自作バイブレーション,4年間で感じた事。(4年間の流れ) 第12話,ムジュウ73誕生日

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

深場系で73mm超えを使いたくて四苦八苦していたバイブレーション。

季節は秋も近づき、結局御前浜の遠投要因に。笑 

しかし、このブツ、

私的に大きい目、重たい目に設定しているにも関わらず、

あんまり飛ばない。笑 

というか尾近くまでウェイトを伸ばしているので回転しやすい。

まぁ、

言うても20g近くある訳だからキャスト時に少々配慮すれば良くは飛ぶのですが、回してしまったら飛ばない。

何だかんだでキャストのコツを習得して、

いざ!

『澪筋攻撃作戦』

 

ナイトからとっかえひっかえ、ランガン師が訪れているであろう御前浜のサーフ。

シーバスも思いの外、岸際に接近している。

ゆえにセオリー的には手前をじっくりトレースするのが普通。

しかし、そのセオリーって?

私以外の御前浜常連は

当時、プロ並みの熟練者が多かった模様で、実際テスター風の方とも良くお会いした。

なので、そんなセオリーは

私が自宅で新作インスタント自作ルアーにセッセッカ針を設置している間に

入れ替わり立ち替わり実行されているに違いない。

そんなこんなで浜に到着した時に先客の気配が有れば、

手前系は望みなしか、スレている場合がほとんど。

経験上、スレていると、自覚できた瞬間に手前はスレている事が決定している。

手前をそれでもネチネチ探るなど完全に『火に油を注ぐ』状態。笑 

そんなこんなで

一般的には早朝とて、釣り師的に見て、ゆっくり出てくる私は、

遠投が必須となる。笑 

 

河口と澪筋が交差する場所。 

ここはウェーダー履いてこそのポイント。

そうそう、こうなってくると完全にポイントに届かせる為の立ち込み。

どシャロー御前浜とて澪筋ともなると結構深い。

と言っても2m代であろう感じだけども。

このルアー、発想からカウントしていくと14番目になる。

14は縁起を担ぐ私には嫌な数字。

早く名前を付けたい。

最初は『カタクチバイブ』と呼んでいた。笑 

(カタクチバイブもないな的な。しかしソレからカタクチワームたるものが出で来てビックリした。笑)

それまで自分の作るバイブレーションのシルエット。

振動を成立させるが為、幾分太い目の型であった。

しかしどう考えても、

代表的チャンスタイムの象徴『カタクチイワシ』のシルエットとは程遠い。

市販品を見てもデュオさんが極端に細いバイブレーションを出してらっしゃる模様だったが、あんまり他には無い。

そこで自作するんだから

『めちゃ細バイブ』開発四苦八苦をしようと腹を括った。笑 

そして棒状のバイブレーションなど数々の失敗を経て。笑

緩やかなへの字型にしてフロントフックとラインアイの間隔を設けてなるべく針を背負わない構造に。

コレでチョットズルであるが細いという要素は満たせた。(まぁ、極端に細い訳でも無くなってしまったのですが。笑)

ラインアイから頭にかけて前のめりになるので

何度かその型で自作するが前傾姿勢気味なのが気になった。

それでも姫路のガスタンク前や御前浜で釣果を上げて

『やはり細いというのは状況次第では確実な釣果につながるぞ!』と確信を得た。

しかし、やはり気になる前傾。

(当時は縦アクションを意識するコマに行っていなかった、笑)

板オモリを細く切りフロントフックアイの後ろから棒状に伸びる様にオモリをつけた。

ラインアイからの重量バランスで水平に近づけるという試み。

ここで二種類の選択肢。

◉頭の重さをそのままにしたもの。

◉設置した板オモリ分頭もやや重たくして四つ開けたラインアイの前半を標準アイにしようとしたもの。

オモリの何gの些細な数字なのですが、この何gの差がバイブレーションの個性を司る。

頭を重たくした後者は試作品で感じたいい感じを全く受け継いでいない。

しかし前者は動きを受け継ぎ姿勢も水平に近い。

ただ、尾にウエイトを伸ばした事によりルアー全体が持ち上がりやすくなった。

そして波動が優しくなった。

そして、引き感が優しい。

よくシンペンを嫌う人がシンペンは引き感がない!とおっしゃるがその感じ。

しかしバイブレーションではあるのでそれ相応の手応えはある。しかし優しいバイブレーション。

当時ソリッドジグたる物を試作していた。

試作名『ムジュウ(無重)』

後方気味重心・板状・しかしウエイトは20g・大きさは75mm。

ジグの使い心地はこよなく愛するが、重過ぎ・シルエット小さ過ぎ・フォールスピード速過ぎ・動きが大き過ぎ、と

思う事が多々あり。

ソリッド板にオモリを配置してジグ的に使おう!と。

そしてリフトした時の重さを軽減してシーバス用ML竿でもリフトアンドフォールを快適に出来るジグを作ろう!と。結果この四苦八苦は凍結状態であるが、この『ムジュウ』という名前が気にいっていた。

