第三話,自作バイブレーション,25番サロゲート,すったもんだ問題,笑

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

単純に!明快に!比重11.3を誇る鉛の塊は飛ぶ。

鉛が30g・40gだ言ってる範疇では、カーボンの弾性とか、ソレを操る人間の瞬発力とかは強大で、

飛ばすと言う事にかけては

十分に人間はその技量内で最大限の物理的エネルギーを発揮できる。

しかしコレが10g以下になると、

ちょっとした抵抗がその移動に顕著に影響してくる。

空気もそうだし、水もそう。

『ラインの重たさ』なんて要素が重要視されるし、

そもそも竿が硬かったら、竿の弾性を利用しきれず、

飛ばない!となる。

んで形状が水圧や空気に与える影響と、ソレを程よくかわすサジ加減として、

シーバスのルアーは100mm辺りまでの形状では、

20g前後のウエイトが

ぶっ飛び系のハニースポットになっている。

しかし、私の知る限り、めっちゃ飛ぶのんって、40gぐらいのナス型オモリ。

飛ぶ、と言うより危ない!笑 

 

バイブレーションのブルブルの意義

んで、重たく、短く、細身。

コレ、バイブレーションで突き詰めていくと、そのバイブレーションは両極端に、

引き重りゴリゴリか、静か過ぎるブツになりがち。

『重たい』という前提で大遠投して広範囲を巻いてくるという事が主な仕事となる手前、

引き重りゴリゴリではキワモノ感。

『僕!腕がパンパンになってもいいから、なるべく広範囲を強波動で寄せたい!』という

豪傑も時にはいらっしゃろうが、基本的にそういった物の用途って、

届かないボイル打ち、

か、沖ボトム攻略。

そしてそれでも

『ある程度波動が欲しい』になるならIP-26的なもんで充分に飛ぶし。

んで、

そんなデーターを踏まえた上でもっと遠くへ!とか、

棒引きは嫌だが、僅かな波動程度でいい。

というニーズがオープン系のローテーションの中で湧くのは必定。

 

ジグバイブの夢

水の引っ掛かりが優しければ着水すぐ巻きで、

表層直下系もロッドコントロールと潮に対する巻き様で調整出来る。

数年前に放置となったジグバイブの意欲がそういった妄想を経て復活した。

 

シミーフォールジグバイブの夢

ぶっ飛ぶと言えば、ジグ。

その飛距離はもとより巻いているその重みは

歯切れの良い水切りのお陰か?40gクラスでも極々快適。

コレ!余り指摘され、賛美される事を聞かないけれど、

私的に注目すべき要素。

 

『ジグミノー』もメタルジグ並みに飛び、優れたアクションをするものもあるが、

巻き抵抗やモッサリ感、汎用性の低さがネックだったりする。

重たい物に水圧でどうのこうのカラクリするんだから当然チャァ当然。

でも、

ジグヘッドって、意外に引き重らない。

キャスト時は投げ方次第・風次第でクルクル飛びする事も有るが、

基本的にちゃんとキャストできれば、かなり飛ぶし、

別にニーズが少ないだけで40gのジグヘッドとかあっても、引き重りはしないと思う。

『ちょっとだけ、波動出したらどう?』的な。

≒『優しくも重い、ちょっとだけ波動出すジグって出来ん?』(by甲さん)となる。

そして、前方に重心が有る、ジグタイプのバイブレーションを、

前傾にシミーフォールさせるのって、重たいからこそ、スピーディーなフォールの釣りの一つの目標値として、何年も夢見ている。

続く

第二話,自作バイブレーション,25番サロゲート,すったもんだ問題,笑

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

垂水漁港修行沙汰の続き

垂水漁港には

真前に垂水一文字が張り出していて、

漁港と一文字の間は大きな運河の様な状況で

潮が動くときは、川の急流のの様に潮が流れる。

魚影は決して薄い訳でも無いが、

何分水が澄んでいる事が多く、流れも流れなので釣り方はかなり限定される。

クロス何かで26gクラスのメタルバイブを投げようモンなら、横から当たる潮で何が何やら分からぬ間に、潮下に瞬間移動。笑 

ダウンで投げたら強烈な引き重りの末に浮いてくる。

アップで投げたら即、足元にワープ!(ちょっと大げさだけど!)

でも、当時の僕はど初心者でルアーの操作感って、コレが普通だと思っていた。爆!

『コリャいかん!みんなどうしてるんだ?』的な!笑

40gクラスのジグなら抵抗無くひいてこられるし、尻振りアクションもしている。

しかし油断すると今度はボトムに張り付くロープの残骸や本格的な根にやられる。(いにしえの垂水はきっと磯だったに違いない。笑

当時はいまの何倍も経済状況の悪かった僕は、ダイソーのジグベイトがメインルアーだった。笑 

そしてたまの贅沢にデュエルさんのアダージョとか、

マングローブデザインさんの船からキャスティングする様なルアーを使ってた。笑 

んで、そんな事では中々釣れないし、もっと小さくて重たいバイブレーションが欲しいな!となって、

アルミパイプをやや縦に潰し、そこに針金のアイを通して、鉛を溶かして詰める。笑

的な、とんでもバイブを開発しようとした。めげずに何度かやっているとだんだんと自分なりにソレ風になるもので、笑 

喜んで持っていって投げた。

結構なスピードで巻いていると『ムワーッ』っと横向けになって浮いてきた。

前方と後方に明確なメリハリが無ければ、

そのブツは水中で一本の棒となって、その鉛の一本の棒に糸を付けて引っ張っているだけのブツになる。笑 

理屈的には、一枚の長方形板があったとして、

左辺と下辺の左半分に重りを付ける。

上辺の左側に穴を開けて糸で引っ張るとする。

オモリが無ければ穴を支点に横向けになって浮いてくる板。

しかし、その左端と左下だけ沈む様にオモリを付けたら、

水の中でその部分だけ左下に力が働く。

しかしずっと引っ張っていると、ソレらも浮き上がる様な力が働くが

横向けになっているので水の抵抗を受ける。

するとオモリの沈もうとする力は水圧により

強くなり真っ直ぐに進む。

コレを瞬間的に繰り返す力がバイブレーションの波動や揺れの力。

しかしこの重量のメリハリがないと、ブツは方向性を失ってしまう。

続く