第二話,自作ミノー,3番デイミノー,センジュ,蒸し返し

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

昨今の阪神間は『このまま冬なのか?』的な寒さを感じたが、

今日は比較的に暖かめ。

妥当な秋といったところ。

 

風は穏やか、雲はまばら、快晴に近いお天気。

 

鳥を呼ぶのか?鳥に呼ばれているのか?

私の周りでは今年、鳥沙汰が多い。

今もあり得ない数のスズメが責め立てるように鳴いている。

その割にアングラー的には選んだ釣り場に

カモメが沢山なんてチャンスタイムは少なく、

むしろアカン方の『鵜(う)沙汰』の方が多い。

人生中々万全とはならない。

 

初めて成立したオリジナルミノー(?)センジュ

今年の春はコロナ騒動、

引き籠るのがお手本とされていた。

元々釣り以外は引き籠りがち系の私なので、

そんなに影響ない

と、思いきや、

結構、行ける釣りを行かなかったり、

学校や幼稚園が休みで、子供たちの安全散歩ワールドと化したド・ホーム・御前浜では

釣りがやり難かったりと

より一層引きこもり

ルアー作りに没頭した。

 

そんな中で生まれたセンジュ。

初めてまともなミノー(?)が完成。

昨今のミノーに必須の重心移動

そもそも、ズブの素人ビルダーが重心移動を作るのは、かなり敷居が高い。

それでも、ネット上では、器用で几帳面なアマチュアビルダーさんのお気軽重心移動の指南などが紹介されてはいる。

プロの世界とて、

大抵のミノーは

コレでもか!ぐらいの重心移動システムが搭載され、

それはそれは、感動に値するミノーは沢山ある。

そもそも、飛ばすという視点であれば

ルアーは後方重心で有れば良い訳で、

泳がせるとなると真ん中やや前ぐらいに重心があった方が良い。

このパラドックスを解決する、一つの画期的方法が重心移動システム。

しかし逆に考えると、この世の、ど定番ルアーには固定重心のミノー系も多い。

そして多くはないが後方固定重心なんていうのもある。

ミノーを後方固定重心にし難い理由 

しかし、前方に

リップなり、リップに値する抵抗体のついたミノー、

一旦抵抗体をラインアイの動力で無理から引っ張る事により、

前方を支点として左右に揺らぐ。

この抵抗体と支点が近い事により、オモリと抵抗体の進行のタイムラグができて、左右の小刻みな動きができる。

そして後方が軽い事により、お尻が強い力でねじれたり、揺れたりする。

しかし、後方が重たいと、支点が作った力を後方に伝える時に邪魔をする。

何よりルアー自体が尻下がりになるとリップが水を掴む角度に制限が発生して、ミノーの理屈は成立しなくなる。

 

それでも後方固定重心に固執してみる 

動く、動かないで考えるに、ミノーってかなり立派にブリブリと動く物が多い。

アピール力が有り、バイブと並びデイゲームとて、勝負の早いルアー。

しかし、私のデイゲームの組み立ての中で、

バイブでは無く、ミノーを投げる状況の中、

早い目に巻いて来る時など、

そんなに水を噛まなくてもいいんだがなぁ・・・。

と思う物は多い。

んで、

リップの影響力がマイルドで

速引きした時に動き過ぎないミノーが欲しくなる。

いっそ、後方固定重心でどれだけの事が出来るか?自作でやってみよう!となった。

コレが『デイミノーシリーズ』の趣旨で有ります。

 

海に飛び込む代理人(サロゲート)

そもそも投げては巻きを繰り返すシーバス釣り。

その行動が心癒すゲームやスポーティな娯楽として、

ルアーが勝負師や職人の秀逸な道具として、

戦士やアスリートの装備として、

無意識下で自らと同化するブツであるに越した事はない。

しかしその行動の中でキャスト時にキャストの為の依代が動いたり、

繰り返される行動の中で何度も重心移動を戻したりと、

それがなければルアーに憑依したぐらいの集中を発揮できるのにと、感じるのは私だけでないはず。

そんな感覚がローテーションのミノー率を無意識下で下げていってる様に思ったりする。

ミノー動き過ぎ説・重心移動が本能的にストレス説・爽快さない説を鑑みるに、

後方固定重心のメタルルアー並みの爽快なミノーを作るのって、

ルアーが自らの代わりに海に飛び込み、魚を捕まえる代理人と思うなら、理想的あるとも言える。

そんな四苦八苦の中、

胸びれ状スタビライザーでは無く、

胸びれ状リップを何気に採用したセンジュ。

次回はその構造が示した特徴について、

報告したいと思います。

続く