自作メタルバイブレーション trest res(トレトレ)ローリング

ようこそおこしくださいました!フミニィです!

 

今日は自作ローリング メタルバイブレーション 認識名 『トレトレ』の改良版の試しづくりです。

テロテロトレトレ引きたいのでこの名前にしました。

 

別にテロテロでもよかったんですが、このご時世、なんか物騒なのでボツ。笑

 

ユックリ引くと只々ローリングして進んでいきます。

少しレンジを上げる引き方をしようものならブルブルとウォブリング。

 

沈下が早くてわかりにくいですがたぶん、シンペンに近いフォールをしているとおもわれます。(夏にすべて水中画像撮影予定)

 

このルアーはバイブレーションにしては、後方まで錘が伸びていて、キャストを工夫しないとクルクルと回転してしまうという欠点もあります。

 

しかし短所は長所と密接につながっているものです。

 

直感的にレンジキープができる。

 

平行に近い沈下姿勢。

 

そしてウォブリング優しめローリング多い目の場を荒らさない動き。

コレを目標に作りある程度叶っているとおもいます。

自作ルアー、オリジナルとしては第2番です。

(第1番はまだ完成していません)

(ちなみにサロゲート60などは第7番)

 

投げるのにコツが必要で、しばらく暗礁に乗り上げたのですが、まぁだいぶん改善し使えるようになりましたので、最近タックルケースにいつも入れています。

 

最近シャロー、シャローなのでさほどの出番は無いですが、これを無塗装で江井ヶ島で投げ、エソカーニバルに見舞われたことがあります。

 

このルアーでのシーバスの実績はまだ無いのですが、「アレ持って来てたら釣れたかも?」と思うケースが多々あり、また作り始めたわけです。

 

そしてこの前簡単に改良を加えリバイバルし、試し投げしたらいいかんじだったので、もうちょっと小マシに作ってみようとなりました。

 

ルアー作りを始めた頃、比較的柔らかく切りやすい、アルミ板にフリーハンドで形を書き、ああしてみてはどうか?こうしてみてはどうか?と、様々な形のバイブレーションを作っては、試し投げを繰り返していました。(基本的に釣果無視で)

 

無知とは逆に、独創の泉となり得る可能性を秘めているわけでして。

 

ローリング主体で平行沈下できるのテッパンルアーなどルアー釣りを知れば知るほど「戯言」となる訳です。

 

マァ!ズブの初心者の段階で何も知らずたまたま。

 

今みたいにある程度の理屈やデータが無いからこそ、出来たのかと思います。

 

私の想定している使い方は「居るのがわかっているのに喰わない!」みたいな状況                (まさに最近の私の感じです)

 

とか、強風でミノーやシンペンが戻ってくる日、ワームがよさそうだけど、上下させたくない感じの時、など。

 

「ストン」と頭から落ちないので、フォール根掛かりみたいなのもかなり減ると思います。

 

マァ私のたくらみは、最初から最後まで色々なバイブレーションで釣り通すなのです。

 

バイブレーションが好きなので。

 

骨は真鍮の1ミリ板を使い、手にまめを作りながら切ります。

 

ドリルであらかじめアイを色々試せるようにたくさんあけます。

 

おもりは2通り試します。

頭5号の割菱半分、お腹3号半分、1号半分、割菱特大

頭6号半分、お腹4号半分、1.5号半分、割菱特大。

段差がどうしてもできてしまいますのでモデナで薄くコーティングしたバージョンもつくります。

 

結局バタバタ仕上げます。笑

 

カラーリングはいつものように。

 

これで南甲子園浜、南芦屋浜、そして御前浜もチャレンジしてみるか!

トレトレ(漁れ漁れ)といきますかどうか?

 

ルアーに使っている粘土まとめ

ようこそおこしくださいました!フミニィです!

そろそろルアー作りをしているんだから発泡ウレタンキャストでも使って、マスター型を作り。

鉛も鋳物にして、量産してみたい。

オバちゃんのイカナゴの釘煮よろしく、会う人会う人に使ってみてくださいとお配りするばかりではなく、

完成品をこの世のアングラーと家族の経済のために活用できないかと考えております。             

(まだまだ先のははなしでしよう)

 

私が自作ルアーを作り始めたきっかけは、

せっかく1000円も2000円も出して買ったルアーが、根掛かりで一瞬にして海のゴミと化す事が、様々な意味で我慢出来ませんでした。

かと言って、ルアーフィッシングは続けたかったので、ノーチョイスで自分で作ったわけです。

それともう一点気になる事が・・・。

この経験は私だけではないと思うのですが、投げたメタルバイブを追っているシーバスが、ある程度追随して反転する様を見た時、

「後ろ姿がお気に召さない?」

と、思った事はありませんか?

