第十話,シーバス,ワーム,自作,存在意義を考える

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

イヤイヤ!

完全に私の環境は秋になってしまって、

何だか忙しいせいなのか、季節の変わり目が祟ってるのか?

体調が今一つ。ダイワさんやらアイマさんやら、アピアさんやら、イッセイさんやら、試したい新発売のルアーも沢山有るけれどそう言うのもお座なり。

とりあえずセンジュを筆頭とする、

デイミノーシリーズと、

ワーム四苦八苦沙汰。

それにオリジナルのキャスティングジグ、メタルバイブ沙汰と

具現化の課題が山積み。

釣りどころではありません。(本末転倒!)笑 

今日は

私が常日頃から疑問に思っている、リップ付きワーム(何ならデーブダイバーワーム)がこの世に存在しない理由について、

自分なりに分析して、その理由を腑に落ちる様に文章化して自分なりに納得してしまいたいと思います。笑 

ゆったりと巻いていると斜め上に引っ張る力を転化して、真っ直ぐ中層以下を直進してくれるミノー。

その利便性をワームに採用したいと誰もが考える事だと思います。

プリプリ泳いでくれているミノーを見るたびに『アレのボディが柔らかいワームだったら、最強アピールずんじゃネェ?』なんて妄想する方は少なくないのでは?

ワームにリップを付けないのは何故なんだろう?

そもそもジグヘッドにも、スイムベイトにも、リップは付いていない。

たまに申し訳程度のリップらしき機構やスタビライザー的な機構はありますが、

樹脂製の硬いリップが付いて居るものは極めて少ない模様。

私の知る限り、有名どころでスイムベイトでリップがちゃんと付いて居るのは、ブルーブルーさんのボラコン。

ボディ自体はワームのマテリアルを使いながら、リップは硬質樹脂というのは非常に珍しい存在。

ジョイント部分に布を使っているらしく、実際に購入して投げた訳ではありませんが(まだなんカァーイ!)、

ジョイント部分以外はブルーブルーさん独特の強固かつ柔軟な素材を使っている事でしょう。笑 

 

この世にリップ付きのワームが沢山存在していてもおかしくないのになぜ無いのか?と

時には誰もが想像したりするんでしょうけれど。

クランクの様にプルプル動くルアーをワーム化すれば、

そのプルプル感に拍車がかかるんじゃないか?とか。

まぁ、

ソレに近いと思しきルアーは無いでも無いですが、

ワーム素材のミノー的な物が無い、又は難しい理由について今日は思いを巡らせたいとおもいます。

 

ミノーが動く理屈を想像する 

例えばロングビルミノーで想像してみる。

大抵、長いリップの中程にラインアイが付いていて、

リップ対ラインの関係性で考えると、

凧と凧糸の関係に似ている。

ただ方向性は凧と180°逆でミノーの場合は水圧で下に行こうとする。

ここでややこしいのが、糸の長さ(角度)と引っ張る方向の問題。

凧の場合、常にボディに付いた糸の角度は直角に近く、糸側の面は風が当たっているので、

凧は上にしか逃げられない。

実際はやや傾く様に若干上に支点がある様になっている。凧揚げ人間を中心点として、出した凧糸を半径として、円を描いていく力が働くが、

凧揚げ人間が糸を少しづつ出していくので曲線は緩やかになり、上斜め向こうに飛んで行くという寸法。

ところがミノーのリップの場合、凧と全く逆の理屈で下に下に円形を描く的に真ん中やや上方に糸を結ぶ(リップを凧と仮定した場合)

凧ぐらい軽くて大きければストンと円を描きリップはボトムに衝突するでしょうけれど小さくて重いので水を受けきれず横向きになるはず。

しかし重たさのあるボディが後に付いていて、完全に横向きにさせてもらえないし、支点から逸れたボディに水圧が掛かり、元に戻ろうとする力が働く。

シンペンも同じく、左右に揺れるのははみ出た時にボディに水圧が掛かり、元に戻ろうとする強い力がバランス良く働く事により、連続的な揺れが真っ直ぐに巻くだけで発生している。

