透ける粘土?続々,ルアーを粘土で作る。アイボン産業さんの『透けるくん』

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

まもなく梅雨が始まろうかという季節になりました。

いかがお過ごしですか?

 

今週の阪神間の釣行は青潮?水潮?泥濁り?か?

なんか分からんけれど、

結構なバッドコンディション。

 

しかしマァ、

釣り師たる物、

どんな場所、状況でもそれをクリアするのお愉しむ。

アーダコーダ考えて珠玉の一本に出会うというのも一つのゴール。

 

南甲子園浜釣行記

イヤハヤ、

新しい自作スピンテール系をわんさか持って張り切って出かけた南甲子園浜。

潮の動きが強いのはいいが

なんともよろしく無い感じの濁りよう。

しかも、

いつもの立ち位置からナチュラルに投げるとダウンクロス。

1番小さなスピンテールが活躍し難い状況設定。

マァ

そんな中でも

簡単スピンテール(改)と

ボトムネチネチスピンテールジグ

はちゃんと動いていたので一安心。(有効かどうかは別ですが、笑)

 

コンマ・ムジュウ・ダコール・ズー・センジュソリッドなど、

ある程度できる必勝パターンを全部無視されて、笑 

『よし!守護神パート1,行けェー!』とばかりに

プリズム(ディープバージョン)を

大遠投!

63mmで20g越え、ウエイトはボディの75%にしっかり配置されて、

ジグ並みに飛ぶけれど引き抵抗はある程度穏やかなメタルバイブ。

に、

何とかキビレさんが反応。

 

簡単バイブレーション・透明タイプ

最近、

購買確率にうるさいであろう、

100円均一店に

自作ルアーの素材がたくさん売られる様になった。

と、いうことは自作ルアーをする人が増えてきたのかな?と思う。

このブログも5年程前から

『百均系用品で自作ルアーを作る』的な

記事を書いてきたが、

最近の用品のレベルとバリエーションの飛躍的向上はめざましく、

私の技量も5年前に比べると幾分ましになっている(ハズ?)ので、

初心者の方に少しでも参考になるかも?と思い。

私のおさらいがてら新たに説明していきたいと思います。

 

すけるくん

私の座右の粘土はバジリコさんのモデナホワイト。

でもこれは白い塊にあがり

ほとんど光は通しません。

ルアーの誘惑って

大抵フラッシングの強弱や

アタリ色にマッチできるか?にかかっている事が多い様に思われるが、

もう一つ、

透けているか?どうか?

というのがかなり影響する局面も多い模様。

例えば

時に緑クリアラメ系が南甲子園浜でドストライクの時があるし、

御前浜ならベージュ黄色系クリアに変えた途端に直ぐヒット!なんてケースも多い。

モデナホワイトの使用感はかなり満足しているけれど、

クリアが表現できないので、

それを補うために私は

アイボン産業さんの『すけるくん』を使っています。

っていうか、

12番サロゲート『クリアハード』はこれありきのルアーだったりします。

 

すけるくんの多大なメリット

①もちろん乾いたら光を通す素材になる事。

②手にべた付き難く扱いやすい。

③モデナホワイトと比重が近い(ちょっと軽いかも?)

④セルロースセメントなどとのトラブルも見受けられない。

⑤透けているのでラメを射込む事ができる。(入れすぎると強度が落ちる。

 

すけるくん注意点 

①チョット高級(とてルアー一個辺りの使用量は知れているが)

②防水コーティングしないと使っている間に水が染み込んで白濁する可能性が有る。

③モデナ程強く無い、乾燥後はやや折れやすい。

④しっかり練り込み作業し、表面をサラサラに馴染ませて乾かさないとひび割れる事がある。

⑤乾燥はそんなに遅く無いが、完全に乾くまで(透けるまで)に3日ぐらいかかる。

⑥実際に海で使用したら、経時劣化がモデナに比べると早い。一年物ぐらいの感覚が妥当。

 

とマァ

こんな感じで長短あるわけで、

透けるくんだけで全部やる!的なブツでも私的には無いわけです。

 

セルロースセメントのどぶ漬けをされる方なら・・・。

とは言え、

透けるソリッドバイブを自作するのなら、

すけるくんは

かなりイージーで即戦力となりうる優れもの、

その他選択肢として

『おゆまる』とか、

『グルー』とかあるけれど、

様々な長短があるし、

何よりタッパーにラップで小分けした『すけるくん』を用意しておけば

コレといった準備をしなくても直ぐ始められて直ぐ直せる。

その気軽さは、

わたしがコレを初心者さんに勧める大きな理由です。

注意点を踏まえた上で

『とにかく作って見る!』が出来る訳ですから。

ちなみに強度の問題はまだ試してないですが、それこそ、レジンでコーティングとかすると有効かも?ですし、

セルロースセメントのドブ付けコーティングなどを既に始めている方は

強度補強・防水も意識して多いめに漬ければ、

かかりきりになって強度を何とかするって事もしなくて済むわけです。

 

どうでしたか?

