第二話,自作バイブレーション,7番サロゲート,ズー,蒸し返し

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

『気配』とか『殺気』とか意識して釣りをされる方がいる。

『感覚派』とでも言うんでしょうか? 

対して『理論派』と言うのも、もちろんあって。

しかし『感覚を重んじる』という事と、『理論立てて物事を考える』という事は決して相反する事では無く

『派』が付く理由って、

最終的な別れ道で『何を信じるか?』なんでしょう? 

ルアー釣りだったら派生して『ルアー派』というのがアル。

そうそうたる偉人がインストールした釣れるルアーをひたすら信じて休日を捧げる。笑 

私も小沼さんと泉さんと藤澤さんと村上さんなら何日もの休日と、なけなしのお小遣いを捧げる気持ちは有る。笑 

言うと休日とお小遣いがソレをするには少ないだけ。笑 

 

この前も散々、

荒れ南甲子園浜で

『小鯖におちょくられバターン』を堪能した。爆 

大荒れのダウンってルアー選択に逆に制限が出てくる。(私の投げる筆頭ポイントは水流の曲がり角のブレイク。回収迄の間・アップかダウンのどちらかになる)

こんな所を機敏に快適に引いて来られるルアーって本当に少ない。

だからといって止めたりするには水が濁り過ぎて、波動なと色なとである程度主張しないと脈は無さげ。

マユなんかいい感じですがコレでも強い様な気がする。

センジュはシンキングに本格的に取り掛かっていない。未だ無垢のまま。笑 

 

んんん?

そうそう!

 

邪道さんのヨレヨレだ、

コレがある限りシンプルなのシンペンなど自作で作る気が起こらない。

本当コレで一日中ランガンしても構わない。

『詰んでるルアー』

これがまたダウンで

水流にあらがいながら巻くと神アクションをする。

水流を強く受けると後方の目立たないスタビライザーが効いてきてほぼ水平になる。

そして不規則でコンパクトなチドリとソレに伴う生物的な波動。

ルアーに対する最大限の称賛の言葉

『キショイ』を捧げる。(一周回って悪口みたいになる、笑)

私なんぞ修行が足りずまだまだ

『キショイ』ルアーは作れない。

センジュがちょっとキショイぐらい。笑 

そしてズーも『真ズー』ならそこそこキショイ。

しかし今あるズーは全然キショク無い。笑 

これで何度目だろうか?

『真7番ズー』の追求。

感覚的な事に、理論を付ける作業。

気が遠くなる。

しかしなんだかんだで

あの『マユ』も完成して派生種もポコポコ出来たのだから、

ズーとて諦め無ければ完全版が完成するはず。

ポイントはラインアイとウエイトの関係である模様。

話はチョイ逸れますが、サロゲートシリーズには2通りの母体が有る。

1番サロゲートパターン

(菱形の細太・伸び縮みがベース)

と2番サロゲートパターン

(カタクチイワシのフォルムのルアー化)。

2番(トレトレ)パターンはルアーの着想がイワシの形状有りきで着想していて、

細いブツをどうやってバイブレーションとして成立させるか?がテーマ。

代表作は

8番プルプル・

12番クリアハード・

14番ムジュウ・

など。

そして1番パターンは

ズーやコンマなどその他大半。

そして1番パターンで始めに来た壁はトラブルの問題、

特に序盤の製作過程で頻繁だったのが、

フロントフックがラインやラインアイを拾ってしまって微妙な動きやリアフックを阻害するパターン。

当然安易に思い付くのがリアフックのアイを下にズラして行く事。

しかしアイだけポッコリ出ていると不格好なのでポディ自体も下方にズレて行く、

当然オモリも下方に移動して行く。

あっ!

これって結局ラインアイが上に行く事。

ルアーを強振動・大振りに導く極意である。爆 

私が良くやるミス。

一周回って原則に気付かなくなる。

 

『丸い小さな星でウサギを追いかけていたら見失ったけれど、諦めずに追いかけていたら、後ろから来た!』的な。笑 

フロントフックの件もここでは一旦無視してとりあえず

take?(数え切れない!笑) 製作!

続く

第三話,自作ミノー,『カマキリ』,御前浜釣行記

ようこそおこしいただきました!フミニイです!

ルアー作りって、作る方は極々繊細に様々な微調整を繰り返さなければならないが、

使う段階になると、かなりのキャパを用意しとかないと、

自然の振る舞いに対応できず、想像している使い勝手は出ない。

コレはこんなルアーとテメエで勝手に決めつける訳ですが、釣り場の状況で全く変わっていたりする。

『タイトバタバタ&チドリぶっ飛びミノー』と化した

『1番デイミノー・カマキリ』私の最近の創作は常に作者の意図を超えて来る。

『無知は有智に勝る』とどなたかが良く言ってらしたが、

最近その言葉が負け惜しみなんかでは無く、

無垢に対峙する清らかさを称賛する、ポジティブな言葉に思えてきた。

飛ばない物を飛ぶように工夫するのではなく、

飛ぶ物を理想的に動かす。

デイミノーのテーマであるが、

理想の動きという物が意図せず発動する。

快楽以外の何者でもない。笑 

『こじんまりバタバタ&チドリ』

中々意図して出せるものでは無い。

さて!ルアー自体は極々繊細で武庫川では100点に近い使い勝手を得た。

幸運にも作者の想定からズレてはいるものの、

いきなり完成。笑 

 

そして検証するは塩分濃度3.5%の壁。

 

御前浜へ!

たかだか1kg・1Lの水の中に35gの塩が入っているだけの海水(正確には965g・965cc) この壁は難なくクリアしないといけない。

いわゆる『重たい水』にもキビキビと動く様に。

御前浜に到着。

さすがに緊急事態宣言解除で市営駐車場は復活。

ここに止めるとトイレが目の前で、着替える直前にトイレを念押しする事ができる。

ウェーダー履いてからのトイレは何かと厄介で面倒。

ついつい我慢してしまって、私が緊急事態宣言になってしまう。爆 

車を出ると暴風!

南の風だ!

南の風は暖かくなるので悪くは無いけれど、

ルアーが飛ばないし、

沖のアラが全部岸にやってくる。

案の定、有り得ないゴミが打ち上げられている。

コレ!訳もわからず

『御前浜の利用者はマナーが悪い!』なんて言うなかれ!

四国や淡路島のゴミもここに集まる。

嫌なものも、

有り難い神様も西宮の浜に打ち上げられるのです。

だからこそ西宮は神聖な土地なんです。

チュウてから取り敢えず、

カラーリングしたセンジュのテスト。

45度に高らかにキャスト!

手前にポチャン!

イヤイヤイヤ!だから暴風だって!

コレだからバイブレーション野郎はいかん!

向い風の時は低い弾道でキャストが基本なのに、

今まで免除されて来てる感。

基本に忠実にキャストしたら飛びます、飛びます!

そしていよいよカマキリ。

センジュより明らかなオモリの量。

暴風なんてへっちゃら!

ぶっ飛び感はO.K!

動きは?んん?やはり大味になる。

バタバタの発動が遅い!

んんんん?

リップをやや大きく、

バルサをやや高比重の素材に?

オモリを追加して、やや後方に配置?

ってところか?

チュウテも川で見たバタバタ感が頭に有るからで、コレはコレで良し!

帰りに武庫川の完全淡水下で確認。

やはりこの環境ではバタバタの発動は早い。

淡水下ではもっとバタバタしていい様なモンだし、

んん?コレは拘って磨き上げるしか無い。

続く