結果ミノーもシンペンも釣り人が上に向けて引きずってくるので

ボディの背中の面に力が強く働き、硬いボディが水圧を掻き分けようとする。

ボディがワームになった場合 

んで、完全にボディがフリー状態のワームになった場合。

極端にゼリー状の緩々のゴムになったとして、

そしてボディ中程にウエイトが仕掛けられて、その部分は綺麗に固定出来たとして、(そんな事は中々出来ないけれど、笑)

1番前にラインアイを繋げたとして、引っ張ってもウエイトから先の柔軟な部分が伸びていく結果になる、

しかも、ウエイト以降のボディは柔軟に曲がって左右に行こうとする事を防いでしまう。

背中に当たる水圧もボディ自体が曲がってウエイト自体を動かす動力となりうる水圧をいなしてしまう。

だから結果、全体像で言うとブレード状のブツになって、気持ちよくクルクルと回ってくれるのです。笑 

 

柔軟に動き過ぎるという事 

んで結果、

縦に柔軟に動くという事は『ゴム性ミノー』を成立させていく上でかなりの壁になる、と言うか大事な壁を失う事になる。

斜め上の力に対して背中が水を押して対抗する、そして押された水が左右に逃れる。

リップに対してこの部分が固定されているからこそ、リップの天地が維持できるのです。

そして横にも柔軟過ぎる状態で重心が前方に集中していない状況だど、

キャストした時に大抵はクシャクシャっと丸まった様になり、

フックを2つどころか一つ付けるのもはばかられるブツが完成してしまう。

 

ワームミノーの夢 

しかしながら、ミノーの動きとレンジコントロールのオートメーション化のメリットは多大で、

100%フルに柔軟成を開放するのではなく

要所要所に制約を設ければ不可能では無い様に思います。

そんな制約をクリアしてハイブリッドやスイムベイトは活躍している。

現に私の知る限りボラコンちゅう存在も有る。

ウォーターランドさんのアーマードスイマーなんてジグヘッドのミノーだったりするし。

しかしミノーがゴム化って純粋にはまだまだ余地が有る。

って言うかまだ無い様に思います。

常識に囚われていない、素人さんの感覚をメリットに転化して、笑、

いろいろ考えてみれればと

目論んでおります。

続く

第九話,シーバス,ワーム,自作,存在意義を考える,御前浜強行記

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

阪神間はすっかり涼しくなって。

例年ならまだ夏感が9月一杯は残っていたりするんですが。

今年の夏も暑いんだか、涼しいんだか、わからない状況で。

太平洋の水温がどうの、

エルニーニョがどうの、

二酸化炭素排出量がどうの言った所で、

素人にはとてもじゃないけれど、

整合性のある論評など吐けなくなってきてしまっている。

 

自然なんていう、

非文明的概念に

『異常だ!なんだ!』と言うのって、

もうやめにしませんか?笑 

 

御前浜強行記?

木曜日に御前浜に、行った事は行きました。笑

(出だしから釣れてないのバレバレ、笑)

前日に雨が降っていたのですが、自宅近くではさほどの様子で

海には関係ないと思っていました。

その日は大潮

朝に満潮、と好きでは無い状態。

イヤな予感しかしませんが、笑。

『あっ!そうだ!ウェーダーを履かないで岸から陸っぱりをやってみよう!』と

御前浜強行。

ゴロタ横の1番便利な駐車場は8時オープン。

到着は7時45分。

一旦横に停車して、ハザード出したまま、浜を偵察。

(ダメそうだったら南甲子園浜にしよう!的な)

ダメー!

ゴミシェードが・・汗!

でも、そんなに濁って無いし、

障害物レース的釣りでもやってみようか?的な。笑 

大型ワームの製作中だし、

イッセイさんのキャラメルシャッドの5インチとか、

沈み蟲とか、

その他大型ワームにオフセットフック付けてやってみようか的な。

浮きゴミをブラスにする釣りと言ったら、オフセットフックで針先がワームから出ていないというのは心強い。

考えたらこういう時にトレブルフックをぶら下げた釣りだとアタリ云々の以前に釣りにならない。

実は非常に魚の活性は上がっていたりして、意外な経験ができるかもしれない。笑

アタリが出るか?だけでも確認したい。

 

マァ、

今の私の課題は

このクラスのワームでテール近くにトレブルフックが付いている感じの物を作る事だから。

デカイワームの使い勝手も慣れておかないといけない。

 

太いワームはデカく見える

でも不思議?

