自作バイブ・ペンシル,30番サロゲート ,津神(ツガミ)

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

クロカモの蒸し返し・完成形作りをやろうと根底から考え直し、

さっさとプレを作り、投げたブツは、クロカモにはならなかったけれど、

あれっ?的なルアーになる。

 

これ、7番サロゲート ズーの蒸し返しでも繰り返している事で、

行っちゃえば、

マガタマ(10番)・アイドマ(11番)・コンマ(20番)って、

ズーになれなかったズーとも言える訳で。

しかしそれらは決して失敗作ではなくなって、それぞれを光を燦々と放ったりして。

 

イャァ、クロカモもそんな幻の母みたいな位置付けになっちゃうのか?的な。笑 

 

巻きスピードと揺動スピードの完全リンクという異常

宇宙系・天文系に興味が有る方なら、月の公転と自転は地球にいつも一定の方向を向ける様になっていて、それが不思議で有るとなっていたが、

何の事は無い、長い事地球に引っ張られて、月自体が伸びているらしい。

完全前方固定重心のツガミの場合、ゆっくり巻くとゆっくりと揺動する。

ロールはほぼ無くウォブリング と言うか、尻振りのみの動きで、支点は微妙にはズレるが

ほぼシンペンムーブに近い感じ。って言うかスラロームちゃぁスラロームでも有る感じ。

この振りスピードが巻きスピードを上げるにつれて、徐々に速くなっていく。(車のcat みたいに徐々に。)

この変化は大きさはほぼ変わらず、速さだけが変わるのがキモの感じで、不自然なリップやらなんやらが無い状態だからこそのスーパー自然な尻振り沙汰となっている模様。

 

オモリの位置を変えずに重たくしてみると 

んで、スーパーパイロットとなる予感のツガミ。

どうせなら完全大遠投仕様にできないか?となるのが人情。笑 

2号の割菱を3号にすると、3g以上ウエイトアップするわけで、早速試してみる。

ツガミtake2。

な!何と!

ウエイトアップする事により、揺動の振り自体がめっちゃ速くなっているではないですか!

針を付けて、海で投げるとどうなるん? 

take1でほぼ出来上がってしまっているツガミ。

イヤイヤ!

コレまだ見ぬ可能性が沢山秘められている予感です。

逆にライトバージョンならどうなるん?笑 

続く

 

南芦屋浜,釣行記,ツガミはツガミであるという結論

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

創造・創作アルアル

捏ねくり回した結果、

シンプルて単純な事が

最良の結果をもたらすなんて事は多々ある。

元クロカモ・ツガミは

結局ルアーとしてシンプルかつ斬新な結果を生み出した。

 

背アイ・前方固定重心の権化であるバイブレーションという物が、

飛距離的に全く問題無く気持ち良く飛ぶ事は皆さんご存知の事実だと思うのですが、

その飛距離と扱いやすさたるや、別にミノーを必須としないタイプの時間帯や釣り場では、

ミノーの重心移動の論議自体が空虚に思える事すらある訳で。

コレ、背アイの本領としてレンジが入っていく事も一つの大きな優位性で、

背アイルアーを表層辺りでアクションさせたければ

縦竿でテンションかけて巻いてこなくてはならない仕上がりのブツがほとんどな訳であって、

ミノー作りでレンジを入れるためにリップを四苦八苦したりする事に意義は充分有るとしても、

時に馬鹿らしい気持ちになるほど。

 

背アイ系ルアーってグングン下の方でレンジキープしてくれるんである。

 

んで、

バイブレーションを水平にしようとか、

マユシリーズなら大き過ぎるスラロームを抑えようとか

色々工夫を繰り返して来たし、

シンキングミノーなんて一度浮こうとしているものを一旦沈むように調整して、

レンジが入った、アクションがどう?と弄り倒す日々。

 

しかし、

創造の基本姿勢って一旦

無に戻して、一からアプローチにし直すと、

以前は考え得なかった、

元もこうも無い、斬新且つシンプルな構造にたどり着く事があるんです。

 

構造を一新して名前も変えて・・・

半ば奇跡のアクションであったクロカモの挙動。

それを安定して再現すべく、

一から構造を考察してツガミを作った。

クロカモ自体スローに巻いた時の挙動はマユのスラロームそのもので、速く巻くとバイブレーションというやつ。

そしてそれをシンプルに再現せんと、調整しながら組み立てて行こうと挑んだ、

ツガミtake1

コレ、お風呂テストの範疇では、別に想定内の動きだし、

何十メートルという距離感とある程度の水深、

そして海水の比重有っての出来栄えの結論となる。

それにお風呂テスト自体、針無しでやる事も多いし、

粘土が乾わいていない状態ゆえ、完成品より比重が重かったりしている事もあるので、

海でのテストを終えるまで、なんとも言えないと言えば言えないのです。

 

んで、南芦屋浜 

大きさといい形といいなんだかいつに無くスマートなツガミ。

キャスト!

飛ぶ事は間違いないし、浮き上がりも遅く、

シンペンと言うよりはメタルバイブの使用感。

ルアーは中層辺りに自動的にガッツリ入る。

ゆうても背アイより前の頭の部分は円錐形というかショウリョウバッタの頭に似た状態。

背アイより前は

真っ直ぐでワイドなリップが有るといっても過言ではない状況。

水を受けて、コレはバイブレーション的な原理でボディは揺動する。

バイブレーションと違う所は揺動された側のボディ後半がややひしゃげた横広型になっていて、

しかもフロントフックアイを起点にだんだん細くなっているので、

上からの水圧は受けやすいが、揺動に対して抵抗は少ない。

しかしバイブレーションの様にその部分にはウエイトを配していないのでゆっくり巻いている間はユラユラ・フラフラした感じである。

 

ツガミの代と言うか、構造になって 

ツガミの代と言うか、構造になって、特筆すべきは巻きスピードを上げた時。

クロカモにしても、クノイチにしても、その変化はいきなり始まるが、

ツガミの場合は

巻きのスピード感に合わせて徐々に揺動のスピード感が速くなってバイブレーションに近づいていく。

結果ボディ後半が水を叩くまでのパワーが無く、微妙に支点がズレるギリスラロームの尻振りのピッチを速めて、最終的に『ほぼバイブレーション』となっていくのです。

イャァ、コレ!クロカモでは無く、

新しい価値観が産まれたんではないでしょうか?

30番サロゲート 兼マユシリーズ三男。

『津神(ツガミ)』の誕生です。笑 

21番サロゲート の仕上げと、名前を変える問題は後回しで。笑