第二話,シャロージグミノー,という考え方

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

私がシーバス釣りを始めた理由は、当時経済的にしんどい時期で

それまでにやっていた鮎や磯釣りは

一回一回、結構お金がかかるので、

リーズナブルに釣りを続行する術として、

ルアー釣りを模索したという事情もありました。

そんな事情な訳ですから、

ダイソーさんのジグベイト(今は廃盤らしい)の30gとかを、おゆまるで改造して、色々なタイプのジグを作り、ジグベイト内でローテーションしたりして。笑 

なんせ1つ百円。最近のミノーなら簡単に二千円する世界観、

セールや元々リーズナブルなミノーとて千円の世界観。

コスパ的に副材料を考えたとて10分の1な訳です。

 

ショアリトリーブジギンガー?

だからシーバス釣りを始めた頃の私は

『ショアリトリーブジギンガー』で。笑 

ファーストルアーシーバスも

『ショアリトリーブジギンガー』として

モノにした訳です。笑 

忘れもしない感動の瞬間。

ダイソージグベイト・コーティング・黒おゆまる(金ラメ入り)をシンペン使い。

フックはコアマン さんの

『こだわりアシストフック』を

チヌバリとシーハンターで模したモノ。

後方重心であった、ジグベイトにラメ入り黒おゆまるをリア部分を厚い目にコーティングして、浮力を持たせシンペン使いするのに姿勢が良くなる様に調整する。

リアが若干持ち上がり、シルエットも立派になり、

尻振りアクションは若干緩やかに。と、

今のテキトー振りを考えると想像も付かない繊細な発想でジグを使い分けていた。

あれからもう6年経ったのか?

 

ガラパゴス的ルアービルダー

そういえばあの改造から私のガラパゴス的ルアー作り人生が始まっている。

最近『あの頃を思い出せ!』的な。笑 

そもそもジグって、ハイスピードなフォールをいかに見せていくか?が

一つのキモであって、

リフト時にバイトが有るとしても、

ソレはフォール時に見せたアクションが引き金になっているケースは多い模様。

だから、ジグのフォール自体が猛スピードで有れば有るほどショアジギングとしては使いやすい。

だからもちろんジグは猛スピードでフォールする。

しかし、仮にシャローでボトムスレスレに引いて来るとしたら、このスピード感溢れるフォールは危険因子でしか無くなる。

色々な場所でジグだけで釣らざるを得なかった当時の私の独特の結論で有る。

ウエイト配分云々は無し、ジグベイトのボディは必須。

ソレに何をどう纏わせるか?

そんなすったもんだを6年経った今、オリジナルジグを持ってして復活させる。

 

ジグのシンペン使い 

しかし、普通の市販のジグとて逆にボトムを無視するなら、メッチャ飛ぶシンペンとして活用出来る。

実際表層・中層をホワッと速い目に引くだけならジグのポテンシャルは圧倒的な訳で、

中層までの感覚ならそこそこゆっくり巻く事も出来なくは無い。

そんな使い方をノーチョイスでやっていた私。

ある日、小沼正弥氏のコメントで、

『メタルジグは物凄く飛ぶシンペンとして磯でも使っている』

的な事を聞いて

『いいんだ?』と

元気付けられた。

私もだからシーバス釣りをする上で小沼氏は

別次元の師匠感を感じている。兄貴!的な。

続く

 

シャロージグミノー,という考え方

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

真剣にゆるゆるデイゲームをやっていると、

大遠投というのは早い段階で必須要因となるモノです。

しかもまして、同じ様な釣り場を繰り返し釣り歩く私にとって、ビッチの速い釣りになればなるほど見切りは早くなり、

も一つ向こうの駆け上がりを狙う様なスタイルに成るのは必定なのです。

ご存知の様に近距離戦で一つの立ち位置で探る範囲と

遠距離で一つの立ち位置で探る範囲はかなりの差があり、

半円に縦横無尽に探れる、人の居ない釣り場となると尚の事。

ましてや冬の泳ぎ回らない様な魚らに小刻みにルアーを見せようとすると

通して納得するトレースラインの幅も狭まっていて、

結果かなりの数の投げては巻くを繰り返す釣りになります。

最近はミノーの飛距離の進歩が目覚ましく、

そんな釣りを手助けしてくれる様なシンキングミノーは沢山ある。

例えば、サイレントアサシン。

劇的なぶっ飛び感、

かっちりしたアクション、

水切れの良さが有り、

巻いていて非常に快適な上、

一種独特な波動が発生していて、

広い領域でアピールも出来ている事は歴然。

しかも狂鱗という半ば完璧とも言える塗装が施されているやつなんかは

見かけもデイでこれ以上無い程信頼できて、

ある意味ミノーとして完全に詰んじゃってる。

これ以上何を望む的な。笑 

ソレにブローウィンやセットアッパー,グラバー、

そしてシンペンではヨレヨレ、スイッチヒッター。

これだけ有ればプラグ系だけで充分にそんな釣りは成り立ちます。

しかし冬の釣りのレンジは言うてもボトムネチネチ系に落ち着く。

そして水の中で自然に流れにのせるアップクロス系がやっぱりアタリやすい。

ボトムを感じるまでドリフトっぽくゆっくり沈めるとか。

そういう釣りをシンキングミノーで繰り返した時の根掛かり率って

ややこしい系私の釣り場では、かなり高くて、

しかも沖系でソレをやっちゃうと回収の術も希薄。

ゆえにソレが有効と分かっていてもロストが頭をかすめて、かなり奥手になってしまう。

ソレにシンキングミノーをテンション無しで流す間って感度が有るとは言い難い状況で、

やばい!と思った時には手遅れというケースは非常に多い。

しかしながらコレが20g代のジグとなると逆に高感度でボディとラインとの情報伝達が雲泥なケースってわかりますでしょうか?

ほらほら!金属ってラインに糸電話の様に情報を伝えてくるんです。

ジグ自体が30gを超えてくると逆に沈下スピードが速すぎてそんな効も薄れるが

20g代となると飛ぶし感度も上がるし、中々簡単に根掛かりしない大遠投釣りが出来る。

しかし、

マァご存知の様にジグのリトリーブ系の釣りでシーバスがポコポコ釣れる状況って限られているんですよね。

ましてや冬となると巻くでは無くリフトアンドフォールにぶがあったり。

しかし『ジグのアクションとして1番美味しい所』

フリーフォールでのリアクションバイト系をもし捨てるとすると、

何だか面白い世界観が見えて来たんですが。

続く