5インチのワームちゅうとデカイなぁ!と感じてしまいますが、

ゆうても12.7cmなんで、

ミノーとしては小さくも無いし、大きくも無いという感じ。

沈み蟲の2.6インチなどセンチにしたら6.6センチという所で、全然小さい。

でも!針のせいか?ボディの太さのせいか?

デカく見えてしまいますね?

 

我がアイドル達にお話をして。(涼しくなると沢山出てくる)  

跳ね橋の水中のスリットに(YouTubeに掲載されている水中動画などでは、チヌはんやシーバスはんがワンサカ居る)

沈み蟲をバックスライドで入れる的な狙い方を、

あろう事か、海で実行。

一発でアタル!笑 

のらない!笑 

次はじっくり待ってあわせる。

のらない!

んんん?

ここでフグなど余り見ないけれど言うと、そういうタイプのアタリ。

魚も小さいんでしょう。

イナっこらしきベイトの群れが散見される。

彼らにコレといった警戒態勢を示す動きは無いが、たまに小さめの何かがライズしている。

秋だし、定石ではベイトサイズは大きめ、

だからルアーも中の上サイズをと、投げていたが、

イリコサイズの片口イワシが打ち上げられている。笑

ソレに乗じてルアーも小さい目に替えて。

とマァ、その日はそんな感じ。

 

オフセットフックの弱点 

ワームのボディの中にオフセットフックを通して、

針先を最終的に背中に潜らせると、

トレブルフックの様にゴミや海藻が引っかかったりしない。

沢山のルアーを根に剥奪された、私としては、笑 

オフセットフックの『根掛かり気にしないで楽しめる感』は

通用するもんなら活用したい。

例えば神戸市垂水区塩屋の冬。

ミニ防波堤の東側の一帯は海藻がブッシュの様に生い茂り、

なんか一杯潜んでいそうでワクワクする釣り場なんですが、

トレブルフックは当然、

ジグヘッドでも釣りになり辛く、

昔の村上晴彦さんの琵琶湖の沖のブッシュに

ガンガンオフセットフックのワームを入れていく釣りを拝見して、

このノウハウを持ち込む事はできないか?と考えてしまう。

 

しかしマァ!海なら

根魚系は丸呑みしてくれやすいのか?

オフセットフック系は既に沢山登場しているけれど、

シーバス用では皆無。

しかし、ガッツリ咥えさせて、ドンとアワセる。

そんなタイプの釣りなど、よっぽど条件の良い時でないとありえないか?

どう考えてもシーバスはんの噛む力って、そんなに強くない様だし。

 

イヤ!マァ、だから。

ワーム自体は自由に動く構造の中で、

シーバスはんがやりがちなファッとしたバイトに対応していくには、

やはりリアフックアイ辺りからラインを出して、フックを結び、

テール辺りでくっ付けるしか無いですね。

問題はラインの強度と、ワーム自体の動きを妨げない柔らかい素材のラインの材質(pe・タコ糸レベルでないと)

たわんだ状態でワーム内に収めて存在させる事。

何案かの対策はあるのですが、検証してうまくいったら又。

 

針先を隠した上でフッキングに長けた構造は作れない?  

ワームへの針の装着方法として、ど定番のオフセットフック沙汰。

この半世紀以上普通に存在した、素晴らしい針の形状とワームのハーモニー。(彦摩呂さんかぁ!)

ヤッパリ最高のアドバンテージはどんな所でも安心して通せる所。

欠点はフッキングミスが多発する所。

特にシーバスでは

『引き付けて!引き付けて!ドン!とあわせる!』的にあわせる事も余り無いので。

たとえ、完全に口の中に収まったとしても、すっぽ抜けるイメージしか湧きません。笑 

しかし、この便利なオフセットフックの仕組み。

懐は大抵ワームの下腹部に逆アーチ状に出ている。

ここがワイヤーだったらどうよ?とか。

上向きに針先を出してふわふわの中空ワームがかかっているだけの構造はどうよ?

とか。

水平に迫ってくる障害物には反応せず、少しでも角度が付いた、魚がかじった様な力が働いた時にのみ、針先が飛び出す構造とか。

研究なさってる方はなさっているんでしょうけれど。ずっと考えて眠れなくなる日も有る。

続く