第五話,センジュ棒バルサ88,四苦八苦沙汰,自作ミノー

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

海は広くて、ましてや湾奥のサーフなど遠浅な場所がほとんど。

そんな中で魚が通るポイントとなると限られている、

とは言え、ウェーディングのデイゲーマーなど阪神間広しといえ、限られていて、

私のブルーオーシャンは完全にブルーオーシャン。(空き家とも言う、笑)

ゆえに三密などとは無縁。

混雑など無縁。

遠浅のサーフをギリギリまで沖へ

人間目線下では余りにも広大なスペースの海の真ん中で、

竿を振る。

そして空想する。

 

『広い海、広大な地球、

いや、宇宙

それに比べたら人なんてウイルス程の規模もない。

地球上にはそんな小さな人間がワンサカ生きていて、

愛したり、悩んだり、喜んだり、怒ったりしている。

ちっぽけな私にはソレは尊く、大きな事だけれども、

宇宙単位で考えれば、ほぼゼロの話。

しかし!私が私を100に捉えれば全てはソレで丸く収まる。

 

ヤレヤレ!

 

どんな状況になってもこの命続く限り、楽しく生きてやる!

 

苦境は2次元のゲームだと思い楽しんでやる!

 

喜びは最大限に広げてバカほど楽しんでやる!

 

怒りは、必ず意識下でコントロールしてやる!

 

そして人間の良い所も悪い所も、全て

『愛アル目』で見て泣いたり、笑ったりしてやる。

 

こんなに海を独り占めして、優雅に釣りを楽しむ(まぁ、余り釣れないけど、笑)

私ったら、なんて幸せなんでしょう!蝶々蝶々!』

 

 

若い頃よりスピード、能率を求められ、そして人にも求めてきた。

社会に溶け込み、ある程度の競争にも勝ってやろうと、

時間を切り詰めて、自分のスピードを上げていく中で、

周りの時間はゆっくりと展開し始める。

しかしソレはソノ瞬間の時間の流れであり、

振り返る私から見た時間の記憶は一瞬である。

コレを特殊相対性理論という。

(嘘つけぇー!)

 

イヤイヤ、

しかしそんな社会を生きてきて、セッカチさんと化した私の、

普段の時間の一瞬、一瞬は

中々通り過ぎないのに、

 

釣りの時間はその理屈が全く逆になる。

一瞬、一瞬の時間は

猛スピードで通過して、

回想だけが長く大規模に膨らむ。

 

釣りの回想は猛スピードて展開せず、

リアルな再現装置の様に実寸大の記憶が浮かび上がる。

感覚的には

私以外の時間を早送りしたかの様に。

私の時間だけがスローモーションになっていく。

どれだけの方が共感してくださるか疑問で有るが

私が毎週釣りを繰り返す、大きな理由の一つです。

 

私のそんなローカルで独特な世界観はコロナ渦の影響をこれっぽっちも受けない。

受けるのは愛すべき周りの環境、関係者。

 

誰とも喋らず家に閉じこもらないといけない人。

会社やお店が大ダメージで日々悩む社長さん。

ブラック経営者の八つ当たり采配やリストラなどに悩む会社員。

ライブや展覧会が中止になった作家さん。

みんな不本意な忙しさや、

不本意な暇さに苦悩する。

 

いつもと変わらぬ私が、幾分心に余裕が有る(のか?)ので

何かと私の出番は多い。

 

んで、

結果いつもの釣りに行けなかったりする。

『何もこんな時に?』的な。沈

 

代わりに近所の川に行ったりするが

日和見釣り師に良い思いさせる程、

天然、自然は甘くない。笑

バスなどもっての他、ナマズさえ

釣れる気配は皆無に等しい。

 

それでも結構な水押しの川で

自作ルアーを投げるのは新鮮で

海で投げるのとは別の発見があったりする。

何より川も上流域になると、急流流芯、チャラ瀬、など

同時間に全くタイプの違う状況設定を楽しめる。

淡水と海水では幾分挙動に差が出てくるものの、

プロトルアーをテストするにはもってこい。

 

そして今回のセンジュなどはルアーのタイプ的に

バス・シーバスを選ばないルアーであるような気もする。

アガチスのセンジュは私的には奇跡の挙動で

私的にとても欲しかったタイプのルアーが空から降って来たかの様なラッキー結果。

フローティングからスローシンキングの範疇にも関わらず、

アップでより動き、より潜るなんて、

心底たまたまの副産物。

 

しかし気になるのはシーバスのML系タックルではそんなに飛ばない。

たとえバンバン飛ばなくても意味有るルアーであるのは間違い無いけれど、

海で全くストレス無く投げられる状態に磨き上げて行きたい。

素材をアガチスにすればバルサで作るのに比べて、素材自体の比重の関係で飛距離をかなり稼げると踏んでいたが、中々。

バス用の大きなワームのネイルリグなど後方に2gていどのネイルシンカーを忍ばせれば、バイブレーションプラグレベルで飛んでいく、

しかし、シーバスルアー的には、前方重心のジグヘッドリグや重心移動システムが主流で、

あからさまなレベルでは、ワーム自体の重たさやボディ自体の重量で飛ばすと言う趣旨のシステムは見当たらない。

そう言う観点から、骨は折れるがバルサより比重の重い、アガチスを選んだんですが、

どうやらバルサにしてウエイト自体の量がある方が飛ばせるルアーになる模様。

影響は無いと言えども本来この時期に来るバタバタ感は無く、私の夜の自由時間はいささか多い。今がチャンスと普段はやらない様な、

しっかりとしたプランや、

しっかりとした記録を残しながら進めていける。

コレすなわち

上手いこと行った時の再現性に富む。

そして出来上がった

1番上は粘土版シンキング

『バルサ版プロトのプロト II 』 

たまたま起きた奇跡。

後方重心なのに、姿勢が前傾になるカラクリも発見できた。

もった感じも前より飛びそうだ。

スイムテストや行くゾォー!

