自作バイブレーション,のアイ,針金用テンプレート,を作る。

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

すっかり阪神間は寒くなってしまいました。

自作ルアーを作るためのテンションの維持って、

その季節毎の

海での期待感によるものであったりする。

最近、高活性時を想定して、

ザーッと巻く様なルアーを先に完成させる傾向に有るが、

そろそろ

フワフワ感でじっくり誘うブツが旬になる。笑 

25番計画の足踏みって、

その辺りの事情もあって、二転三転している。

この25番計画。

これまで私が後回しにして来た

『気付き』『ヒント』と、

自作ルアーの自作する理由の総集編的要素が大きい。

 

バイブで前傾シミーフォール、とか。

スラロームとバイブのアクション変を楽しむ、とか。

形状で水流に物を言わす、とか。

ソリッドシンペンがソリッドで有る事の意義を最大限に活かしたシンペン、そしてそのノウハウを移植した、バイブレーションを模索する、とか。

 

丁度、型ものに手を出して、引き出しも増えた。

ジグバイブ・クロカモタイプ(アクション変ルアー)・ジグシンペン・フローティングバイブレーション。

この計画はハードルは高いけれど、色々な到達点が隠れている様に思える。

出来ればこの無謀な珍道中の

静かな気付きや

失敗を

何かのヒントにしてもらえたら幸いです。

ニースのカフェにて

(嘘つけぇー!)

 

針金アイと金属板アイ

バイブレーションの骨組みは基本的に、

1mmの真鍮板か、0.5mmのステンレス番を使用しています。

板の段階である程度の成形をしているので、

手捻り沙汰でも、

大体の共通した形が作られる。

切り抜いた板がそのまま形成のガイドとなる訳です。

しかし、

最近、

石膏型沙汰を覚えたので、

そのブツ自体に一つ一つガイドを付ける必要も無くなった。

 

市販ルアーのほとんどが針金製のアイで有る理由を妄想する

そもそも、市販のバイブレーションプラグやソリッドバイブのほぼ全てが、

針金のアイを採用している。

コレ、決まってそうなるには相応の大きなメリットが有るはず。

(コストかな?それとも動きのためかな?)

金属の板を切った貼ったするより、

安価な針金をベースにできるので有れば、

手間もコストも助かるでしょうし、

 

アクション的にパッと思い浮かぶのは、

全体重量の問題、

全体重量が軽い物に、

部分的に比重の重い鉛やタングステンを配する事により、

その落差は大きくなり、

ルアーがキレよくアクションするという理屈。

 

格違いに経済的な針金沙汰 

私が使う真鍮板は350mm×100mm×1mmという奴で一枚1300円程。それを全部19番ヘビーメタルにしたとして、

大体36個ぐらい取れる計算。一個36円なり。笑 

一方それを針金アイで仕上げるとすると(そもそもメタルバイブヤン!ソリッドだったとして)

ルアー用の針金って、

大体500円ぐらいのもんで、

16本ぐらい入っている。

一本で3個ぐらい取れるのでぜんぶで48個。

10円少々のコスト。

と、

アマチュアなら20円ぐらい別に・・・。

と、なるかも?

ですが、

事業ベースで考えると、かなりの違いがある。

続く

自作バイブレーション,25番サロゲート,すったもんだ問題,笑

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

何度も書いていますが、

私の気性は常にやりたい事が行列状態で、

実行していく中で常に追われている状況になっている。

役に立つ・立たないは別にして、

破竹の勢いで発案・プランニングする私の中の甲さん。

それをドゥーイングする乙さん。

本当に実行している時は(乙さんモード時、笑)

『甲さん!いい加減にして欲しい!』なんてマジで思ったりする。笑

しかし甲さんに言わせれば、

発案・発想の電車はそんなに本数も無く、ホームにも、5秒しか止まらない。

サッサと乗って前に進まなくては乗りかえが何本も遅れるらしい。

(ナンジャそれ?大丈夫・・・?汗!)