高校生の頃、思う事があって、好き好んでフランス語を習いに行っていた。結論大した習得に至らず、今ではあんまり覚えていないが、

フランス語の『ジュ』とか『ジュウ』とかいう響きに安らぎを感じた。『ムジュウ』ソレ自体『無重』とバリバリの日本語なのですが、その頃聞いたフランス語の気持ちよさを思い出した。

当時のジグ『ムジュウ』は暗礁に乗り上げたけれど、この名前自体はかなり好きな名前。

名前ねぇ!

そうそう!

『ムジュウ』

(元ムジュウは『マンボウ』に改名!笑)

シルエットとはバカにならない。

この新『ムジュウ』で着水ヒットなる物を経験する。

そして、連発らしい連発も経験する。

『プルプル』沙汰から苦節1年。

私的に新エースが登場した。

 

細くて、巻くと浮き上がりやすく、沈むのも早い。(自作バイブレーション比,上にも前にも抵抗は軽い)

ロール感はゆったり荒い目で

バイブレーション感は優しく細かい目。

ゆえにどこでも使いやすく、そしてよく釣れる。

欠点は主観的には少なく。

強いて言うならキャスト時の飛行姿勢が崩れやすいところか?

四つ開けたアイで波動の強さも姿勢も調整できて重宝しているが、なんだか無節操な感じもするので今後は3つに絞りたいところ。

プロ製作所発注をムジュウにと思っていたが、

コンマ67がだいぶん形になって来たので迷い所ではある。

しかしコンマが確立されるまで、汎用性も高くサイズ感もあり。シャローでも深場でも快適に探れる。

絶対的エースの4番であったし、今でも素直なリトリーブ系トレースでムジュウ頼みを多用する。

製作所依頼をムジュウかコンマか?迷いどころである。

自作バイブレーション,4年間で感じた事。(4年間の流れ) 第11話

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

日本では明治5年まで旧暦というのが有り、

現在の暦とは一月近くズレているのだとか。

中国で言うところの春節という物で、アジア諸国だど本来の今年の正月は1月25日だったのだとか。

そう言えば春の七草もそうですが、日本の風習が季節と微妙にズレているなぁとは思っていました。

んで、

何となくラッキーとかアンラッキーとかにこだわる私は、

めでたく旧暦でも大殺界を通過した訳ですが。

初詣のえべっさん。

おみくじが『半吉』でありまして、

ちょっと残念。

 

占い系価値観ではやはり旧暦がアテになる!

と、急遽得体の知れない理屈を元に

もう一度えべっさんをお参りして、おみくじを引こうと思っております。笑 

 

マジで! 

 

さて!前回の続きです。

 

コレまた失敗から、また失敗。一周して成功!

みたいなカラクリで

『マガタマ』の原型が誕生するのですが。

73mm以上の大型バイブレーションがどうも思い通りに仕上がらない。

73mm以上部門ではかなりの暗黒時代が続きます。しかし60mm前後部門もやりながら73mm以上部門も続行。

しかしエースは現れず、2番、3番、9番など問題児だらけ。笑

そして作成の上でのテーマを絞ります。

そして初期番手にこだわらず、新しい型を考えることにしました。

◉デカイ分シルエットは出来るだけ細い目

◉快適なキャスト感だけの事を考える場合、26gである必要はない。(18gぐらい有れば十分。シャローと深場兼用で使える物が良い)

◉投げて巻くを何度も繰り返す上で強波動、強水噛みだと疲れるし、スレるのも早い様。だから波動は優しい目

◉ラインアイを複数開けて一つのルアーで色んな個性を持たす事はできないか?(主に姿勢と波動の強弱の違い)

とマァこれだけのお題を自分に。

そして四苦八苦していると当時の段階である程度の結論が出た。

◉ボディを細手にした上でフロントフックかラインアイに引っかかるのを防ぎたいのでブーメラン形(眉毛形)に。

◉ルアー自体のウェイトをある程度重たくした上で、リトリーブ時はロッド操作で表層近くを一直線に引ける様にするには、後方にもある程度のバランスを配分する。そうすると、キャスト時に回転しやすく成るが、リフトした時にアクションとは関係なくルアー全体がスムーズに持ち上がる。

◉ルアー全体がうわづりやすく水の抵抗弱になった上で頭のウェイトをやや下方に向けて水噛みを確保して飛び出さない様にする。

で!

何にも似ていないバイブレーションが。『釣り場に人がいなかったら釣りやすいがそこは釣れない事を暗示しているとも言える』みたいな感じで動かないのだろうか?笑