第六話,シーバス,ワーム,自作,存在意義を考える

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

いよいよワームに手を出していく私ですが、

シーバス用と謳われているワームに

5インチクラスのデカイ目の無いのは不思議?

(ソリャ釣れへんカラヤ!)

 

下世話な話。

ワームって大体何用にしてもワンパックは似たような価格設定。

ソリャメバル用とかの極小のワームなら

本数が倍入っていたりする事も多いけれど、

シーバス用のワームってそんな目線で見てみると、結構高級品。

お肉じゃあるまいし、グラムいくら?の世界観では無いにせよ、

ちょっと上品過ぎてお腹一杯にならない感じ。

そもそも最近はミノーでも140mmなんちゅうサイズを

昼夜問わず誰もがいつでも投げてる状況下。

シーバス用ワームも太くて長い時代になっても不思議じゃない。

そもそもワームってソレ自体が高比重で全体ウェイトが稼げるので、

デカくてもっとバンバン飛ばせるデカイワームがあってもいいんじゃないでしょうか?笑 

 

重心の問題 

ところがシーバス用のワームって大抵がジグヘッドリグ、もしくは前方重心。

明らかな前方重心って逆に、飛ばすための方向性がハッキリして、よく飛ぶ。

ところがソレに泳ぎの機能を何か追加しようと真ん中にオモリを打ったりすると空中回転しやすくなってしまって、全然飛ばなくなったり・・・。

しかも素材が柔軟っちゅう要素がネガになり、簡単に折れ曲がって、

飛行姿勢がUの字になったりすると、飛ばすっちゅう世界観では

絶望的なブツに仕上がってしまう。

 

柔軟性と強度のジレンマ 

ジグヘッドフックがベイトの造形的位置でいう後頭部に一つしか出せないっちゅうのも、

ソレはソレで深ーイ理由があって、柔らかなテロンテロンとした動きを生かす為には

ワームのマテリアルに何も無いのがベストである。(上向きフックっちゅうのは実は動きにもすごく貢献している)

針金を真ん中にズドンと通してしまったらソレはもうワーム素材のプラグになってしまう。

マースさんのブラボーとかバークレーさんのバビッドとかソレはソレで画期的でよく釣れるルアーで有るが、

置いてどうのこうのみたいなもんではないし、

沈下する時のテロンテロン感がどうのこうのちゅう感じでは無い。

 

強度のジレンマ 

60cm超えのシーバスの口の奥にガッツリ掛かったワームがあったとして、

リーダー的に3.5号以上ないと取り込むのにヒヤヒヤする事でしょう。

例えばプラグだったらリーダーを歯で傷付けられるなんて事も少ない。

つうか逆にワーム自体にリーダーを通してしまってワームの尻尾近くにトレブルフックを引っ掛けてしまえば

『ワームだけ千切れちゃったバイト』ってヒットに変わるんじゃ?って考えられなくもない。

しかし、コレが又、なんとも言えない落とし穴が沢山あって、

例えば5号のフロロなんかを10cmにカットしてみた世界観って、

もはやラインという感じでは無く、ブラシという感じになる。

もちろんそんな物ワームの真ん中に通してしまうとワームもピーンとなる。笑 

しかもワームのマテリアルの吸い付きの良さが裏目に出て

ライン自体がワームの動きを想像以上に邪魔する。

ピーンと引っ張られているかの様に。

それではと素材をナイロンなどに変えた所で幾分柔軟になるにせよ、硬い感じは変わらない。

もちろんラインを細くすれば解消される理屈も有るが、

ホンジャァ強度はどうすんの?的な。

マァ、この辺りの問題は、乙さんが何通りかの解決策を試している所。ピシッと行けば又、ご報告を。

 

もっと根本的な問題が 

最近コアマン さんでアイアンプレートをシングルフック化して

『根掛かり減少、動き更にキビキビ』と

バージョンアップを図られた。

26gの自重を有しながらサクサクと動き、

メタルバイブの黄金比率を有するアイアンプレート自体、フックがトレブルになろうがシングルになろうが

ブツ自体が絶対的な強いバランス感覚に守られてポテンシャルが崩れるという事はない。

本来、トレブルフック・スプリットリングの組み合わせを二つ、又は3つ付けている存在感は

ルアー自体に大きな影響を与えている。 

特にリアフックの場合、ボディ自体が速く動いてもトレブルフックは遅れて動いたりして

あたかもジョイントルアーかの様に造形の一部になっている事も多いはず。

そして侮れないのがトレブルフックの抵抗。

バイブレーションやシンペンに装着されているトレブルフックは左右に振られる事により、自ら水の抵抗をかわし気味に左右に逃れる様に動いているが、

I字系や余り動かない前方重心系のルアーのトレブルフックの抵抗感って馬鹿にならない。

ましてやツインフックを固定する系の

針が自由に動かないルアーとなると

リールを介してフックの抵抗がビンビン伝わって来る。

以前、ゴロタのボトム狙いの根掛かりに悩み、

様々な工夫を試みる工程の中で、

軽いバイブレーションの針を固定してしまったら、

そのブツ自体がバイブレーションで無くなってしまうなんて失敗を何度もやって来た。笑 

 

