第三話,根掛かり,覚悟の釣りでのちょっとした対策

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

バス・シーバスに関わらず、根掛かりをスッと外した瞬間にリアクションバイトでガブッて言うことは多い。

バス界では、

葦や海藻などにわざと引っ掛けて、引っかかったブツを揺らして魚を寄せるとか、

ボトムの岩にわざわざ音がする様にウエイトをゴツゴツ当てたりとか、

そんな攻め方が存在していて、

逆にシーバスやチヌはんの場合、ストラクチャーや、海藻に引っ掛けて、海水をガシャガシャしようもんなら完全に

『ポイント荒らし』とお叱りを受ける。

しかしながら、程度の差はあれ、

チョット引っかかったぐらいの根掛かりなら離脱できた時に魚が食っているなんて海でもよくある事で、

ましてや

この冬の、

例年に無く厳しい冬と囁かれている今年の阪神間の冬に

何か爪痕でも残したいと考えるので有れば、

ボトム攻略は必定だと考えます。

ルアー作りを始めたきっかけと言うか、ルアー作りを作り始めた頃。

ボトムにアタリが多い事に気付き、ボトムを狙う釣りを繰り返すが、

阪神間の陸っぱりフィールド、御前浜,ケーソン,南甲子園浜石畳み,南芦屋浜石畳み,芦屋浜など本当に根掛かり危険地帯が多い。

初めの内はルアーの個性云々より、いかに引っかからない様にボトムで釣るか?に焦点を当てていた。

 

そして更に話は遡る。

中学生の頃、川では雷魚をルアーで、

海ではキスの投釣りにハマった。

当時の投釣りの価値観で、遠投した後はもちろんリグをボトムに着底、

そのあとは巻いて来るのですが、

食いが悪い時などの対策の一つとして、

砂煙が出ないぐらい極端にゆっくり巻く事を『ズルビキ』と言っていたかと思う。

ルアーフィッシングでズルビキと言うと逆に砂煙をあげる様な状態を指すけれど。

逆にバイブレーションで針の在り方などを工夫して、ズルビキ可能なルアーを目指した。

『ズルビキプロジェクト』

(13番サロゲート・エビ型バイブの原型)

ソレに岩がある所をすり抜けられる形状ってできないものか?と

『スリヌケプロジェクト』

たるものを熱心にやった

(3番サロゲート・アオバの原型) 

 

こう言うのって、ルアーがある程度形になると、名前を付けたくなる。

『ズルビキ』と『スリヌケ』で良くない?となり、

ググる。

同じ名前のルアーが有ったら何ですから。

しまった!

あるヤン!

あらあらそこで出てきた名前が『村上晴彦氏』

知り合いのバサー、変人カッチャンが天才アングラー・ルアー発明者と言っていたその人。

それ以来、村上晴彦氏の新しきも古きもYouTubeで見荒させて頂く。

そんな中、主戦はバスながら

注目して止まない村上晴彦氏のバス釣りのテクニック。

テクニックというより

鬼滅じゃないけれどコレ

『呼吸』の部類。笑 

 

氏の凄い所はこんな超能力的感覚を

口で説明しようとするところ。

だから、氏は感覚派という訳では無く、かなりのちゃんとした理論が氏の中で成立している理論派でもある。

ところが1番肝心な部分が、雰囲気とか、オモロイとか、

そう言う価値観のベールで包まれてしまうので、

常人の私などは

『なんか難しい事やってる方』の様に見ていたけれど、

氏のキャラクターに惹かれて度々拝見する内に、

『釣りは自然が相手なのでこう!と言うことは断定できない、ブラックボックスで、

釣りという遊びはソレを魚に聞く遊び』

だと言う事が理解できる様になった。

『水がトロトロの時は釣れる』とか

『あそこにバスが六匹いる』とか、

『あのおっちゃん、魚を寄せる汁が出てるわ!』とか、笑

常人の私にはまだまだ理解できない発言も多々有るが、

早く私もその域に達したいものです。笑 

しかし中々、凄い理論派でもいらっしゃる氏。

説明のされ方もブラックボックス部分を除けば超一流で。

根掛かり多発ポイントのタックルのしつらえ方は結構同じ説明を何度もわかりやすく説かれてらっしゃいます。

ざっくり言うと、細糸・短竿・硬竿。(時に太糸の時も)

あれっ?

氏って大体イメージ的に 長竿・柔らかい目竿・細糸のイメージですよね? 

シーバスのセオリーとしても長竿の柔らかい竿で

軽いルアーを遠投してボトムを漂わせる感じ。

が1番低リスクにボトムが狙えるはず

長竿なら立ち位置から

竿とラインが急角度で巻ける時間が長くなり、

かわしのロッドワークもより上向きに持ち上げられる。

コレ、普通に発想する感覚と相反している。

結果考えたら氏の主張は

感度なんです。

ルアーの状況を細かくモニターしながら誘って

根掛かりも回避すべし、

と言う感じ。

でないと本来アタリも気付けないよ的な。

細糸と言うのも針を伸す事を考えたら真逆で、

そうなる前に水の抵抗が少なく、よりルアーの状況が把握しやすい細糸。

振動を吸収せずに、直接手元に伝わりやすい、硬・短竿が根掛かりポイントで実際に釣りを成立させる極意の模様。

しかしマァ、

理論付けられた

感覚有りきの世界感なんですね。

脱帽!

第二話,根掛かり,覚悟の釣りでのちょっとした対策

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

阪神間はすっかり真冬で、

兵庫県北部のスキー場でも、今年は雪には困らない模様なのだとか。

マァ、

南部に迄、雪が積もると逆効果になるし、

何でも想定内に自然が味方してくれると

生命体はいい思い出来るのですか。笑 

逆に釣り師的目線で言うと、

真冬に湾奥でど・デイにシーバスって、釣れないチュウのが想定なわけで、

その辺りの事象は『想定外』を期待したい物。

さてさて!話は根掛かり沙汰の続編なのですが、

私が日夜見習ってやまない憧れのプロアングラー、

おこがましくも、私的にタイプ別に分けさせて頂くと、

 

学者タイプ、

理論を経験を元にキッチリ構築されて、釣り技術の引き出しは綺麗に整理されている状態。

状況状況に合わせて次々と釣り方、場所をハイスピードにアジャストしていく。

村岡昌憲氏,大野ゆうき氏,泉裕文氏,秦拓馬氏。が代表的とお見受けする。

スポコンタイプ、

絶対的努力の反復により、オリンピック選手の様に釣り技術、釣り理論が積んじゃってるイメージのタイプ。

幅広くターゲットを狙い、海外に行きがち。笑

小沼正弥氏,村田基氏,辺見哲也氏

 

仙人タイプ、

技術,理論より先に、自然に対抗していくタイプ。

逆に言うと、理論を食っちゃってるとも言える。

竿の感度とか曲がり具合、使い心地を突き詰めらる傾向にある。

村上晴彦氏,藤澤周郷氏,小川健太郎氏 

と、

マァそんなに技術や知識が成熟していない私の見解など稚拙なもんでしょうけれど、

分かる!分かる!と同意してくださる方もいらっしゃいましょう。笑 

そして釣り場の空気とか、気配とか、そんな第六感的ミラクルフィッシングをやってのけるのは仙人タイプ。

枠に囚われない開発、発明をやっちゃうのも仙人タイプ。笑 

次回はそんな仙人タイプの代表 

村上晴彦氏の根掛かり対策についてなるほどと思った話をしようと思います。

マクラで終わる感じで恐縮です。汗!

続く