自作シンペン,バイブ,マユ系,UOGATA52,その3

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

ある日見たハスペン・ハイブリッド

私の大好きな村上晴彦氏!

常吉時代の取材で

『ハスペン(トップウォーター)』の

リアアイにオフセットフックを装着して、ワームをセット、

ハスペンが踊る水しぶきの中で、ワームも踊る的な誘い方をなさっていた。

現在、氏のプロデュースするカルティバさんのマルチオフセットフックが縦アイであるのは、

前記のコレを出来る様にとの理由も有るらしく、

例えば3インチに満たない小さなワームを食わせで使いたい時に、飛距離は妥協するのが、定石だろうけれど、

飛距離が稼げる、後方重心系ペンシルで沖に運んでやれば、

誰も狙わない場所でザワザワいわせながら3インチのワームを見せられるという仕組み。

近頃のライトソルトに見られる、フロートリグに近い。

 

ハイブリッドと言えば、普通にVJがチート

話は代わりコアマンさん。

以前、ソルトルアー界でハイブリッドと言えば、何故だかヒラメ用だとなっている時期が長かった。

デュオさんのハウルとか、

スズキにはあかんのかな?と釣具店でチラチラ見ていたのを思い出す。笑 

ルアーが柔軟という事自体はものすごく気を惹かれるのですが、

定番リグのジグヘッドはどうも苦手で、

じゃなくていいんならなるべく使いたく無いというのが当時の私の立ち位置。

個人的にはルアーが巻いたり、しゃくったりする事で躍動するのが当時のマストであった。笑 

で、

待ってましたとばかりVJ-16が現れて、私の不満の大半は飛んだ!笑 

しかし、マァ、あっと言う間に『ネコも杓子もVJ』ぐらい浸透した。

VJにはそのほかの追随を許さない、優位性というのがあった。

だからVJの個性って仮にソレを凌駕しよう!と考えるならVJの美味しい部分を真似ないと何も始まらない。

そんなタイプの根本的な部分が積んじゃってるルアーの一つ。

 

この崇拝する2つのルアーの隙間を割り込む的な

この二つの優れた発想を考察するに、

早く巻くとハスペン・ハイブリッド仕様は表層系。

VJは鉛系ハイブリッドなので、そのレンジ調整はウエイトの大小がモノを言い、巻くと上昇軌道を描くので、近距離ボトムトレースでは速巻き限定に成ったりする状況も有る。

ジグヘッド系の背アイの水の抵抗って、その重圧を突破する事が大前提となって揺動や直進が付加されるのだから当然。

 

マユ系のボディ後半の水受け効果を軽んじていて起こった失敗

んで、何処かへ消えた

『幻のマユ』が再現できた時に、真っ先に考えたのが、ハイブリッド仕様。

そして当時、

とっとと、コアマンさんのデカカリシャッドをハイブリッド的にボディ後半に装着する様に、

マユ25mmぐらいのを作り、

デカカリシャッドを装着して、試す。

イヤイヤイヤ!表層に浮き上がり横倒し棒引きになった。爆! 

水中での水平進行を維持するのに、

背アイ以降の後の部分がしっかり水を噛む事により、マユ系のスラロームって成立していた事に気づく。笑 

水を受けてギリギリ持ち堪える事がアクションのキモなのに、そこが自由なら

『への字』いや『つの字』になって持ち上がってしまいますわな? 

「あー?ダメなのか?」と

 

四苦八苦の末に出たハイブリッドの一つの形

当時はマユは硬い前提で研究を重ねたが、

最近になって、52mmで成立するマユ系に前記のバスペン・ハイブリッドの様に、

ワーム付きフックを装着すれば、ペンシルタイプのハイブリッドが成立するという結論に達し、

いっそのことワームを含むシルエットがトータルで魚型になる様にと、UOGATA52 が始まる。

前半のマユ系部分の第一弾はは完成。

オリジナルワーム部分は、親ルアーが完成してから練るとして、

まずは既存の何かワームを付けてみよう!

続く

自作シンペン,バイブ,マユ系,UOGATA52,その2

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最近のマユシリーズはサイズダウンする事により

元々の親ルアーとしての素性を色濃く発揮する。

ブレード・スズキラバー・ワーム。

こういうのをテールに付ける事によって、S字系の効果や水の中のスローな進行ぶりがより増幅される。

ブレードなどは52mmの世界観で有ると、親ルアーとブレードの大きさが変わらず、

大きなブラッシングをしながら巻き系で中層を蛇行するって、局面によればチョットチートだったりする。

最近のシーバスルアーの展開は急速に進み、その背景にはブルーブルーさんのニューアプローチのヒット連発の功績が大きいと思う。

私がソルトルアーを自作し始めた頃には未だ『シャルダス』は存在せず、

ブレード系である程度中層や表層をゆっくり引いてこられるタイプのペンシル系ブレードベイトって、一般的ではなかった。

コアマンさんの代名詞でもあろう『パワーブレード』

あんなに鉛がミラクルを呼び起こす物体も珍しいが、

当時最小が20gで、

潮が穏やかなタイミングでシャロー絡みで使っていると、

ゆっくり見せる様な釣りは難しく、ある程度のスピード感は必要になる。

しかしながら逆説的に、潮が穏やかな時ほどブレードの回転によるバイブとはまた違う波動が必要と思われる状況は多く、

小さなシャルダスやPB13の無い世界観では

工夫して自作するしかなかった。

(その前にロッド操作のテクぅ!笑)  

当時ブレードの親ルアーって、水平直進に価値がある前提で

それならとデュオさんマニックなんかをモデルに多少揺らぐi字系のイメージで仕上げた円柱型親ルアーペンは

真逆のスラロームペンシル!

と大失敗。

しかしソレがきっかけでマユ系すったもんだが始まる。

んで、前回にも、お話しましたが、ごく自然な魚型縛りでマユのポテンシャルを

マユ系ルアーを『繭型縛り』を取り払い『魚型縛り』にする事で何が起こるか? とりあえず第一弾!