南甲子園浜,釣行記,整理と収拾のルアーテスト

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

釣り初めは基本、御前浜が恒例となっている。

しかしせっかくワールドの六日は完全にアゲの昼過ぎに満潮、

様々なルアーテストもあり水深があった方が良いと判断して南甲子園浜を選択。

その日のテストのラインナップ!

全くの新作は無い。

3番サロゲート・アオバ。

7番サロゲート・ズー。

11番サロゲート・アイドマ。

始祖のマユ52(ブレード仕様)。

マユ52スペシャル(鱸ラバーフックバージョン)。

21番サロゲート ・クロカモ67。

ダコール67。

とマァ、

そんな感じ。

んで、やっぱり最初に投げてしまうのはダコール。

冬の魚が潜りがちな南甲子園浜のボトム攻略に偶然にもエースパイロットになった感じ。

ダコールは実は何パターンかあって、

飛距離とかボトムジャーク系なら然程使い勝手に支障はないが、

巻きで使う場合の泳ぎ方に差があるので

デフォルトレシピの完全固定化をして、

軽いだ、重いだと、展開したい所。そんな事情で昨年末スターのダコールがどのバージョンで有ったか確認する為にも新たに最終レシピで作る。

 

ソレに問題児はクロカモ。

マユシリーズで有り、21番サロゲート でもある中間種。

チョットしたズレが何でも無いブツになる。

そもそもボディの比重が固定化されていない。

しかしマァこの二重アクションと言うか、

バイブであってスラロームペンシルである,

というか。男でも女でも無いというか。

東洋でも西洋でも無いイスタンブールというか。笑

非常に私らしく、サロゲート の象徴となりうるブツ。

完全固定化、再現性が急がれる。

 

レシピおこし用ダコールをキャスト!

正解!コレコレ!

ダコールの固定化は大丈夫! 

いきなりすんなり空から大エースが降って来た。

本当に『無知は有智に勝る』の代表格ヤァ〜! 

言うとります間に何か食って、又食って2回ともバラス。

余り大きく無い何か。

鯖さんかセイゴさんという所でしょう。(そしてその後沈黙モードになっちゃう、笑)

釣り釣りモードで有れば寝かして再挑戦的な感じだが、今日はアレコレ投げないといけない。

 

そしてクロカモ!

んん?

バイブが出ない!

ボディが軽いのがダメだったか?

次回バランス温存で重い方のボディで再確認。

続く

クロカモはバイブで有り、蛇行ペンである。自作バイブ,自作シンペン

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

マユシリーズの次男と言えるのが『クロカモ』

このルアーの定義というか目標は

中速まではスラロームペンシル。

速くなるとバイブレーション。

これって非常に理にかなったアクションで、

中速と言うとベイトは無警戒、もしくは怪我による体調不良な訳で、

その間はフラフラスラローム的に泳いでいる場面をよく見る。

しかしそこに捕食者が来たりした場合は

バイブ的に体を速く動かして逃げる。

ルアーを使う側にしてみれば、コレといった技巧を発揮する以前にルアーにこれが仕込まれているのはありがたいと思う、少なくとも私ならありがたい。笑

 

クロカモ誕生は丁度1年前、マユから孵る?

 

『マユ』自体が復刻できてから、ソレはソレは使い倒しました。
普通のシンキングペンシルと違って、
多少早く巻いても浮き上がり難いし、
そのスラロームぶりも水面から出たラインを左右に揺らすほどにハッキリと出る。
その上、
頭上ラインアイ・前方重心により沈下は前傾。
ソレにジャーク系アクションがリップ付きミノー感覚で行え、
リフト&フォールもバイブ感覚で違和感なく行える。
テンションフォール下ではスローシンキング、水平沈下に近くなり。
テンション緩めると前傾になって速く沈下していく。
この使い勝手、
私には無くてはならないルアーの一つに。
んで、更に求める
そんなある日、
大場所用にもっと飛距離が出せるヘビーウエイトバージョンを作ろうと考えた。
そもそもボディは発泡樹脂に近い性質の軽い素材
『モデナ・ソフト』
ルアー全体のウェイトを稼ぎ、
深場でボトム近くを探り易いようにと。
なんでも初めは極端にやっちゃう私
エポキシパテをチョイス。
(ダイソーさんに売ってる修理用パテ。比重はおそらく水の2〜3倍。)
こうなって来ると、出来るだけ動きのキレを継承したかったので
ウエイトはタングステンボールを採用。
エポキシパテは練り込んでから、1分程で固まるので
形成しながらあらかじめ算段したタングステンボールを埋める目論みで。
すると、タングステンボールを入れる前に固まってしまう。笑
アルアル!
(無いわぁ!)
仕方ない!硬いけれどチョット強引に削って、
その部分に玉入りで練り込んだエポキシパテをくっつけた。笑
薄々感づいてはいたが、本来のマユのバランスよりウエイトがかなり下になっちゃう。笑
マァ良い!
こういうのも面白かろう!
くるしゅう無い!的に
着色。(何で殿様?)
使ってみたらメッチャ面白かった的な。笑
マユから孵ったのは一匹にあらず
んで、面白いのが、
一旦スラローム系を完成させて。
スラローム・バイブ混合に手を出してしまうと、
様々な道が開ける(様な気になる、笑)
元々、バイブ四苦八苦沙汰を繰り返してきて、
このスラロームタイプペンの端境を垣間見ると、
その隙間はかなり狭いミクロの境界線ながら、
中にはブラックホールの様に未知のアクションの発現が埋もれている。
(んな、大仰な!)
その境界線の幅なんて、
人間スケールの思考、ルアーのアクションに対する理屈のごく常識的な範疇で、
先人の功績や相場を見ながら、人間目線で考えているだけでしか無い。
例えば、
アリの求愛ダンスの現場に出くわしたとしてソレが求愛ダンスだと貴方はわかりますか?
(その例え、多分いらない!笑)
魚のバイトのトリガーって私たち人間が全てを把握していると断言できますか? 
って、シーバスの80%はルアーを無視していると言う事実。
散々投げた後、となりで後から来たエビ撒き師に釣られた事はないですか?爆! 
餌釣り師の頃こんな事が有りました。
全然食わない状況。
針にはオキアミが一匹だけ付いている。
レンジが浅いのか?と、
針のすぐ上に極小のオモリを付ける。
しかしウキの棚はそのままだったりしていると
同じレンジで入れ食いになったり。
イヤイヤ、そんなもの何の差があるの?
たまたまジアイ?と
考えるけれど、
イヤイヤ!
ソレ!
チョットした沈下の違いとか、
ラインの角度の違いとかそう言うレベルだと思う。
釣りにはそういった人間にはミクロの違いが雌雄を決する的な要素がわんさかある様な気がする。
ってクロカモの説明から少しそれましたね。
又次回、笑 
続く