り出す仕組みも区別するためにインジェクションと呼んだりする模様。

コレ、鉛の鋳物にも活用出来る手法で

ワームやジグ、メタルバイブなど耐熱シリコンで型を作り、溶かしたマテリアルや鉛を流し込めば、自分のオリジナルのルアーが何個でも作られるというもの。

 

ハンドポワードで気軽に試すので有れば

百均の石粉粘土なんかに自分の好きな凹みを掘り、

固めてから天花粉なんかで固着防止して

ワームマテリアルや溶かした鉛を流し込み、

冷やし固めてから、ヘラかなんかで取り出せばオリジナルルアーが完成する。(ハンドポワード)

しかし気軽なこの手法の弱点は、下から上に向けて素直に広がっていないと型から抜けないので

造形にかなりの制限が有る事。

その点インジェクションにするとズングリムックリだろうが、エビ型だろうが、

込み入った造形が比較的自由に作られるのでかなりのオリジナリティが発揮出来るし、

メタルバイブなんかだったら、このインジェクション方式でないと、ほぼ不可能に近い。

石膏という方法もある 

インジェクション方式では金型を作り、その中に熱々のマテリアルを機械で注入するのが普通。

しかし少量生産やアマチュアビルダーのインジェクション方式には、耐熱シリコンを使うのが一般的で、

用途別に様々な商品がある。

込み入った造形は耐熱シリコンのインジェクション方式で、

デザインのテーパーや窪みを、気にする事なく、形成されたブツを取り出すことが出来る。

その代わり幾分高価な上、シリコンを硬化させる薬剤をmg単位で繊細に計る事が大事で、

ほかの方が試みたレポートなんかを拝見していると、結構固まらなかった的な例も散見され、幾分の使用慣れ的な物が必要な模様。不器用な私的に、初期にはどう節約しても型代だけで1万円以上の授業料が必至。笑

このおり、先ずはやり始めと言う事で、

とりあえず鉛やワームマテリアル側に集中力を注ぐ事が得策と考え、

幾分の制限は有るが、2キロで五百円足らずの安価で扱い易そうな石膏を選択。

コレで型沙汰になれてしまって、試作を繰り返し、確信的雄型が構築出来てから、シリコン雌型に挑戦するでいいんではないか?と。

小麦粉の様に水で溶く気軽さは捨て難く、関西人の私的には、お好み焼きだと思えば、キャベツも豚バラも要らないので非常に気楽で有る。笑 

 

22番サロゲート 

これまでガン玉装着と防水粘土を駆使して、二十を超えるパターンのバイブレーションを作って来た。

鉛と、水の比重より倍重いボディのペアはキレが悪くなりがちだが、

スレにくいバイブレーションを作るという観点において、

私的に吉と出る事が多かった。

『バイブレーションをゆっくり引いてくる』

この感じの釣り方に対して、ボディに立体感が有るということは、追尾時の見切られも軽減される様で、

メタルバイブや、中空のABSなどが作れない制限が自作バイブレーションの個性となっていた。

そんな中で

『コレはメタルバイブにした方が絶対釣れるで!』的なルアーもでてくる。

17番『アンショア』と、

22番『プリズム』

そしてその二つの可能性って、かなりのブツになって行く可能性が有る。

んで、まずは22番

巻きは軽く、プッ飛び、程よい波動、直進性能、ノントラブル、チドリ軌道。

コレらを全て満たせばかなりのエースは必至で、

現状コレといった実績はないけれど(作者がヘタッピなので)、沢山の方の愛用メタルバイブになって貰えそげな使い易さを保有する。

 

プリズムの所以

最初にこのバイブレーションを発想したのは、この使い易さを意図的に目指した訳では無い。

自作バイブレーション沙汰の中で

曲線にホログラムシールを貼り付けると

シワになり綺麗に仕上がらなかったので、

それなら頭のウエイトが有る部分を直線的にダイアモンドカット状にして、

その展開図をホログラムシールの裏に写し、細かく切り抜いて歯切れ良く貼り付けたかったからです。笑

 この様子が『プリズム』の由来になったのですが、今は形状的プリズム感はあまり無い。チドリとブルブル感でプリズム感とみなし、マァ!名前は続行でいいかぁ!的な。笑

んとまぁ!やっている内に鉛をミリ単位でヤスリで削るイライラ感に耐えられなくなり、

それでなくても扱い辛いホログラムシールにイライラして

『ラメで釣果出せばいいんでしょう!出せば!』的に

自分に自分で逆切れしてしまった。笑 

んで!結局、

鉛が仕掛けられている、頭側だけ防水粘土で相応にコーティングして、銀塗装+ラメ&アルコール多色マジックパターンに落ち着いた。笑  (近々、熱転写を目論み中、ホログラムは好きなので諦め切れない。笑)

そんなこんなしていたら、このテストメタルバイブモドキだけ、チドリが見られるし非常に秀逸な使用感だったので

この良さだけに注目して鉛のダイアモンドカットは丸無視になった。笑 続く

プリズム感を諦めるや否や、IP13感が滲み出る。笑

やはりリスペクトルアーに似てしまう感じは意識しても逃れられない。

しかしボディに対して鉛の量は1.5倍以上で、あんなにエリートチックなブツでは無い。笑 もっと泥臭い動きのバイブレーションです。笑