第四話,シーバス,ワーム,自作,存在意義を考える

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

秋は美味しい食べ物も多くなって、山は美しく萌え、ホッとしたひと時を過ごすには最高の季節。

しかし、プラマイゼロぐらいの感じで台風の問題が付き纏う。

大好きな青い空と白い雲のコントラスト。

雲が結構なスピード感で移動して、嵐通過を暗示する。

近年、二酸化炭素がどうのこうので異常気象になっているんだと巷の話。

私が幼い頃から異常な集中豪雨は幾度となく降っていたし。

台風は強烈なのが訪れてゴムボートで学校に行った様な記憶もある。

夕方の集中豪雨を『夕立』と呼んで、困りながらも愛したりしながら、詩にしたりしていた、日本の自然との共生感は何処へやら? 

妖怪や野獣やガキ大将も困ったものだ!と言われながらも愛されていたりした。

医療の進化、交通・通信の便利さで、

本来自然体では得られなかった寿命や出会いの代償に、どこかで神様に逆らっている様な罪悪感を誰もが知らず知らずに感じている近代化。

それって、ともすれば『これは私のせいではない!』と言いたくなりがちで、

世の中が『フワッとした魔女狩り』をする習慣に侵されている様な気がする。

お肉を口にする時点で殺生に加担しているし、

釣りとて言ってしまえば手の込んだイタズラである。

時には何を責めるでも、恐れるでもなく、

当たり前の様にある自分の境遇に感謝する。

楽しく生きていくシンプルな術だと思います。

蝶々!蝶々!

さて!

自然を愛し、なんなら環境破壊も人一倍危惧する私ですが、

もうすぐゴムを加熱して有毒ガスを撒き散らし、

あろうことか平穏に暮らす魚はんにいかにチョッカイをかける計画を目論んでおります。爆 

 

ワームの造形とジグヘッドのジレンマ 

シーバス用のワームって当たり前の様に

頭がジグヘッドで

ワーム自体は顔から下の部分の模写であり、

なんなら模写とも言えない機能重視の造形であるイメージが強い。

様々なルアーが本物そっくりな風合いを競うこの時代に。

ワームの頭は目も付いていなければ、塗装もしていないのが大半で

『見切られた!見切られなかった!』とか

一喜一憂する感じにどうも違和感を感じていた。

今になってみれば『オモック』なんて物が存在する訳で

『鉛の色って魚ハン、好きだったんだなぁ』と思えるが

シーバス釣りを始めた頃から『ワームだけイミテートの概念アバウトカァーィ!』と

思ってたりしていました。

特に何でもOK!的なワームでなく、

実績の高いゴリゴリのシーバス専用ワーム程その傾向が強いのですから

『シーバスってそんなんが好きナン?』と結構な疑問でありました。

まぁ、そんな事考えながら、魔界釣具店を見回っていると、

ワーム自体が魚の全貌を模るワームがあるには有る。

しかもそのデザインたるや徹底してベイトそっくりに造形されているし、機能的にも何ら遜色は無い物がほとんど。

普段そんな考えを抱いている訳だからワクワクしながら購入しますけれど、アララ!二重頭が許せない。笑 

イヤイヤイヤ、本物そっくりの目玉付き頭の先にあるグレーの塊は何?』

的に腑に落ちない。

(そんな事にこだわらんと!ワームで釣れる練習セィ!笑) 

 

スイムベイト現る? 

ベイトに例えるなら頭のすぐ後ろに一本針が基本のジグヘッドリグ。

デイゲームの相場のスピード感の中で 

こうなる事は非常に多く、アタリが頻繁にある訳でもない普段の釣りでの『反応してもらえたのにフッキングできなかった』無念さは、

私の個人的感覚として

『アタリさえ無かった!』よりダメージ感。 

『上手く自転車に乗りたかったらコマを外せ!』的な意見も沢山あろうけれど、

どうしてもお尻あたりのフックにこだわってしまう。

妥協なき造形・お尻のフック?あったあった!

スイムベイト! 

しかもアクション的に大好きな動きの物が多い!チョット高いけれど、

 

試す。

 

・・・・!

 

『デカ過ぎるし!』

ウエイトも50gとかゴロゴロ。

普段の竿では可愛そう!

ソレに大きくしたい訳では無いし!笑 

探してみると小さなスイムベイトがない訳でもない事が分かった。

続く

第三話,シーバス,ワーム,自作,存在意義を考える

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

わたしの職場の建物にはツバメの巣が沢山付いていて、

何世帯かのツバメが子育てをしていた。

ツバメという鳥は見るからにスピード感豊かで飛ぶのが得意な様子。

その飛び姿は羽ばたく動作を感じさせず、

まるでステルス戦闘機かの様に流線型のフォルムままとんでいる。

それがこの季節になると幾分ヘタッピな奴が混じって来る。

数も増えて来る。

ツバメの巣を覗きピヨピヨやっていた、雛ツバメが成長して飛ぶ練習のために混じっているんだろう。

ツバメは何処かに渡るのかな?

