第二話,24番サロゲート,ドッペル,自作バイブレーション,ワームバイブ,スイムベイト

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

秋真っ盛り!

私の今年は釣り的にかなり外れ年ですが、笑、

鳥さん的にはかなり当たり年の様で、

野鳥の数が異常な程多い。

山岳の自宅の軒先で鋳物をする私に

『何か臭いネン!やめんかぁ!』的に

野鳥が吠える。

妻、私共に鳥好きの我が家、鳥に対する殺気が微塵も無いのか、

鳥が余り逃げない。

秋には秋でそんな鳥たちが乱舞する。

 

最寄りのコンビニは車がないと行けない、

海迄どれだけ急いでも車で30分かかる

山に住んでしまってシーバスマン的には便利とは言えませんが、

そんな瞬間には『ああよかった!』と思うものです。

 

バイブレーション兼シンペン兼ワーム

さて、お話は前回の続きです。

通常、魚がどこに居るか的が絞れない時は、

バイブレーションや強波動ミノーなんかで広範囲を探る、というのが本来から言われているセオリーの様。

 

漁師さん・

プロガイド(船長さん)・

毎日釣りに行く様な

ゴリゴリのプロや

プロ級アマ。

そんな方は

『ここに居てるから食わすんだ!』的に集魚力は無いが食わせ力のあるワームで、

ピンポイント投げを出来るんでしょうけれど。

 

デイシーバスの場合、

イヤ!

デイ海の場合。

 

週に1度程度の釣行だと、

ここ有望的な次元の話は有るけれど、

居てる前提感で食わせに行くって、それほど無い。

 

ゆえに投げ始めって

いきなりバイブとか、ミノーとか、広範囲をハイアピールに探る時間がどうしても長くなりがち。

特に早朝程度の出撃タイミングでは、

ゴリゴリのマズメ組が叩いた後だったりするので

組み立て的に、いきなり間違えて気付かない状況は多々有ると思う。

 

要はいきなりワームをジトッと投げる釣りをしなければ到底釣れない早朝は沢山有るはず。

しかし、

本当に何日和か?と、

答えを導き出さ無ければいけない短い時間にに

何回もスナップやフリーノットのくくり直しとか、チョット非現実的で、

何より楽しく無い。

 

一つのルアーで大まかな答えを導き出して、

後は

アレやコレや楽しみたい。

に渡って、

初めに試すルアーって、

その後の何時間かを左右するので、とても大事なんだとおもいます。

バイブレーション?

シンペン?

ワーム?

そんなもん一つのルアーで答えが出ればそれに越した事はない。

大型ワームのネイルリグって、そんな夢をはらんでる。

進化して行けば主流になりうる要素が沢山有る。

 

重量とスピードの関係性 

重力が効いている地球上の場合。

真空状態で鉛の様に重たい物と羽根の様に軽い物を同時に落下させるとその落下速度は同じらしい。笑 

空気中では羽根の方が空気噛みして力に対して抵抗するので

落ちるのは何倍も何十倍も遅い。

重力に対しては万物が同じ影響を受けるが抵抗に対しては圧倒的に高比重な物が速く落下する。

水辺はすでに水が落下して地球に張り付いている状況。

空気よりずっと重たい海水の中に、更にそれより重たい物を沈めるのがシンキングルアー。

アイスキャンディーの木の棒状のスティックを立てて1番上に糸をくくる。

1番下にオモリを固定する(後方重心)。

それを横に向けて引っ張ると、アイスの棒は軽い力で引っ張れるけれど、

オモリが付いているので最終的にはオモリを引っ張っている事になる。

結果、海水を掻き分けるパワーの面で勝る

重たい部分が先行する結果になり、

アイスの棒は横に向こうとする。横に向くとアイスの棒により強い水圧がかかり引っ張っているから元に戻ろうとする。

オモリとラインアイの位置が近いバイブレーション自体もこの理屈の方向性が複雑になっているだけで

何ら変わりなく、横向け、復帰のスピード感が速く力強いだけと言えなくも無い。

ネイルリグのワームバイブレーション?

