鱸ラバーII,構想

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

さてさて物理的な空き時間はまだまだ少ないにしても、

頭の中はへっぽこ工房復帰に向けていろいろ考えられる様になって来ました。

釣りには中々行けないけれど、我が家にはシュレディンガーとミックがいて毎日遊んでいる。

ルアーのアクションと猫ちゃんじゃらしオモチャのアクションにはチョットした共通点があって、

かの巨匠村上晴彦氏の

『ネコリグ』なんかも、

「ネコソギ釣れるからネコリグ」と申されているが、

猫と遊んでいる時に思いついたのでは?と思ったりする。笑 

ルアーも共通であろうが、ネコちゃんじゃらしオモチャの操作次第で

猫ちゃんの興奮具合も雲泥変わる訳で、

単純なロールよりもスラロームの方が圧倒的に食いつく事象は多いし、

一本調子に引っ張るより、たまに止めて停止させている時に飛びつきに行ったりする。

地上で水中と全く違う環境であるにせよ、ルアーの操作に関して猫ちゃんと遊ぶのはかなり参考になったりするのです。

そしてほぼほぼ100円均一で入手している猫じゃらし。

これ、アクションが発揮される向きとかが微妙にあったりして、ズルビキルアーを作るのに結構なヒントが隠されたりしている訳だ。

 

古典的なテキサスリグに隠された革新 

昔、昔、ワームのリグといえばほぼほぼテキサスリグだった訳で、

言わばライン自体に中通しオモリが通り、オフセットフックで止まって、ワームとオモリの関係は一応誘導となっているが

実は針の結び目がオモリを押している状態で巻いている間はほぼほぼ固定な訳です。

しかしながら巻きの強弱がワームに与える影響は多大で

誘導の効と言うよりもオモリとフックの接続がラインである事に

テキサスリグのアクションの特徴が集約されているかとおもう。

例えばテキサスリグで有ればちょい速でズルビキリトリーブした時など、ボトムの起伏の影響をモロに受けてワームが艶かしく動いたりするんだが、

どんなルアー釣りでももっと活用されて然るべきだと常々考えていました。

 

猫ちゃんとの遊びの中で再燃 

猫ちゃんと遊ぶ時はリビングの絨毯の上。

猫ちゃんじゃらしを絨毯の起伏を感じながら引っ張るとつなぎ目の角に引っかかり、

その後ろは影響で蛇行軌道を描く。

これを海中でのズルビキに応用しようと思いついた。

ズルビキと言うと、先ず先に根掛かり対策を念頭に置いてしまうが

フックがオフセット状態で有ればそんなに気にしなくても良いし、

私の釣り場は大抵ゴロタや砂浜なので、アクション重視で考えて支障はないと考えて、

よりボトムに干渉しやすい逆バレットシンカーはどうよ?

そしてワームはボトムに対してヤヤ浮くぐらいの匙加減で、これでボトムをウネウネ這うやつが出来上がり!

か?

(いつかの実行編に続く)

沈下・漂い,シーバスに新たなアプローチ?

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

この5年ぐらいで阪神間の釣り場事情は激変している。

まず神戸市沿岸は基本的に釣り禁止に近い状況になっている。

その影響でただでなくても釣り場所選び放題でもなかった阪神間のシーバス釣り場は激減して行く。

そこに輪をかけてシーバスやチニングがチョットしたブームになったもんだから、

ますます釣り場の人口密度は高まる。

だからランガンたって、人が沢山いるので、一級地では成立しない。

ココと決まったらそこで幾分粘る必要があるし、

場所変えしようたって目的の場所が空いている保証はないし、なんなら空いて無い可能性の方が高い。

平日に休む私とてそうなんだから、日祝に釣りをする人は尚の事そんな状況だと思う。

 

ネコリグ・常吉リグ創生期の村上晴彦氏 

琵琶湖のブラックバスを漁港や浜のオカッパリで釣るのが流行った昔、釣り場所がどんどん荒れて、しりつぼみになりかねない状況だった頃、

一人の若い青年が現れた、村上晴彦氏である。

まず釣り場がハイプレッシャーになってしまってヘビキャロ大遠投で竿抜け狙いという釣り方は村上晴彦氏の師匠の時代から広まっていたみたい。

んで、

村上晴彦氏がやったのは完全食わせ集中の釣り、

当時ワームとてテキサスリグなんかで巻くのが主流であったろうし、

あとはミノー、クランク、スピナーベイトの世界観であったろう状態。

それを小さく軽いワームをゆっくり誘いをかけながら沈下させて、着底したら余り移動させずに誘うというセコ釣りの世界観。

基本的に自分が動くのではなく、移動している魚を止めるという趣旨がベースになっている。

 

浮釣りでも落とし込みでも沈下で大概が決まる

餌釣りをしていても餌がベタっと定位置にあったりしていると食う確率は下がる。

大抵が沈下中か餌を動かす様な動作中にアタリは起こる。

大事なのは餌が1番下に有る事で、

仮にラインを先行して沈下させる様な事になるとマァ食わない。

 

ラインは見ていると言うより存在感

ライン・ルアーを『見切る』と良く言っているけれど、

不思議な矛盾に気づく。

魚が大きくなるとラインは太くなり、魚が小さいとラインは細くなる。

ラインが見えていたら魚が食わないと言うのならマグロ方がメバルより何十倍も目が良いなんて事はないだろうし、

10号のPEでもメバリングを楽しめるはず。笑 

例えば下から食い上げる時は見えてるリーダー込みの判断で食うか食わないか決めているだろうし、

興奮させる事ができれば判断基準はどんどん甘くなるんだと思います。

しかし、辛い状況の魚に食わせるのなら、リーダーはルアーの真上に立っているのが理想になるんじゃ無いか。

前記のネコリグ・常吉リグがもたらした釣果も

その推察と一致していると思う。

続く