第二話,自作バイブレーション,のアイ,針金用テンプレート,を作る。

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

針金沙汰は経済的で、ウエイトとボディのバランスの組み立ても考え易い。

鉛以外の中間比重的金属が沢山ルアーに内臓されてしまうと、単純明快なルアーのレシピが作り難い。

針金で必要最小限のアイで済むルアーはそれだけその他の事に集中できる。

しかし、長いことテンプレートに沿ったルアー作りをやってきて

いきなりフリーハンドで寸法の揃った針金骨組みを量産するって、逆に時間がかかったりする。

今日は、

お馴染み、カマボコ板を使って、より複雑な貫通型針金アイに挑戦してみる。

 針金は1ミリ直径を使う。60mm代のルアーなら0.8mmという所が相場だろうけれど、

成形が困難な分、変形も防止されやすい。

頭デッカチ、しりつぼみ必至の25番、

リアアイがいちいち変形しない様に。

 

現段階では鋳物も手捻りもチョイ待った!の25番候補たち。

 

 

1番のリアアイ用のテンプレートと比較する。

 

 

25番と書いておく、

この手の物は既に沢山あって、書いておかないと命取り。笑

 

 

普段ならイラストソフトで紙に出力して貼り付けてしまうが、今日は単純にtake1雄型をなぞろう。

 

 釘穴の計画。

 

 

ボディの計画、こうすると少しだけテンションが上がる。実質的にそんなに意味はない。笑

 

 

1ミリドリルのボール盤で穴をあけて貫通させて、裏側から釘を。

穴が1ミリクラスだと、釘は固定されやすい。

出来た!

でも欲張り過ぎて釘が多い様な気がする。

パチンコ台を見てる様な気分。笑

んんん!

やはり釘が多過ぎてやり難い。

言わば一筆書きの世界観。

一つ一つ作るのに、かえって時間が掛かる結果になってしまった。笑

1ミリ直径の貫通針金。

断念。笑 

よくよく考えたら、

これだけの入り組んだ形状。

サテライトやクリアハードでやっている、

ステンレス板と針金の混合で腹を括ろう。

そもそも、頭がクリアって、拘る事も無い。

とりあえずより強固な強度が必要なジグバイブバージョンは後回しにして、

透明粘土透けるくんか、レジンボディに挑戦して、

そこで日の目を見れば、

ジグバイブだ。

とにかく!

前傾シミーフォール。

アクション変クリアバイブの完成に全力を注ぐ。

 

自宅のドバイのタワーマンションにて。

(嘘つけェー!)

自作バイブレーション,のアイ,針金用テンプレート,を作る。

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

すっかり阪神間は寒くなってしまいました。

自作ルアーを作るためのテンションの維持って、

その季節毎の

海での期待感によるものであったりする。

最近、高活性時を想定して、

ザーッと巻く様なルアーを先に完成させる傾向に有るが、

そろそろ

フワフワ感でじっくり誘うブツが旬になる。笑 

25番計画の足踏みって、

その辺りの事情もあって、二転三転している。

この25番計画。

これまで私が後回しにして来た

『気付き』『ヒント』と、

自作ルアーの自作する理由の総集編的要素が大きい。

 

バイブで前傾シミーフォール、とか。

スラロームとバイブのアクション変を楽しむ、とか。

形状で水流に物を言わす、とか。

ソリッドシンペンがソリッドで有る事の意義を最大限に活かしたシンペン、そしてそのノウハウを移植した、バイブレーションを模索する、とか。

 

丁度、型ものに手を出して、引き出しも増えた。

ジグバイブ・クロカモタイプ(アクション変ルアー)・ジグシンペン・フローティングバイブレーション。

この計画はハードルは高いけれど、色々な到達点が隠れている様に思える。

出来ればこの無謀な珍道中の

静かな気付きや

失敗を

何かのヒントにしてもらえたら幸いです。

ニースのカフェにて

(嘘つけぇー!)

 

針金アイと金属板アイ

バイブレーションの骨組みは基本的に、

1mmの真鍮板か、0.5mmのステンレス番を使用しています。

板の段階である程度の成形をしているので、

手捻り沙汰でも、

大体の共通した形が作られる。

切り抜いた板がそのまま形成のガイドとなる訳です。

しかし、

最近、

石膏型沙汰を覚えたので、

そのブツ自体に一つ一つガイドを付ける必要も無くなった。

 

市販ルアーのほとんどが針金製のアイで有る理由を妄想する

そもそも、市販のバイブレーションプラグやソリッドバイブのほぼ全てが、

針金のアイを採用している。

コレ、決まってそうなるには相応の大きなメリットが有るはず。

(コストかな?それとも動きのためかな?)

金属の板を切った貼ったするより、

安価な針金をベースにできるので有れば、

手間もコストも助かるでしょうし、

 

アクション的にパッと思い浮かぶのは、

全体重量の問題、

全体重量が軽い物に、

部分的に比重の重い鉛やタングステンを配する事により、

その落差は大きくなり、

ルアーがキレよくアクションするという理屈。

 

格違いに経済的な針金沙汰 

私が使う真鍮板は350mm×100mm×1mmという奴で一枚1300円程。それを全部19番ヘビーメタルにしたとして、

大体36個ぐらい取れる計算。一個36円なり。笑 

一方それを針金アイで仕上げるとすると(そもそもメタルバイブヤン!ソリッドだったとして)

ルアー用の針金って、

大体500円ぐらいのもんで、

16本ぐらい入っている。

一本で3個ぐらい取れるのでぜんぶで48個。

10円少々のコスト。

と、

アマチュアなら20円ぐらい別に・・・。

と、なるかも?

ですが、

事業ベースで考えると、かなりの違いがある。

続く