御前浜釣行からの西宮回生病院からの南甲子園浜 3

ようこそおこしくださいました!富巳にぃです!

冷やしぶっかけうどん(大)と、野菜かき揚げ、しそ昆布オニギリを丸亀製麺で頂いて、

いざ、南甲子園浜へ!

潮はよく動いている、

というか荒れてるぐらい。

潮目もバッチリ出ていて、感じは悪くない。

この状態だと、偵察ではなく文句なしに対戦始め、となる。

マァ大人なので、

(映像は夙川河口)

この期に及んでウェーディングはしないで、オカッパリ限定。(大事な右手のまもるため)

 

スレスレ橋脚攻めも、元々少年時代、左竿で練習していて、右竿ではミスが多かったが、今日は風があるのに、ノーミス、ピンスポットイン、殉職者なしで探り切れた、ただしこの辺りはかなり釣り荒れしている模様。

キャスト練習と割り切る。

私の挑む、釣りではない。

 

(橋の奥は有名フィールド、鳴尾川導流堤。)

橋の北側の石畳み、潮目が絶好のチャンスと言っている。

南から北への潮の流れが川のように、サーフからの波と当たって鏡状態、撒き餌釣りならあそこに打ってステイさせたい所。

軽いルアーをアップ気味に少しだけレンジを入れて引いて行くと、凄い引き、おそらくシーバス!

やった!潜ろうとしては、泳ぎを繰り返す。

ボラ、エイ、チヌではない。

最近釣りが雑になっていたのでドラグを緩くしていたのが良かったかも。

少しドラグを締め戦う、丁寧に丁寧に。

 

「ん?」

 

「根?に入られた?」

 

根掛かり状態となる。

 

ここは死に竿で待ち続ける。

 

1分程後にしゃくってみると、

 

出た!やったほぼシーバスで間違いない、多分デカイ!水がカフェ・オ・レなので見えないが、ボラはこんなことしない。

 

だいぶん上がってきた。  

 

 

「スン!」

 

 

バラした!

 

あ〜〜っ!

 

なんでバラすかなぁ!

 

今年はバラシ年か?

 

もう一度、同じようなバラシをやりやっと理解した。

 

この石畳みシーバスが入り込めるスペースがある模様。

 

行き慣れない場所に来て勇ましく宣戦布告したものの、

最近はほぼ砂地シャローのウェーディングばかりやってて、

根に走られないようにとか、

10段階レンジとか

そんなこと微塵も頭のなかにありませんでした。

ガラパゴス(ここでは愛しの御前浜を指す)で進化せず、退化してました。笑

(多少は進歩もあるか?)

 

しかし、しかし、シャロー砂浜あり、石畳み、橋脚、防波堤(チト浅いけど)、超巨大排水口付きベランダもあり。

駐車場も1日最大600円で4月から10月の間は7時半から21時まで空いています。

ゆったりとデイゲーム後の夕まずめ狙いを私のような初心者がやるにはぴったりです。

注、

西側はサーファー専用ゾーンがあります。

防波堤は浅い目なのに,足場が良いんですが異常に水面から高いです。(確か5mのシャフトでギリギリだつたような?)

ベランダの柵は錆びて朽ちてます。フローティングベスト等、無い方は危ないです。落ちてしまうと上がる場所がありません。

ベランダまで行ってしまうと、トイレも無く、モチロン、なんかあった時、通りがかりの方に助けられる確率は低いです。

単独釣行はおススメできません。

足場もよく、いろんなパターンを体験できる気軽な場所ではありますが、

決して安全な方では無く、どちらかというと危険な釣り場所です。

くれぐれもルールを守り、安全なつりを心がけてください。

釣り場所が立ち入り禁止になってしまわないように釣り人同士で協力して行きましょう。

宜しくお願いします。

以上、シーバスの針が外れて、

僕の針が外れない話でした。笑

 

 

御前浜釣行からの西宮回生病院からの南甲子園浜 2

ようこそおこしくださいました!富巳にぃです!

