10番マル秘ペン『ローレンツ131』,ポリプロピレンバージョン!

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

自作ルアーをやり始めてからもう6年になろうとしています。

で、実践で使えるルアーの1番サロゲート『サテライト』の原型が出来る前。

私はずっとアルミパイプを使って簡単にルアーが出来ないか?と模索していました。

特にミノーやシンペンって、13mm直径から20mm直径程度の円柱をカットすればベーシックな形状には近づくはずと様々な試みを繰り返した。

結果当時はルアーを泳がせるウエイトバランスなどやルアーの強化・仕上げなど

全くノウハウや知識もなかったので余り良い結果は出なかったです。

何より私の悪い癖で既存のルアーには無い特別な仕組み、

根掛かりしないとか、

いびつにぶっ飛ぶとかそういった機能をすごく盛り込もうと欲張ってしまい、

結果完成しない、

もしくは使いたく無い様な駄作の山が出来たり。

しかしいうてもそのパズル的に解を導き出す行動は楽しかったですし、

現在は相応のノウハウや落とし所も分かってきたので無駄では無かったと思います。

 

規格内の材料の安価さは魅力 

ホームセンターには様々な材料があって、

その中の物をルアーに活用出来れば多くの工程がスルー出来るし、

何より実際に私達の生活の礎を成り立たして下さる工業製品を転用できればかなりリーズナブルに自作ルアーで遊べる。

そんな気持ちは今でも変わらないです。

例えばステンレス性のネジや釘など、

比重はタングステンや鉛に及ばないものの

ちょっとした工夫と自分なりのデータが取れたら、

かなり安価にルアーのバランス調整が自由自在になる事でしょう。

マァ私の場合はアルミのパイプが最初の課題で。

ノコギリで様々なカットをして実験したりしていました。

 

薄い樹脂材料をレジンで補強していく最近の流れ 

んで、

最近ペットやアクリルにアイ用の針金やステンレス板を合わせて、

レジンで固定して気室のあるルアーを作るのが私の中で流行っています。笑 

アルミのパイプをカットしていくのはなかなか骨が折れますが、

例えばタピオカストローや

ウキや竿の穂先を保管しておくポリプロピレンの筒などを使うので有れば

加工が簡単に出来るし、

強度はレジンで担保すれば良い、

と言うか気室の有るレジンルアーを作る骨として、ソレら樹脂製の管を依代にすると言う趣旨の元、

10番マル秘ペンに取り組みます。

 

表層・水面直下ロールの威力

出来た当時は失敗作だと考えていた

2番サロゲート『トレトレ』

バイブレーションの構築を目標にしていた初心者にとって、

ウォブリング が余り発現せずに終始ロール中心と言うのは失敗だったんですが、

だんだんとその価値について分かってきて今では『トレトレの場』と言う局面を識別出来る様になりました。

コレ、プロの方で余り言及されないので

「私の見立ての思い違いかな?」と思ったりしますが。

バイブレーションの波動の発現はウォブリング 発現の物とロール発現の物が有るかと思います。

結局バイブが傾けばそこにはロールの要素があるわけですし、

尾がウエイトを中心に横揺れすればウォブリング な訳ですし、

当然と言えば当然。

しかしマァ例えば代表メーカーで言うなら、

ダイワさんのミニエントは

ウォブリング の比率が強いですし、

シマノさんのサルベージは

ロールが効いていますし。

それぞれの個性ってこの割合で出ていると推察されます。

んで、スレっからしの中でウォブリング がダメだけど、波動は出てないと食わない的なパラドックス的局面があったりして、

こんな時に2番サロゲート『トレトレ』がオンリーワンになったりします。

飛ばせるロールプラグ

んで、大阪地元メーカーながら全国区でバチ抜けの超定番ルアーに君臨する『エリア10』

コレの他とは違う個性って、結果ロール傾向が強い事にある様に思います。

余り潜らず水面直下をロール中心で真っ直ぐに泳ぐ

コレにバチに限らず『エリテンの場』と言うのが全国区になっている理由だと思います。

んでもっとロールさせたくなるのは人情で

例えばゆっくり表層直下をロールで引けるって、

コアマン さんのRJかエリテンぐらいだし(他にもあるんでしょうけれど)

131mmぐらいである程度飛んでダランと巻けるロールのプラグを作ってみようとなりました。

マル秘ペンシリーズで培った前方固定のデーター 

マル秘ペンシリーズってやり始めたきっかけは

『デイゲームにはワームの場が存在するが、それはゴムだけの場では無く、前方固定重心ありきの場では無いのか?』と言う疑問に基づきます。笑 

ソレに何より前方固定重心って後方固定重心ほどで無いものの向きが整う様に投げればかなり飛ぶ、

ラインで直接的にウエイトを持ち上げるので巻き抵抗は軽く疲れない。

ウエイトと直結している都合上レンジが直感的に判断出来る。

前方固定重心ならルアー全体のウエイトが30g前後になっても巻きでモッサクならない。

飛距離に貢献すれど連投などの扱いに疲れないってメリットが有る訳です。

しかしマァデメリットもあって、

沈下がラインとVの時になりやすく(バイブより更に)小さなルアーだとトラブルが多い。

浮き上がりやすいルアーになる。

風の日はキャストで回転しやすい。

ノーテンションの姿勢は前傾が前提。など 

しかしマァ例えばテンションで探知してゆっくり釣るってシーバスでは未開な訳で、

再開マル秘ペンの第一弾として取り組みます。

んで、今日はこの辺で、

次回、材料入手のリンク・テンプレートのPDFの公開を予定しています。

その2にもお付き合いください。