乙さんはもちろん!このブログを見てくださる方も振り回している感は否めないが、

どうかゆったりした気分で

『キワモノ喰い』して頂ければ幸いです。爆

 

25番サロゲート沙汰

プリズム(20g・63mm・微振動系)をやっている内に、

 

 

ハネラバーを試行錯誤している内に、

 

プルプルタイプのバイブレーションに、ラバーアシストフックを付けて、

S字のシルエットで泳がせれば、

メッチャ釣れるんチャウン?と考えた。

 

その辺ってプリズム・ハネラバー版でもいいし。

 

クリアハード(乙)ハネラバー版でもいいんでしょうけれど、


ハネラバーフックを付ける専用のオリジナルバイブレーションを作りたくなった。

称して『25番計画』

 

その目標設定

①せっかく鋳物をやり始めたのでジグバイブにしよう! 

②アクションは微プルプルタイプにしたい。 

③水平姿勢、浮上しやすいタイプだが、ウエイトは重たい目、ぶっ飛びタイプにしたい。

浮上しやすいタイプにする手段は、受け口にするんでなく、ラインアイ以降のウエイト配分を多めにして、持ち上がりやすさを味付けする。

そもそもジグバイブ構想なら、そういう調整が最大のヤマになる事でしょう。

⑤プルプル感の発動原理も、ラインアイ以降のウエイトを短くする感じはこのプランでは無理なので、

ルアーの顎を下向きに重くなる様に配置してその上、バランス的に前傾になり過ぎない様にするように調整してみたい。

⑥顎にボリュームがある場合、顎の後側のアイをギリギリに前にして、

巻いている時に、フロントのトレブルフックが隠れるぐらいに、

お腹を痩せ気味にすれば

ボトム絡みの狙い方でも根掛かりし難くなるんじゃないか?

⑦理詰めに負けないで、魚感は大切にしたい。笑 

と、マァ!

こんなバカげた煩悩の塊(ミルクボーイかぁ?)を仕込む。

 

ひとまず針金を組んで

水の1.5倍程度の比重かと思われる

『モデナ』

(乾けば硬い干し芋ぐらいになり、防水になる粘土)

でマスターを仕込む。

 

ジグバイブと言えば

アピアさんのビットVというお手本がある。

ジグバイブと言うと

『引き重り必至?』的なイメージが湧くが、

リアが軽く無い、

というのは結構軽快なブツになる。

ビットVもやや強い前傾が気になる感は有るが

巻き心地は意外に軽快で、サクサク感がある。

廃盤になったとか?なって無いとか?

村岡氏以外に使っているソースが見当たらない。

アピアの方がバンバン使っている所を見せてくれたらもっと売れただろうに、

廃盤になる様なバイブでは無かった様に思う。

とマァ!そんな事考えながら手捻りしていると、

完全にビットVに引っ張られた。笑

一日だけ乾燥させて、

一度だけセルロースセメントに通し乾燥させた。

コレをマスターとして、鋳物用の石膏雌型を作る訳ですが、

なにぶん、

初めてのジグバイブ。

ちょっと自信が無くなる。

(珍しい!!)  

 

厳密にはジグバイブは実は初めてでは無い。笑 

というか、

シーバスを齧り始めた頃、

初心者なのに入門フィールドを

垂水漁港

(潮が急流の様に満ち引きする明石海峡の一番地)に設定した。

 

例えるなら、

まるでソレは

 

初心者マーク付きの軽バンで

F1のサーキットを走る様な物。笑 

 

今思えば、

潮が動いているときは、ショアジギの方でも

100gクラスのジグを投げないと流されて釣りにならない場所。

せめて潮が動く時間は緩やかになったとて、30g・40gのバイブレーションが必要。

しかし当時のそういったバイブレーションって、やけに引き重る。

シルエットが小さくて(60mm代)、

『30から40gで、微振動系のバイブレーションを投げたい!』

となった。

続く