購入方法は

結構手芸店のトウカイさんに置いてある事が多いようですが、

下記の買い方の場合単価が安いようですので、協力していただけると助かりますます。

ちなみにモデナホワイトとモデナソフト笑

では

あなたの自作ルアーにシーバスが食いつきますように。

ルアー代節約への道,マッキーでコットンキャンディ

ようこそおこしくださいました!フミニイです!今日は朝一動画を撮りました、

宜しければご覧ください!

動画の撮影途中に妻が部屋に入って来て『キショ!』と言われました。

ヒロシフミニイです。爆 

 

ルアーは工芸品でも有るが・・・。

シーバス・バス・ナマズ・チニングにかかわらず、自分のお気に入りのルアーを集めるのはルアー釣りの醍醐味だと思います。

メガバスさんのルアーの様にリアルさを極限まで追及した芸術品も有れば、

ルアーの限られたデザイン領域の中にアートを感じるアイマさんやポジドライブガレージさん的な芸術品も有る。

本当に集めて眺めるだけで心がウキウキするものです。

お小遣いに制限がないのならお気に入りのルアーを好き放題集めて

カラーチェンジやモードチェンジして楽しむのが最高にたのしいのでしょうけれど、

中々誰もがそう出来る訳も無く、

私も食い倒れ趣味もあったりして、釣具購入一辺倒というわけにもいきません。

それにどうしても専門家にカラーリングしてもらわないとどうにもならないデザインはあるものの、

単純にベタ塗りすれば良いカラーリングも存在するし、

工芸品的な仕上がりを追及するわけで無く『釣りに勝てば良い』と割り切れるのなら、

自分でカラーマジックで塗ってしまえば、

仕上がりが粗雑だったりしても釣果的にそんなに変わらなかったりするのも事実です。

少なくとも私は自作するので自分でカラーリングしないと仕方ないですし、

緻密に仕上げるよりもより多くのルアーを自作して実践に投じたい気持ちが強いので、細かい事は余り気にしていません。

それに最近セリアさんで使えるホログラムシートも販売されているし、かなり自作ルアーはやりやすくなってきています。

 

初心者のカラーリングの壁 

カラーリングをする上でグラデーションというかサンバーストというか、

例えば背中が真っ黒や真っ青で

徐々に薄い青に変わって行く風合い。

コレを表現するためにプロは大抵、エアブラシ的な物を使って色の濃淡を表現してグラデーションを付けていく、

このシステムってかなり大掛かりな上、

準備と後片付けが大変。

溶剤を霧状に吹き付けるわけだから換気や養生も大変で

自分の部屋で空き時間にホイホイ出来るもんでも無い。

んで、

私の場合、言うてもカラーマジックで手塗りするしか術がないという結論になる。

ですが

例えば100均の石粉粘土のボディとかおゆまるのボディとか、ましてや自作メタルバイブとか、

塗装が乗らない・伸びなくてグラデーションの表現ができないと

本当に残念・不自然極まり無いルアーが誕生してしまうわけです。笑 

 

残念でも不自然で無くす術ならあります。笑 

マッキーやコピックなどのアルコール系カラーマジックは

インクを吸いすぎず・弾きすぎずの素材の上ならグラデーションの表現は可能です。

具体的に。

吸いすぎる 

石粉粘土・おゆまる・モデナソフト・木材。 おまけにリターダー

弾きすぎる 

グール・金属・大半のプラスチック系 おまけにセルロースセメント

 

故にこの上で

アルコール系マジックでカラーリングしても、

グラデーションが表現できなかったり、逆にムラムラに弾いてしまったりするんです。

 

具体的な対策

その①マニキュア

種類によりますがマニキュアの場合、表面に凹凸ができるのかどうなのか?アルコール系カラーマジックと相性がいいです。銀や金のラメマニキュア(ダイソーがおすすめ)だとアルミ張も省略できるので私的にこのパターンはすごく多用しています。

その② アサヒペンさんの     鉄分防錆クリアコートにどぶ漬け。

セルロースセメントと違ってカチカチに固まらず、アルコール系カラーマジックがいい具合に乗り、指やスポンジなどで簡単に濃淡・グラデーションが表現できます。

その上何故だかカラーリングしてからどぶ漬けしてもマジックが解け辛いので色止めとしても使えます。

 

その③ヤッパリ・モデナ 

完全に乾いたモデナなら直接グラデーションが表現できます。

形成がしやすい・乾燥が早い・水にある程度強い・乾燥後はしなって強い。

塗装だけで無くボディの比重が水の2倍程度になっても良いのならボディはモデナにすると何かと作業がしやすいです。

んで結論!

結論ボディをモデナで形成し、アルミ貼りをダイソーのマニキュアで代用、一度アサヒペンさんの鉄分防錆クリアでどぶ漬け、セリアさんのホログラムシートを貼るなら貼って、もう一度どぶ漬け。ここでカラーリングを決定して、色止め。そしてセルロースセメントを使う方はここから塗り重ねて行く。

コレが今の私のパターンです。

 

溶剤系は周到な換気が必要です。

ルアービルドは健康を害さない・怪我をしない様に注意しながら、自己責任でお願いします。