だから、重心さえ自由にネイルシンカーの差し替えで変更出来るので有れば、

同じワームがシンペン・ジャークベイト・バイブレーションとその機能を一瞬で変えるという事は、

机上の考えでは容易い事の様に思える。

そんな中で『ワームのバイブレーション化』ちゅう私がずっと追い求めた目標に着手したい!となった訳です。

 

いよいよ雌型作り

  鉛もワームも石膏を元に同じように作る。

先に油粘土で雌型の雌型を作成。

二枚の型がぴったりと合わさる様に目印のお山も作っておく。

後で半分に切るので物差しも忍ばせる。天花粉をたっぷりと塗っておく

石膏を流し込んで固めたら、今度は天地逆にして流入口に新たな油粘土を盛り、天花粉をまた塗り、更に石膏を流し入れて固める。

私は石膏を固めるのに半日放置しました。

固まった模様。さて!仕上がりはいかに?

んん!初にしてはコレといったトラブルも無く、スンナリ完成!と思ったら・・・。

流入口の油粘土を盛る時、

目印山にも同じ様に油粘土を盛ってしまっていた。

トホホ、気室作成じゃ有るまいし空洞はいらない。

凸凹にしないといけないのに、凹凹にしてどうすんねん!

 一方の凹にボンドを流し入れ、

樹脂粘土を盛り型を合わせる凸を作る。笑 

ヤレヤレ!何をやってる事やら!笑

続く

24番サロゲート,ドッペル,自作バイブレーション,ワームバイブ,スイムベイト

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

以前より温めていた、というか・・・。

自分の使いたいワーム、というか・・・。

バイブレーションを柔らかくしたい、というか・・・。

(何?そのモジモジ感)

的な感じで、私としては異例の、根気を駆使したルアーに取り掛かる。

実情、プリズムと同時進行しています。

サロゲートの番号の意味

初めは名前など無かった、自作したバイブレーション。

只々できた順番に1番・2番と記しを付けていた。

実はかなり前にその方法で20番を超えた時期もあったが、

類似し過ぎている物を統合したり、

完全にボツにしたりと、

しているうちにギュッと圧縮されて現在は識別コード的に24通りとなっている。

最近のマイルールでは

現場で満足いく使用感が得られたら、

サロゲートの番手が与えられて、命名との手順が慣例であるが(どうでもいいワァー!)、

今回はブツ自体が未だ完成する前から、24番目のサロゲートが決定し、『ドッペル』という識別名まで命名済み。

いかにこのルアーに私の期待感があるのかが伺えるでしょ?(だからどうでもいいワァー!)

 

スイムベイトの雄型は、現物作るより時間がかかる?

ワーム・スイムベイト沙汰の第一弾としてバイブレーションタイプのスイムベイトを作ろう!となった訳ですが、

試したいルアーを前日に即席で作って投げたりしていた私的には、バケモノ的に時間が掛かる感覚。

このブログとて、実釣はおろか、まだ現物が形成されている訳でも無いのに書き始めている。

道は長く雌型作成の段階でかなりの時間と創意工夫を要した。

センジュやカマキリならもう何個もできていると思われる所用時間。

イャァ!

でも実際の話、雄型一つ完成した時に、これまでに無い達成感があったのでなんか名前付けたくなっただけなんですが、

というか!ここまでやってボツとかイヤだな的な。

なんとしても最終的に腑に落ちるルアーに仕上って当たり前的な思い。

 