状況的にそんなに早引きでない時はひしひしと感じる訳です。

結論シーバスもオッさんも色っぽい後ろ姿に、正体もわからず食い付く習性がある訳で・・・。

完全リアルもというのも難しいので、せめて後ろ姿にこだわった訳です。

それとチヌ専門家?(笑) としては、リアフックに喰っている事が、シーバスに比べて多いので下側の造型とカラーリングには多少こだわっています。

そんなこんなでメタルバイブの遠投力とレスポンスはとても魅力的なのですがシャローとなると適さな場合もあります。

御前浜をネチッコク攻めるためには(だいたいそのスタイルですが)、小ぶりでプックリして軽すぎず、早く沈み過ぎない粘土ルアーを多く仕込み、それを投げて釣れるまでいたったわけです。

そして、ノーテクでも実績を出すに至った訳です。

 

もう一つこだわっている事が有ります。

投げ心地です。

この世に秀逸なルアーは溢れて居ますが、上記の私のこだわりに近い市販ルアーは、変な表現ですが『投げた分飛んでいく感』がないものが多いんです。

空気抵抗の失速はいいのですが、重量足らずの失速は切ない気持ちになり、キャストだけでもストレス解消できるかんじではなくなります。

あまりたくさんのルアーを投げてきた訳ではないので妄想の部類かもしれませんが、サイズ感とウエイトを見れば大体どんな感じか、不本意な買い物をしないための知恵として備わっているとおもいます。

デ! 極々個人的な好みとこだわりにより重たい目粘土コーティングとなった次第です。                                    

 

モデナ

乾くとほぼ耐水性です、比重は乾燥したら、1.2〜1.4位のようです。

ちなみに鉛はボディの下寄りに多くつけますよね!ボディの上側の比重を大きくしたら、引き抵抗が優しくなる(もちろん動きも穏やかになる)事はご存知でしたか?

私はなんだかんだで、最近ハッキリ気付きました。

マァほとんどこれで作っていたからなんですけど。

この粘土のいいところは他にも!

手にベタつかない。

変な匂いがしない。

すぐ乾く。

軽く光を通す乳白色に近いオフホワイト(魚の身的な色)。

アルコール、油性の溶剤に影響されづらい。

彩色ののりと伸びがよい。

造型しやすい。水で硬さの調節が可能。

乾燥後はショックに強い(都合よく柔軟性がある)橋脚アタック、テトラアタック・大概無事!

様々な分野でよく使われているらしく、比較的安価でてにはいる。

ネットの使用例なども多く掲載されています。

テッパンバイブレーションの肉付け程度なら一つ有ればかなり作る事ができます。

ホログラムシールなどを貼りやすくしたい人は背中からハの字型に平にすれば簡単にホロ仕様もつくれます。

 ルアー用として使用するにあたり、注意点は、

乾燥後の手直しがしづらいので粘土の段階で形を完成させないといけないですが、めんどくさがり派の大雑把な形成にはピッタリ。

モデナソフト

上記モデナのソフト(ライト)バージョンです。

丈夫さや耐水性などは変わりませんが、比重が軽く(0.7ぐらいと思われます)飛ばすために重くした鉛をフォールの時には打ち消す働きをします。

フローティングのルアーをと、意気込むと比重が中途半端でがっかりしますが、ルアーがストンと落ちないでスゥーと落ちるので魚にしたら別物に見えるはずです、このチョイスで釣、不釣が変わるのは面白いです。

この比重0.7ぐらいの肉をつけたルアーがキャストでイライラすることのないボーダーラインです、私的には。

乾燥後は固い目のゴム、ぐらいの仕上がりなのでコーティングを厚い目にしないと、針を担ぐどころか担いだ針が刺さってしまいますのでご用心。

ちなみにボディが柔らかく仕上がるので固いところに投げ損じると塗装はクモの巣のように割れてしまうのでご用心。

フォルモ

百均などで見かける石粉粘土のハイグレード版です、なのに値段は量から考えてお買い得。

手にベタベタとまとわり付きにくく、快適に作業ができます。

乾燥後の比重は水よりやや重たいという感じ。

乾燥も早く、乾燥後の手直し(どころか造形も)彫刻刀やカッターナイフで簡単にできます。ほかの粘土に比べ削りやすいのに「パキッ!」と不本意な割れ方をすることも少なく、かなり融通の利く懐の深い仕上がりです。

ルアーに使う上での難は、乾くとしなやかな石膏ぐらいの仕上がりなので橋脚に当てると骨だけになります。

透けるくん

一見割高に見えるこの粘土、しかし乾燥後完全に透明の物体になる素材としては最安値に近いと思います。

何より手び練りで透明になる素材自体そんな何種類もないわけです。

ガラスを想像した人が切なくならないように申し上げておきますが、乾燥後の透明具合はうまくできた葛湯ぐらいです。

と、言っても魚やエビの身は余程でない限りこちらの方が表現できますし、バカ厚コーティングでもしない限り下地のホログラムのフラッシングは効きます、というか自然になるという感じです。

ですがルアーに使う場合大きな注意点が。

実はこれそれほど強力な耐水性がありません、油性塗装は大丈夫ですが、それが取れたまま放置して使っているといつの日か骨だけになって帰ってきます。

一度鯖の大群に遭遇した時、ほかのルアーには見向きもしないのに、この粘土にラメを混ぜたボディのバイブレーションだけに以上に反応し大爆釣になり、跳ね橋のゴロタでとんだ猫たらしになったことがあります。

色々使ってますので近々ナンバー2を。

ではまた。