28番サロゲート ,Ohruri(オオルリ),その2

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

ルアー、特に、シーバスに関して、

ベイト自体がカタクチイワシの時期がどの土地でも長く、

ルアーは細いに越した事がない。

この世の中

『大は小を兼ねる』と言われ、実際ソレが当てはまる事が多いが、

シーバスのルアーに関しては

『細は太を兼ねる』みたいな感じ。

同スペック・同価格・同メーカー・同色のルアーが二つ並んでいたら、

迷わずシーバサーなら『細い方』を取る傾向に有ると思う。

私とてバイブ・ペンとも細いルアー専門家ぐらいいびつに細いルアーを作り続けたし、市販のルアーとの違いが明確になる様なフォルムを意識すると

極細っていうのが一つの着地点だったりするんです。

んで、釣り師としての特徴として、どデイゲームでゆっくり巻こうなんてスタイルを筆頭に掲げたりもするもんだから、

そのフォルムはリアルを追求した形になる様に心掛けるのも、一つの理想となり、

実際の所、

自作痩せ組の

プルプル・クリアハード・ムジュウ辺りが私のエースで有るという事実も有る。

しかし反面、その逆となると、

ユズリハとか、トレトレとか、サテライトとか、ある局面でエースもあり、

こういうのって、体高がある程度しっかりしていて、

そのブツが水に起こす作用の力強さも捨てがたい。

しかしこの手の奴って、造形が既存のルアーと被ったりして、アクションは違えど、

私なりに気になったりもする。

そもそもメタルバイブの理想の造形って、

への字のアイアンプレート型か、木の葉型のバス系メタルバイブ型に行き着くし、

プラグバイブならレンジバイブやコモモの感じに行きついてしまう。

さまざまなバランスやトラブル回避、挙動の匙加減を考慮すると、積んじゃってるレジェンド系ルアーに似た物なってしまうのは必定。笑 

そんな中キテレツ感アリアリでなるべく何々と一緒ヤン!と言われない様にルアーを自作してきたが、

一つの思考の起点として、

用途やアクションを求めた造形では無く『造形有りき』でルアーを作り、ソレがどうなっていくのかを実験しながら着地させていく作業は多い。

大抵のプロのルアービルダーさんとて、その作業を必ずしているはずで、

イワシ・ボラ・バチ・サヨリとかその時のパターンに合わせて使うルアーをその時のベイトに近い造形縛りをして、ルアーを作り出している事が多いだろうから。

 

しかし私の様にすぐに何某の実績を出す縛りも無い輩は、

ルアーにありがちな造形から脱出して、完全にバランス遊びとか、造形遊びとか、そう言う事を繰り返しても

誰に咎めらる事も無く、好奇心の赴くまま、釣れようが釣れまいが、そんな造形の妙を納得いくまで楽しむ事ができる。

そんな趣旨で生まれたのが23番サロゲート・ハーフムーンで

真円を真半分にした半月状の真鍮番がバイブレーション的バランスでウエイトを配置された場合にどの様な挙動を示すか試そうとしたのが始まりで、

蓋を開けたら、表層でバチャバチャする、

バズベイト感のメタルバイブができた。笑 

表層系バイブのクオリティーが未発展と言える昨今、

なんか飛び越えたもんができたりするのは面白い。

んで、オオルリもそうで、

今度は逆に、半円の外周を下に向けたらどうなるの?コンセプトが起点となっている。

バイブに必須と思われる背中がないお腹だけのバイブって、何がどうなるのか?

結果、背中や背鰭が無くなると、

そのバイブはロールし放題になり、

その造形上、ラインアイとウエイトの距離感、角度関係も独特になり、

バイブが発動する立ち上がりが遅いが、

動き始めたら強烈という仕様になる。

take1では2段テーマで、ウエイトが後半まで伸びる様に配置したが、

この形状の妙は、バイブレーションベタベタ配置にしてみたところでかなりの個性を示すとみた。

久々の浮く素材を纏った前提のバイブレーション。

その真価はいかに?

続く

自作シンペン,ダコール31,コレはもはやジグヘッド!その3

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

前回の続きです。

これまで色々な素材を転用して、ルアーを作れないか試してきました。

極太ストロー(弱い)、

高級ヘラウキなんかが入っている透明の筒(硬過ぎる)

硬質クリアファイル(ポキポキ折れる、形成できない)で

なんだかんだで厚めのpetが扱い易い。

いわゆるペットボトルを利用するのが経済的で簡単で有ると判断した。

んで、どのように形作るかと言うと,

布テープと要らなくなった菜箸が活躍する。

2〜3cm幅に切ったペットボトルの平な凸凹のない部分。

ソレを1〜1.5cm直径ぐらいの木の棒に巻きつける、

布テープをグイッーと引っ張って、とめて80℃ぐらいのお湯の中に沈めて3〜5分。

引き上げたら流水などで冷ます。削ぎ切りにして皿に盛り、酢味噌をつけて召し上がれ。

 使う布テープはホームセンターの、

ある程度チャントした奴がお勧め、

安いのだと水に耐えられない。

クラフトテープとかガムテープとか、剥がれたり、ベタベタ感に付き纏われたりするのでやめておいた方がいいです。

以前、タコ糸グルグル巻きも試したけれど跡が付きます。 はい!アールの部分が背中になるのなら、シンペンとかバチ用とか、スティク系はここまで形ができたら、なれた方ならイージーなはずんで、一周まわして完全に円柱にしようとすると、

かなりハードルが上っちゃいます。笑

一度お湯に浸けちゃったpetは柔軟さは残れど、かなり加工し辛い硬さになってしまうので、

切った貼ったの怪我のリスクもコレ以降からグンと上がります。御用心!

気室が無いルアーを作り続けてきたけれど

例えば40gの後方重心のジグなら、あり得ない程にぶっ飛び、広大な可能性のある場所を通してくる事ができますが、沈下スピードに難が有る場合も有る。

しかし40gも有れば多少気室の有るルアーでもぶっ飛びは担保される上に、

沈下はスローに調整する事も出来る。

しかも、ルアーのアクション軸が気室の存在で大きくに移動する場合も有るので

思いがけないアクションの扉が開くかもしれない。

んで、ワームパート! 

長さが5cm未満でヘッド部分の直径が1.2〜1.5cmぐらいのテーパーになっているワームって、あんまり無い。っていうか無い。笑 

作るべし!

take1マスター!

名付けて『一口ワーム!』

(そんな一口カツみたいに。笑)  

使い古しワームの切り落としもだんだんカラーバリエーションも乏しくなってきた。

混色、混色を繰り返しで、

小学生の頃の水彩画の筆洗いのバケツの終盤感は免れない。笑 

しかし、残念な色合いながら幾分ありえなくも無い程度に収まってくれた模様。

アウと?・・・・セーフ!!爆 

 

作り手だけは愛してあげよう誰よりも、

 

作り手だけは愛してあげよう誰よりも!

(何で2回言う?)

続く