いずれにせよ台風が近づいているので、無事に成長してほしいと願うばかり。

結構な群れで飛んでいるのですが、写真を撮ろうと外に出ると逃げてしまいます。笑

 

鳥と釣り師は相棒みたいな物だし。

 

・・・・

 

鵜以外は。笑

(鵜は宿命のライバルと言ったところか?) 

 

ワームとハイブリッドのアンチテーゼ 

魚が居る事が分かってる場所では

ワームやハイブリッドが確立的に最強である場合が多く、

極論、定石であろうかと思う、

特に冬や初春のスモールベイトしか望みの綱が無いような曲面である場合。

軽いワーム系をゆっくり沈めながら移動させるのが有効と聞き実践したりもしている。

しかし私はワームのジグヘッドの、しかも軽いのとかが苦手で、

どデイゲームのスピード感の中で

テール近くにフックがない状態のルアーを

そんなに長くない釣り時間の中で

信じてチェンジせずに

じっくり巻き続けるのはちょっとストレス。

それにジグヘッドリグって重かろうが軽かろうが

巻くなり、ダートなりして動かさないと反応は得られにくいし、

上向きシングルフックとて、根がかり的に優遇されるかというとそうでもない。

ボトムに止めて置いて、ゴムの揺らぎを見せるなんて芸当も理屈的には出来なくも無いが、ボトムから離脱・着底を巻きながら繰り返す事がベーシックで

バイブレーションを巻き続けるよりも明らかに労力を要する。

ソレをするんなら

いっそのこと、邪道さんのヨレヨレとか、ダイワ さんのスイッチヒッターとかで

ザーッと四方八方にトレースしている方が、休日の過ごし方としては腑に落ちる感覚なのです。

しかし、たまに、

『それじゃぁ!ワームでも投げてみるか?』と何気に投げたワームが

状況を一変させる事があるので

コアマン さんのアルカリ

の沖堤イワシ・トウゴロウ。

ダイワさんの ミドルアッパーの

富津ベイト。

ピックアップさんの

スリートラップの内湾イワシ辺りは

いつも欠かさず持つ様にしています。

(ヘビーユーザーやん!笑)

しかし本当にゴムで無ければいけないないの?と思う事も有るし、

前回のお話の様に、

バイブレーション的に寄せる波動を出す訳では無いので

『細くて、前方重心で、クリアラメ的なバイブレーションが有れば最強チャウン?』と発想して

作り出したのが

『12番サロゲート ・クリアハード』なんです。

実はこのクリアハード。

甲型と乙型という区別があって、

甲型は微振動I字タイプ。

乙型はプルプル系ボディが曲がって見えるタイプ。

投げてる時の楽しさは

曲がって見える乙型の方が楽しいが

実際こちらはナブラ打ちなんかは勝るけれど、

普段の釣りでは

甲型の方が実績は高い。

即ち

『前方重心、緑やグレー使いのナチュラル系クリアラメ、細身のシルエット』

コレを満たせばワームがなくてもいけるかなぁ?と。

 

バスのワームの多彩さが気になる

ルアーマンたる物、

シーバスでなくても優れたルアーを作られる方は注目せざる得ない。

特にブラックバスのルアーはシーバスに比べて動かし方、形状のバリエーションも多彩で

『コレ、あんな時の海、こんな時の海で投げたらどうなるだろう?』と興味は尽きない。

特に日本でのワーム沙汰の中興の祖と言えよう村上晴彦氏率いるイッセイさんのギルフラットやカタクチワームなど

 これだけ完璧な造形を有しながらワームとしての機能も完璧なカタクチワーム

 ジグヘッドリグあるある。笑 アタらないよりイヤだったりする。笑

 ギルフラットって一つの究極。海でたまに勤めて投げているが実績はまだ無い。

『ポテンシャルが高い』を通り越して『気味悪い』レベルに達している。

放置するとドョンドョンと微妙に漂い、巻くとウネウネウネ!っと見事な動きをするのだから

『これ以上何を望むのワーム』

に到達している様に見える。

これ以上望むとするなら、

ソレは生き餌で泳がせ釣りの世界観で頑張って下さい的な。笑

考えてみたらシーバスのジグヘッドリグ一辺倒の世界観。

ハイブリッドであったとしても極端な前方重心。

角度やウエイト・テンションなど工夫すれば様々な見せ方が出来るとはいえ、

結局水槽のドジョウの上下運動的な挙動をいかに制御してバリエーションを増やしていくか?の範疇であって。

ソレだけがシーバスに有効だからジグヘッドリグに収まるのか?未開であるだけなのか?って、実証していくには、

誰もやっていない事をやり続けるしか無い訳で、

現にバス釣り動画の川での取材。

スイムベイトやスピナーベイトでシーバスが釣れるなんて事も多く。

オフセットフックやスピナーベイトていいんなら、

根がかりを恐れずややこしいところを狙っていけるヤン!って安易に考えてしまう。

ソレにバスの様に定点でドョンドョンしているワームで魚が寄ってくるなら、

巻き巻きオーバーヒートの呪縛から抜け出して

落とし込みみたいな狙い方もできるので在れば

エビ巻き師優勢季節沙汰にも一矢報いる(勝負していたと仮定していた場合)事も夢では無い様に思える。

ワームはそんな可能性を予感させてくれる。