自作ミノー,カマキリ,潜る犬とフゲン沙汰,ルアーの素材

ようこそおこしいただきました!フミニイです!

6年もルアー作りをしていると、カタカナも九九もできるようになるし、笑

一回の作業工程で試さなければいけない型作りも、幾分かは能率的に出来る様になる。

結果が早く判る様にテンプレートの中に何通りもの案を盛り込んだり、

上手くいく理由や、上手くいかない原因も

多少は早く理解出来る様に成るって来た。

下手な鉄砲も何とやらという話。

そしてその下手な鉄砲も連射して弾を急いで詰めて、バンバン無鉄砲に打つ様な感じではなく

ゆっくり落ち着いて、風や弾道を意識しながら、100発打たなくても10発で自分が設定したマトに当てられる様になって来た。

乙さんも大したもんで、笑、

甲さんの要望をワンサイクルの工程の中で何通りか実証していく工夫が出来る様に。笑 

そして現状、

『センジュ・ギリフローティング88』の完全型追求をベースに

『ギリ・シンキング』

『シンキング』

『メッチャ・シンキング』

『メタルミノー・フゲン』

『メタルバイブ・ハーフムーン』

『潜る犬』

『メッチャ潜る犬』

『潜らない犬』(どこまで行くねん!)

『1番デイミノー・カマキリ』

『4番デイミノー』

『逆さま4番マル秘ペン』

『5番マル秘ペン』を同時進行させて行ってる。笑 

能率良く作業を進めていくポイントは、

一つ素材を加工していくセッティングを維持したまま、

何種類かのパーツを焦らずに完成させる事。

真鍮・ステンレス・アルミ・防水粘土・エポキシ粘土・木材・針金。

早く組み立ててしまいたい衝動を抑えて、パーツを徐々に形にしていく。

結果的に全てが揃えば組み立てて、テストをする。

重要度やその時のノリで優劣はあるにせよ、

最近の段取りはそういう感じ。

そして今は

『桐』と『真鍮』沙汰。笑 

桐沙汰に入るにセンジュの桐バージョンもリストに上がる。

海での使用感と浮力の相関関係の中でバルサまで浮力が有ると、浮力が高すぎるネガが浮上して来た。

しかしこのネガ!願ったり叶ったりで。(韻を踏んでるつもりかァー!ややこしいネン!)

『サクッ!サクッと!』

センジュはセンジュ。

カマキリはカマキリで、

海での使用感を完全にしっくりなじんだ感じに仕上げたい。

んで!

いずれにせよ最近の流れ的に真鍮沙汰は免れない。

カマキリのリップ。

フゲンの傘をはめられるボディの切り出し。

ひょんな事から

『逆さまに成りたがっている!』と感じた

『4番マル秘ペン・クローバーリップ』 

『23番サロゲート・ハーフ・ムーン』の67mmサイズUPバージョン。

andジョイント版

(小さい事を誇る以上の可能性がでてきた!)

『4番デイミノー』のリップ

(センジュ・フゲンの後はやはりミロクを目指す、笑)

いやぁ!最近、

あれだけ硬くて嫌だ!と思っていた、真鍮1mm板は

1mmステンレス板と格闘した結果、全然O.Kになって来た。んで、

リップも急ぐがカマキリのボディをとりあえず。

バルサも再挑戦。

基本的に同条件下でオモリだけやや上にした、

そして後方にほんの少しバランスが移動する様に、完全なド円柱のウエイトを5.5gはめる。

その中で一つはリップそのまま、

一つはリップやや大きめ、リップの根本には1.15gの丸ビシをはめる。

川ではメッチャバタバタして、海では初号機の程良さが再現出来るように。

そして桐バージョンは新たなバランス感覚で挑む。

そうそう、下腹部のフォルム、コレも逆V型から、逆台形にする。

甲さんが望んだ大冒険(遠回りパターン)

そうそう次の休日までにテストするなら苦手な針金もたくさんやらないといけない。

報告は今日はここまで!

さて!作業!作業!