針はホワっとしたパラシュート

んで、例えば 

ストレートワームのラインが通る穴を開けて

リアでトレブルフックをくくり付けるとする。

すると理屈的にはワームだけが千切れたバイトって皆無になるはず。

私レベルで言うなら年間何匹かは余分に取れている計算になる。

しかしこのトレブルフックの水噛みちゅうやつがグネグネと曲がるはずのワーム素材を最後尾でピーンと伸ばしてしまう。

ましてや力点と言うか最後尾に針を止めて、巻いていこうなんてすると、

その前にあるラインを背骨とするワームは真っ直ぐに縮んで行くように力が働く。

それではとラインの留め具の固定箇所を頭に持って来て

そこから真っ直ぐのラインを出して行った所でラインは真っ直ぐになってしまって動かない

か、

たわませるとその曲線をワームがそのまま再現してしまって、

ワームを自然に動かすなんて騒ぎでは無くなってしまう。

 

出来るべくして出来た形 

そんなこんなでこの世のシーバス用ハイブリッドを見る限り、

その対策の折衷案として尾は柔軟を保てるように配慮しながら

なるべく後方にフックが装着出来る様に工夫されている。

しかし幾分改善されていると言え、リアフック迄のワーム部分の柔軟性の問題は解消されている訳で無く、

1番動く場所に針が無い感じも解決していないので、

反応あって乗らなくてワームだけを消耗して行く感じを解消するものではない。

んで、

そういった不満を解消すべく、

いく通りかの新しいアイデアが閃き、

今回ワームに着手する原動力となっている訳です。

続く

自作ワーム,センジュ,スイムベイト,津山散策,ホルモンうどん,津山銘菓,津山豆腐

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

センジュ・スイムベイトの雄型が形になって来た。

後はサテライトのワームバイブレーションまで作ってしまいたい。

ソロソロ石膏を流し

雌型を作る作業にも取りかからないと、

固まるのに時間も掛かるだろうて、

なんだかんだでやる事沢山。

 

でも、ルアー作りは楽しい!

特に調子良く、新しい発想が舞い降りる様な時。

例えば

Aというルアーを作っている時、

BとCが既に着想されていたとして

Aの作業をこなしながらBとCの構想の詰めをやっていく。

着想が具現化していく楽しさと、それに刺激を受けながら新しい方法を開拓していく楽しさ。

ワームをやっていくとなると今まで出来なかった発想も湧いてくる。

例えば私がずっと気にしている『エビ』 

この世のエビ型ワーム。

前後逆にお尻にラインを繋げるというのが慣例。

エビがパニクって逃げる時の逆ハネ。

なんなら、ダートちゅうヤツの多くが

そんなエビの行動の模写だったりしている。

ソレにステイの時の挙動。

ハサミ(手)を威嚇する様に広げてボトムでフワフワ。

ソレをするには逆アイが妥当。

逆アイが当然。

しかし泳いでいる時はどう?

 

 

普通アイのエビ型ルアーって?

 

イヤ!

あるヤン!『エギ』笑 

 

ある意味完璧にエビを模したルアー『エギ』 

しかしコレ!

意外にエビの泳ぎって尾側の足?の

ヒラヒラを動力に後輪駆動的に前進している状況が多い模様。

いびつに斜め上前に前進しては水平姿勢でステイしたり、

沈下していく時は意外にもお尻下がり姿勢でゆっくり大振りのシミーフォールだったりする。

尾を曲げる全身運動が注目されがちであるが

頭アイのエビワーム、着手してみる価値は有ると見た。

って言うか

石膏ソロソロ流せや!的な。

 

さて津山散策の続き。

早瀬豆腐店さんの話。

ランチ前の忙しい時間にお邪魔して、

お豆腐がどうしても食べたくて無理を言って味見させて頂いた。

冷奴と厚揚げ。

近頃のこだわり豆腐的な物は

ともすれば豆腐のあるべき姿から逸脱した様な物も多い。

ムースみたいだったり、ゼリーみたいだったり。

大豆が異常に主張していたり。

普通の豆腐という奴は

出てはいけないラインが有ると思う。

その点このお店の豆腐は

豆腐のテリトリー内で堂々と勝負されていて、しかも最強に美味かった!

この後、ホルモンうどんハシゴを控え、

沢山食べる訳にもいかなかったけれど

次回は是非堪能したいと思う。

 

そして1軒目のホルモンうどん屋さんの『橋野食堂』に向かう。

早瀬豆腐店から更に津山駅の方向に徒歩で向かう。

スマホと娘がもうすぐだよー!と言ってくれている。

見えた『橋野食堂』

ん?

様子がおかしい。

ガーン!

事前にこんなミスのない様に確認は怠らない様に心掛けてはいるが、

日程が1日ズレた事をすっかり忘れてた!

ガーン!

妻がブリブリ言っている!

ゴメン!ゴメン!

 

『さぁ!1軒目終了!笑!お好み焼き・三枝さんを堪能するよ!』

 

結構な事、歩いて車に戻り、

三枝さんに直行!

 

普通の住宅街の中にポツンと有る『三枝』さん 

優しそうでテキパキと動かれている、お母さんが居る。

あの方が三枝さん?

イヤハヤさすが元祖、活気が有る。

お腹には余裕があるので王道のタレ焼きウドン。

サッパリ系の塩焼きウドン。

大好きなホルモン焼き。

主食にしても良いぐらい好きな『嫁泣かせ(コリコリ・グネグネ系白ホルモン)』を注文。

娘はホルモンが大好きだが妻は余り好きでは無い。

正に嫁泣かせ。笑 

イヤハヤ!旨い!としか言えない旨さ。

普遍的な旨さ!

新鮮なホルモン!お腹一杯堪能して支払いは3000円チョイ。

一週間程泊りがけで食べたい。御馳走様でした!