侮れない大型ワームの使用感 

ワームのシーバスでの仕様って、

淡水や、メバル・鯵系のワームと違って

シュッとした感じのワームが多くて、

リブが細かく入っているとか、

なんらかの突起があるとか、 

足が付いているとか

そういったタイプの奴は少ない、

というかザックリ無いと言ってもよいぐらいの状態。

ゆえに水噛みを担当するのは、シャッドテールか、言うてもジグヘッドに担われたりしている。

実際、海って

流れが複雑で、水はやや重たい、

そんな海水の中でリブたっぷりのワームを使うと、

『留め系』の狙い方には都合良いが、

巻き始めると私的にはモッサク感じる事が多い。

だから、リブもほとんど無くて、ガッシリした感じのシャッドテールでない大型ワームを作って、

どんな感じの釣りになるか試したい。

何より大きなワームってウエイト配置がいびつでなければマテリアル自体のウエイトがあるので、よく飛ぶ。

飛ぶ系ミノーぐらいの飛距離を簡単に弾き出す事ができる。

それにどう考えても、留めた釣りをする時は、ABSやメタルよりも食ってくれる可能性も数段高そう。

潮に反応してオートマティクに動く事も期待できる。

何より光を通す素材であるし、浮力も持ち合わせているとなると、

まだまだシーバスルアーとしてのワーム素材(特に未だないデカイワーム系)には

模索すべき道が沢山潜んでいる様に見える。

 

バイブレーション兼シンペン?

たまに気の利いたルアーメーカーさんが、アイの位置を変える事によって、時に強波動なバイブレーション。時にナブラ打ちなどに有効な感じでI字っぽいフルメタルシンペンみたいな

2度美味しい系のルアーを発売されたりなさってる。

こういった企画系に付き物なのが、どっち付かず的ジャッジが下っているのか、定番化してないと言う事。

実際の話、

ほとんどの方が釣行時はライフジャケットのポケットかバックに、

ルアーケースの三つか、四つ忍ばせて、海の状況に合わせて、

自分チョイスのルアーを創意工夫しながら投げるのがルアーマンの醍醐味なんだとおもいます。

ルアーを選ぶ際の決め手と言う面では中間的な存在って飛ばされ率も増えて、一軍から外れがち。

中々定番化までいかないのであろう。

しかし、バスでよくやってらっしゃる

『ネイルリグ』

ワームキーパー状に細長いネイルシンカー、

素材は昨今、タングステンで、

ワームの素材の特性上、釣り場で簡単にカスタマイズできる。

例えばワームをワンパック購入して、

その中の5本のワームが同じ形なのにシンペンだったり、バイブレーションだったりするのって

逆にワクワクしませんか?

バイブシンペンの問題点は問答無用の前方重心にあるわけで、

高比重なタングステンのネイルシンカーの自由な移動で、色々な狙い方が出来るのってどうでしょう?

何ならノーシンカーとか。

そう!

少なくともバイブレーションのネイルリグ。

そんな発想を

オフセットフックにデカイワームの試し投げ、ネイルリグをあれやこれややっている内に思いついきました。

そもそも自宅でバイブレーションのバランスが四の五のやって、20kn離れた海に繰り出し、ダメならまた次週、となっていたそのサイクルを

海で何通りも完結出来るっていうのは、とても魅力的。

 

ワームキープの壁、リアフックの壁

ジグヘッドにはワームキーパーが付いているのが当たり前の昨今。

そこにダメ押しの様にジグヘッドフックが伸びて、二重ホールドの状態が当然の形となっている。

そもそも海でのジグヘッドリグという奴、

おそらく創成期は遠くに飛ばす有りき、ボトムを水平引きありきで

20gを超える物が主流だったんでしょう。

ところが最近は5g、8gなんていう世界観も多々で

『ウエイトがワームの外に出ている必要ある?』的な。笑 

何ならせっかく顔まで丁寧に作り込んでいる、お魚ソックリワームの顔を

ちょん切って、目玉すら付いていない鉛剥き出しのジグヘッドが顔の代わりちゅうのが、

どうも勿体ないと思って仕方なかったのです。

んで、そんな疑問を、スイムベイトちゅう奴はクリアしている訳ですが、

何故か極端な大型が大半でしかも高価と来ている。

ウエイトも20gを簡単に超えていて、

釣りが重たい感じになるのは必須。

イヤ、じゃなくて!とか思う訳です。

それに大半のスイムベイトの構造って、ビッグベイトのゴム化的な物が主流で

ワームでござい!には在らずの風情。

強固を主眼に置くとリアフックまではどうしても実質的ワーム感が消えてしまう。

何よりラインアイからしっかりと、ワーム自体をキープする術もまだまだバリエーションが少なく、

早引き用スイムベイト何ちゅう発想は中々手放しで出来るとは言い難い。

続く