前回の続きです。

 

何とか車に乗り込み、西宮回生病院

(火垂るの墓にでて来た回生会)に到着。

念願の手洗い、髪直しは出来ず。

入り口で係の方に

 

「あの〜、針が手に刺さって抜けないのですが、見て頂きけませんでしょうか?」

と、

シミュレーションどおり、礼儀正しめを心がけ、

照れ笑い浮かべながらお声がけすると、係の方は、

お化けでも出たかの反応で、

 

「エライコッチャ!」と、直ぐに急患扱いしてくれました。

 

もっと大変な方を沢山これまで見てこられただろうに、凄く思いやりを感じる、ご対応、ありがたいことです。

 

遊んでてドジったオッさんは何か申し訳ない気分です。

 

「すぐに2番で見ますので、しばらくお待ちください」

 

待っていると

 

「今日、保険証はお持ちですか?」

 

「はい!持っていますが右手がこれで出せません」

 

保険証は先ほどヨガのようにぐねって必死で取り出した財布の中です。(笑)

 

「いいです、いいです!ではお名前は」

 

「〇〇富巳〇です。」

 

「痛いでしょ~!もう少しだけ待ってくださいね」

 

「ええ!お気になさらず」

 

そりゃそうだ!

 

こんな大きくて立派な病院、

 

それなりに深刻に具合の悪い人がたくさん待っているはず、

 

こんな悪ふざけで手にルアーをぶら下げた、

 

レジャー日焼けのおっさんなどできるだけ後回しにすればよい。笑

 

かなり痛そうに見え、通りがかりの人も苦悩の目で見ていたりしたが、本人はそれほどでもない、骨は無事みたいだし。

 

こんなのより、

 

タンスの角に足の小指をぶつけた時の方が10000倍痛い。

 

野球のボールが股間に直撃した時の方が20000倍痛い。

 

歯医者さんの器具が、間違って、神経近くに当たった時の方が50000倍痛い。

 

しかしこの病院はみんな忙しいのに親切で、

 

人を不安にさせないための様々な声掛けを、看護師さん、事務受け付けの方ともに、丁寧にしてくれる。

 

診察室に入ると、

これ又、

温かく優秀そうな先生が、

レアケースな急患ながらたじろぐことなく、私の希望も聞いていただき、

針の根元をニッパーで切り針先を貫通させて針先から抜き、

あとは患部のばい菌をひたすらとる方法(ふつうは患部をメスで切り針を取り出し何針か縫うのが基本らしい)で処置していただいた。

 

これだと大げさな包帯を巻かなくて済む。

「あっ!ペアンだ!」

とか

「すごいニッパーだ!」

とか

心の中ではしゃいでしまった。

 

やっと取れた!これで普通の人間に戻れる。

 

ヘタレのくせして、車の修理、散髪でも

注射でもこんなエグイ処置でもジッと見る。

興味深い。

小さい頃は勇ましい子と、思われただろうけど、

 

今は多分、なんかあったら訴えるつもりかと、

 

思われているかもしれない。

 

イエ!違います。

把握したら、自分でやってやろうとたくらんでいるだけです。笑

 

麻酔が効いて親指の付け根だけルフィのように膨らんでいるギアサード感。

 

念のためレントゲンを撮ってもらい、点滴室へ。

血管が細く針が入らないので、大抵、手の甲か手首の表側に針を刺されます。

(肥えているせいではありません)

 

天井を見つめて退屈する。

 

かなり、苦手な設定。

 

看護師さんが話ししているのが聞こえる。

 

こんなレアなケースは器具を揃えるのに、モタついてはいけないので、

いかに素早く揃え、特別な薬品などを、常に新しく常備する為にどうやって回転させるか、相談しあってた。

 

多分ぼくのせいです、ごめんなさい。

 

よく、刑事ドラマで拳銃に撃たれた刑事の手術が無事成功し、

 

助かった刑事に、同僚が医師から預かってきた、摘出後の銃弾を見せる時、

 

その銃弾が入ってがちな袋に

 

僕のルアーも!!

西宮回生病院、温かい良い病院でした。

おまけにお隣の処方薬局まで仕事は早く、

説明は丁寧でチョット感動。(ビザン薬局)

ありがとうございました。

鉄人Mさんに挨拶をと、

河口から見渡すがもういらっしゃらない。

当たり前かもう1時です。

潮も動いていません。

これが本当の潮時に帰られたのですね。

手はギアサードのまんまだが

チョット酷い不完全燃焼感。

このままでは一酸化炭素中毒でまた病院に逆戻り。笑

「チョットだけ・・・」と南甲子園浜へ。

続く