考察シリーズ,ルアーと餌釣り,『釣れる、釣れない問題』

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

これから寒くなり、春が本格的に来るまで、オカッパリデイシーバスは難しい状況に入る。

一匹がアルナシの世界観。

タックルはドンドン繊細になり、

ボートに乗る人、

温排水周りに通う人、

ライトゲームにシフトする人。

その対抗手段は様々で

本当にやり取りを磨く観点だったり、アタリをアワセる技術の磨き上げなど、

いつでも釣れる状況に自らの身を置き、

釣り技術を実践的に向上させるというのはとても大切な事だと思う。

尊敬する、藤澤周郷氏を初めとして、沢山の一流プロ釣り師の方々が、

釣れない時期は出来るならボートに乗って

アワセとやり取りを磨けばオカッパリの技術も向上すると。

 

ライトタックル・ライトゲームにしても、一般的なシーバスタックルと比べると釣り自体が極々丁寧に修正され、

高活性時の釣りの磨き上げに繋がる!間違いなく繋がる。

現実問題私とて

フィネスというか『セコ釣り』は

『大遠投ブルブル丸・発現!』までのお家芸でも有る。笑 

 

しかしマァ、私は、ゴリゴリのプロって訳でもないし、

レジャーとして相応しく無い、ゴリゴリタイムに争う様な釣りをしたくないし、

ナイトゲームをスルーした世界観の中でシーバスさんやチヌさんに対峙して行きたい。 

 

冬季はシーバスさんは大半が繁殖のために沖に出ているという。

冬季の湾奥は魚が居ないという理屈が有る。

だから釣れる道理が無いと。

コレ、その通りかも知れないけれど

水中カメラで動画など撮ろうモンなら、わんさか釣り堀のように

チヌだ!シーバスだ!と沢山魚自体は存在する事も良くある。

 

海上釣り堀で、トラウト管理釣り場で痛感した事。

もう私も本格的、正統派のオッさんのフェーズに居るが、笑 

幼少期から、出身地の尼崎の藻川での釣り漬けに始まり、

様々な釣りをやって来た。

ソルトルアー自体はまだまだ始めてから浅く

中々見習い研修期間から脱出できずで有りますが。笑 

だから釣れる、釣れない問題に関して私なりに沢山の考察が存在している。

その中で興味深いのが、

海上釣り堀や管理釣り場の

『釣れる、釣れない問題』

これから2月ぐらいに突入すると、名残りのシーバスや水温はリセットされ

名実共に冬の海となる。

しかしその時期にエビ撒き・フカセをされる方が結構現れる。

実際グレ狙い目線とした場合真冬はシーズンとも言えるし、

スズキ・チヌ釣り目線で考えても、止まっているリアル餌付きタックルの極細仕様、長竿いなし系釣りをするんだからかなり有利。

その上、撒き餌をして釣れる『場』を作る釣りは

魚密度が薄くなる海に、

海上釣り堀を自設していくシステム。

以下、ソレ自体を海上釣り堀、管理釣り場として考える。

海上釣り堀・管理釣り場・撒き餌が完璧に決まり『場』の出来たポイント。

コレらシーバスオカッパリ師の世界観からすると、釣れたも同然の世界観。

しかし全然釣れない事ってあるんですよ!

魚が居ない訳がないのに。笑

第二話以降で、その辺りの秘密に迫りたいと思います。

 

クロカモはバイブで有り、蛇行ペンである。自作バイブ,自作シンペン

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マユシリーズの次男と言えるのが『クロカモ』

このルアーの定義というか目標は

中速まではスラロームペンシル。

速くなるとバイブレーション。

これって非常に理にかなったアクションで、

中速と言うとベイトは無警戒、もしくは怪我による体調不良な訳で、

その間はフラフラスラローム的に泳いでいる場面をよく見る。

しかしそこに捕食者が来たりした場合は

バイブ的に体を速く動かして逃げる。

ルアーを使う側にしてみれば、コレといった技巧を発揮する以前にルアーにこれが仕込まれているのはありがたいと思う、少なくとも私ならありがたい。笑

 

クロカモ誕生は丁度1年前、マユから孵る?

