ようこそおこしくださいました!富巳にぃです!
この14番、そもそも「鰯に似せるのであれば、極細のバイブレーションをつくってやる!」と、作り始めましたが
あの頃の感覚では。「無理!」となって。
だんだんとブーメラン型に、
アイは試作段階ではバカほど空けといて、後々絞っていく作戦なのですが、
このへの字型のラインを描く4つのアイがどれも捨てがたく、
無節操な4穴式となりました。
リアから
御前浜(下げ)での、動き。
1つ目・比較的平均的なしっかり目のバイブレーション
2つ目・ロール気味の穏やかなバイブレーション
3つ目・さらにロールが強くなり、早引きではたまにちどるバイブレーション。
4つ目ウォヴリングがほぼ無く、ロールとイレギュラーを表層引きで繰り返す金属(笑)でして。
基本目玉は二つ目と三つ目なのですが、
実績的に、一つ目はシャローのチヌキラー、
四つ目は鯖(青物)キラーとなっております。(ねっ!どれも塞げないでしょ?)
四つのアイを綺麗に残すとモデナを纏わせるとき、とても手間が増えるのですが、出来てしまえば、どのアイも便利なので。
ただ、
作る上での困りごと、型がブーメラン形、セットする鉛も幾分ブーメラン形になり。
真っ直ぐ進まない失敗作も出来やすいですし、
成功作も、8番同様繊細なので、妙な潮荒れがあると、操作不能になる事があります。
マァ、この辺も、そのうち型流しにしていったり、
ちゃんとしたプロの工房に依頼すれば概ね解決することでしょう。
どちらにしてもこのデリケートで神経質なバランスが持ち味ですし、高実績の理由でしょうから、
そこは保ちながら磨き上げたいと思ってはおります。
続く