続く

第四話,自作ミノー,『カマキリ』,御前浜釣行記

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

逆風南風の御前浜。

南風と言うと、

なんとも清らかで明るい感じがしますが、

自然とは常に清らかで明るいものでは無い。

いくら湾奥と言えども波は大海から打ち寄せる。

波は御前浜に打ち寄せる。

そして海から色々な物が流れ着く。

普通なら波は打ち寄せ、そして戻る。

それが海から暴風が吹くと、戻る力が弱くなる。

流れたものは、イヤ!流れた水でさえ浜に留まる。

 

寄せては返す波、以外に潮の満ち引きによる流れがある。(マァ、波も似たようなもんだけれど)

特に狭まった湾奥は川の流れの様に、潮の満ち引きが流れとなっていく。

御前浜側と西宮浜(埋立地の石畳み)の間の、

丁度真ん中の澪筋に、

潮位の急変時には、川の様な潮の流れが出来るが、

その流れに乗り切れない、なんだかんだが浜に来る。

今日は赤潮だか青潮だかよくわからないが

南風の影響もあるのだろう嫌な濁りが広がっている。

テストはまずまずの結果であるが、

アングラーとして、なにがしの成果は得られそうに無い。笑 

6年も通うと、

ひらがな・漢字・九九は出来る様になる様に

ヘタッピな私でも

『この状況は移動!』という事は判る。笑 (っても、移動はしないんですが)

先週に引き続き、気配を感じない。

あれだけ本来私的に不本意な釣果であるチヌハンも

(巷ではチニング師であるという声も有るが、笑)

『君はいいんだよ!』から 

『君でもいいんだよ!』に変わる。爆

 

『今更なによ!』と

言われているかの様に、キビレハンの気配すら無い。笑 

 

センジュとカマキリに気をとられて、

『御前浜スペシャル・プルプル52』を一つも持って来ていない。

そもそも考えたら昨年は大半を南甲子園浜で過ごした。

御前浜も、私も、変わっている。

魚にとって、安心できる落ち着く浜に戻るには

幾分時間はかかるかも?

 

せっかく手にしたカマキリの

『得難いバタバタ感』

海でもそのまま再現したい。

問題は比重のチョットした違いと水押し感の重みの差異であろう。

相反する課題。

軽い事は優しいか?

という論点。

ミノーって浮くものを、ウエイトやリップで水中に押し入れる事も有る訳だから、

決して軽いが優しいとも限らない。

軽いが厳しい時もある。

海水の重いと、バルサの軽いがルアーに厳しいという、訳の判らない理屈が発生する。笑

わかっちゃいたけれど敬遠していた『桐』待望論が囁かれる。笑 

バルサの比重はざっくり0.2。対して桐は0.4ぐらい。

ギリ浮くありきのセンジュ・ギリフローティングと違い、

ゆっくり沈んでいく物を更にリップで潜らせるとなった場合、

浮力とソレを沈ませる為のオモリは動きの負担になり動きのキレを失うという推察。

しかもカマキリの場合、飛ばすという事にかけてはまだ余力もある。

しかも水平フォールの挙動はもう少し早く沈んでも手足の様に扱うフィーリングは損なわない。

よって、

もう少し早く沈んでも根掛かりを回避し辛い仕様にならない模様。

しかし桐は少々苦手、

杉程硬くは無いが、バルサぐらい脆い。

しかし本質的な強度はバルサより有る模様。

しかし加工のシンドさはバルサの比では無い、

アガチスより少々マシな程度。

しかし比重を倍にしたいからと言ってバルサを倍にするわけにもいかない。笑 

この場合浮力が倍になるので明らかな逆行。

比重の世界観はややこしい。笑 

んで、

オモリを総重量7gのまま、

比重だけ倍にした状態で想像している沈下速度になるか?というとそうとは限らない。

その上へんな『魔が刺す的状況』が・・・。

『(甲さん)シミーフォールしないかな?』

 

『(乙さん)ブルブルブルブル!エッ?もう水平沈下で良く無い?』

 

『(甲)カマキリのお腹をVの字にカットしたけれど、逆台形にしてオモリの位置を少しだけ上に上げたらどうよ?』

 

『(乙)分かりました!分かりました!逆台形はやりますけど!オモリの位置は勘弁して下さい!』 

 

『(甲)わかったよ!逆台形でシミーフォールしなかったらやり直してネ!』

(コレはご存知自問自答のさまです、爆)

 

『(甲)あっ!そうそう!バルサのまま、ウエイト総重量10gバージョンとリップやや大きめバージョンもやってみよう!』

 

『(乙)アプアプアプ!汗』

(何度も言いますが自問自答のさまです)

 

もう一度武庫川に寄って淡水テスト。

『この動き絶対釣れるで!(甲・乙)

海で必ず再現してやる!』

続く