続く

第四話,センジュ棒バルサ88,四苦八苦沙汰,自作ミノー

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

アガチス材製センジュは

『ルアーとしては異質、ベイトとしてはごく一般的なスラローム』で

私的にはほぼ完璧な新エースの誕生(実績は未だ)です。

が、問題は五つ。

①私水準では飛ばない。

②アガチス材の加工が大変。

③・・・・・・・・。

(2つカァーィ!)

 

あっ!

 

そうそう!

 

③タングステンのネイルシンカーを使ったために、不経済な上、カットして微調整的な事が出来ない。

(それでも三やし!)

しかし、最近鉛のネイルシンカーって見当たらない。

もちろんタングステン素材の方がネイルシンカーとしてのポテンシャルが高いからで、

仮に何処かに鉛のネイルシンカーがあったとしても、

時間と経費の事を考えると自作した方が話は早い。

注、

ここからは私の鋳物を紹介しているに過ぎず、決して素人の鋳物を推奨している訳ではありません。

鉛は有毒である上、融解した時の温度は300℃を越えます。この記事を参考に鋳物に挑戦する様な事は決してなさらないで下さい。

二束三文のお山の土地に

無駄に広いお庭のおうち。

と、言うか、

山を少々35年ローンで占拠してるに近い我が家。爆 

不便この上ないが

こういう時は気兼ねなく鋳物ができる。

例えば、車のエンジンクリーニングとて

『煙が上がるのでひとけのない所に行って注入してください』と書いてあるが、

 

我が家である。笑 

 

一時期、

鋳物は怖し、鉛で遊びたし!で。

専門的な鉛の鋳物をやってくれそうな工房(工場)を検索しまくった事がある。

すると関西にそれらしき工房を発見し、問い合わせた。

結果、返答的には

余程の数か、余程の大きさでないとお受けできない。

との事。

ソリャそうだ!笑

しかしそこのご主人が親切で

『シリコンとか、石膏がお嫌なら、木を彫って二枚貼り合わせて型とすれば良い!』

教えてくれた。

『えっ?燃えないんですか?』と、私。

『あー、ある程度は焦げたりしますけど、三回以上は使えますよ』

との事。

『緻密な構造の物はやはりマスターを作り、型取りしてコピーする事になりましょうけど、単純な造作だったらその方が確実』と。

『えっ?蒲鉾板でもいけますか?』

『完全に乾燥させてからやって下さい』

『ラジャー!』と。

 

蒲鉾が大好きな私。

その気になれば蒲鉾板を集める事など造作もない事。

『そんな造作も無い板』で『造作をかける』笑

こういった類の情報って

『今すぐに』取り掛かる事は無いにしても

『専門家から頂いた、生のリアルな宝のノウハウ』で、

しかも経費的に優れていると来ると、ホームセンターを一回りしたときに、必ず『蒲鉾板で鋳物を行う時の道具と部品』を意識して回る。

細い目の、長い目のボルトとナット。

コレ、アルミ箔に鱗目を付ける時にも便利で、

ネジの切り込み部分を麺棒の様に菱形クロスに這わせると鱗目付きアルミ箔が出来上がる。

そんなこんなで併用していたら、そんなネジどっかに行っちゃって、

長い木ネジで代用する羽目に。笑 

板と板の間をギュッと締めたい所だが

比較的小さなブツを作る時はドンマイ!かな? 

ネジで貼り合わせた2つの板の境目の中心に3.6mmの穴をドリルで六つ開ける。

一旦ネジを外し、開けた穴を2つづつペアにして穴の底を彫刻等で繋げる。

溶けた鉛を流し込み易い様に、穴の入り口をじょうご状に(逆円錐形)に削る。

両方とも同じことをやり、木ネジで貼り合わせる。

つなぎ合わせた穴の上にマジックで落書きをして、型合わせとする。

長らくやってなかった鋳物。

鋳物用カセットコンロなる物が存在したが、

長らく放置したせいで、火がつかない、

実際には鉛クズを鍋で軽く煮込んで不純物等を

網お玉などですくってから流し込みたい所ですが、

今回は鍋の中に鉛クズを入れてバーナーで炙るしか有るまい。

溶けっ面を流し込む。

繊細な規模の型。

やはり入り口がスムーズではない。穴の上で詰まった!上から更に炙ると何とか溶け流れてくれた、勿論板はこげ焦げ!笑

マジックの目標は秒殺、笑

まぁ良い!笑 

何とか取り出す事が出来た、鉛のネイルシンカー。

御家芸の反復練習でもっと正確に綺麗に仕上げたい所だが、

この類の事を素人が反復したら体を悪くする。

なんだか市販の鉛より軽い様な気もするが、

取り敢えず構わず進むのみ。笑 

続く