 

『マユ』自体が復刻できてから、ソレはソレは使い倒しました。
普通のシンキングペンシルと違って、
多少早く巻いても浮き上がり難いし、
そのスラロームぶりも水面から出たラインを左右に揺らすほどにハッキリと出る。
その上、
頭上ラインアイ・前方重心により沈下は前傾。
ソレにジャーク系アクションがリップ付きミノー感覚で行え、
リフト&フォールもバイブ感覚で違和感なく行える。
テンションフォール下ではスローシンキング、水平沈下に近くなり。
テンション緩めると前傾になって速く沈下していく。
この使い勝手、
私には無くてはならないルアーの一つに。
んで、更に求める
そんなある日、
大場所用にもっと飛距離が出せるヘビーウエイトバージョンを作ろうと考えた。
そもそもボディは発泡樹脂に近い性質の軽い素材
『モデナ・ソフト』
ルアー全体のウェイトを稼ぎ、
深場でボトム近くを探り易いようにと。
なんでも初めは極端にやっちゃう私
エポキシパテをチョイス。
(ダイソーさんに売ってる修理用パテ。比重はおそらく水の2〜3倍。)
こうなって来ると、出来るだけ動きのキレを継承したかったので
ウエイトはタングステンボールを採用。
エポキシパテは練り込んでから、1分程で固まるので
形成しながらあらかじめ算段したタングステンボールを埋める目論みで。
すると、タングステンボールを入れる前に固まってしまう。笑
アルアル!
(無いわぁ!)
仕方ない!硬いけれどチョット強引に削って、
その部分に玉入りで練り込んだエポキシパテをくっつけた。笑
薄々感づいてはいたが、本来のマユのバランスよりウエイトがかなり下になっちゃう。笑
マァ良い!
こういうのも面白かろう!
くるしゅう無い!的に
着色。(何で殿様?)
使ってみたらメッチャ面白かった的な。笑
マユから孵ったのは一匹にあらず
んで、面白いのが、
一旦スラローム系を完成させて。
スラローム・バイブ混合に手を出してしまうと、
様々な道が開ける(様な気になる、笑)
元々、バイブ四苦八苦沙汰を繰り返してきて、
このスラロームタイプペンの端境を垣間見ると、
その隙間はかなり狭いミクロの境界線ながら、
中にはブラックホールの様に未知のアクションの発現が埋もれている。
(んな、大仰な!)
その境界線の幅なんて、
人間スケールの思考、ルアーのアクションに対する理屈のごく常識的な範疇で、
先人の功績や相場を見ながら、人間目線で考えているだけでしか無い。
例えば、
アリの求愛ダンスの現場に出くわしたとしてソレが求愛ダンスだと貴方はわかりますか?
(その例え、多分いらない!笑)
魚のバイトのトリガーって私たち人間が全てを把握していると断言できますか? 
って、シーバスの80%はルアーを無視していると言う事実。
散々投げた後、となりで後から来たエビ撒き師に釣られた事はないですか?爆! 
餌釣り師の頃こんな事が有りました。
全然食わない状況。
針にはオキアミが一匹だけ付いている。
レンジが浅いのか?と、
針のすぐ上に極小のオモリを付ける。
しかしウキの棚はそのままだったりしていると
同じレンジで入れ食いになったり。
イヤイヤ、そんなもの何の差があるの?
たまたまジアイ?と
考えるけれど、
イヤイヤ!
ソレ!
チョットした沈下の違いとか、
ラインの角度の違いとかそう言うレベルだと思う。
釣りにはそういった人間にはミクロの違いが雌雄を決する的な要素がわんさかある様な気がする。
ってクロカモの説明から少しそれましたね。
又次回、笑 
続く