自作シンペン,バイブ,マユ系,UOGATA52,その2

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

最近のマユシリーズはサイズダウンする事により

元々の親ルアーとしての素性を色濃く発揮する。

ブレード・スズキラバー・ワーム。

こういうのをテールに付ける事によって、S字系の効果や水の中のスローな進行ぶりがより増幅される。

ブレードなどは52mmの世界観で有ると、親ルアーとブレードの大きさが変わらず、

大きなブラッシングをしながら巻き系で中層を蛇行するって、局面によればチョットチートだったりする。

最近のシーバスルアーの展開は急速に進み、その背景にはブルーブルーさんのニューアプローチのヒット連発の功績が大きいと思う。

私がソルトルアーを自作し始めた頃には未だ『シャルダス』は存在せず、

ブレード系である程度中層や表層をゆっくり引いてこられるタイプのペンシル系ブレードベイトって、一般的ではなかった。

コアマンさんの代名詞でもあろう『パワーブレード』

あんなに鉛がミラクルを呼び起こす物体も珍しいが、

当時最小が20gで、

潮が穏やかなタイミングでシャロー絡みで使っていると、

ゆっくり見せる様な釣りは難しく、ある程度のスピード感は必要になる。

しかしながら逆説的に、潮が穏やかな時ほどブレードの回転によるバイブとはまた違う波動が必要と思われる状況は多く、

小さなシャルダスやPB13の無い世界観では

工夫して自作するしかなかった。

(その前にロッド操作のテクぅ!笑)  

当時ブレードの親ルアーって、水平直進に価値がある前提で

それならとデュオさんマニックなんかをモデルに多少揺らぐi字系のイメージで仕上げた円柱型親ルアーペンは

真逆のスラロームペンシル!

と大失敗。

しかしソレがきっかけでマユ系すったもんだが始まる。

んで、前回にも、お話しましたが、ごく自然な魚型縛りでマユのポテンシャルを

マユ系ルアーを『繭型縛り』を取り払い『魚型縛り』にする事で何が起こるか? とりあえず第一弾!

自作シンペン,バイブ,ハイブリッド,??マユ系三男,UOGATA52

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

阪神間には桜の花が咲いています!

去年はこの頃、コロナ禍がピークの状態で半ば災害に近い恐怖感に多くの方が煽られて、

艶やかに満開になる桜を喜べなかったりする方も多くいたらっしゃっただろう。

けれどかれこれ一年以上も経つと皆さん、無駄な恐怖感も、必要な用心に代わり、

逆に健全に自然の美しさを、より喜ぶ風景が見られる。

花見というものは、イヤ!祭り事全般、

本来交わる事の無かった人々と

花が美しい、嬉しい!と

同じ気持ちで集う所に

大きな意義が有るのだと気付いた。

 

海とて、川とて、野池とて、

危ない危ないと立ち入り禁止にするのは簡単だが、

人が、子供が、

遊ばない、好奇心を向けられない水辺は

寂れて残念な風情になる様をたまに見る。

現代科学が未だ100%解き明かしていない

『気』だとか『共時性』というジャンルを、

物言わぬ『風情』の中に実感するのは、私だけ出ないはず。

さて、

ほんの前まで、問題児であったマユ。

その仕組み自体を作者が把握し始めると、お調子物的にドンドンと派生させたくなる。

新年に

『今年は整理と収拾を重んじる!』と

打ち立てた誓いは何処へやら!笑 

まるで調子乗り量産への逆説的伏線であったかの様。笑 

イヤイヤイヤ!

しかしどうしても試したい事が一つ。

ソレはマユシリーズの魚型化。

そもそも、

円柱状のバルサに穴を空けて、丸型オモリを埋め込んで接着すれば、

色々なバランスの妙が習得できるんじゃないかと、教材がてらに始めたペンシル沙汰。

そしてたまたまそのテーパーの無い円柱という趣向が、

ルアーに独特の個性を与える。

例えばワンダーやヨレヨレの様に殿堂入りクラスのシンペンの領域も試すは試したが、

ワンダーやヨレヨレのコピー感は免れようもなく、

背アイと円柱形ベースのマユ系に傾向していった。

バイブレーションと長いこと向き合う中で、そのウエイト配置と挙動・姿勢の相関性を探るなかで、

ブツが表層に横向け浮き上がり、只々引きずられるだけとか、笑。

背アイの位置を前に動かすとバイブが止まりフラフラ感の棒引きになるとか、

人をおちょくる様なせからしいスラロームになるとか、

いろんなパターンの失敗をして来た。

そしてその円柱型縛りの中で、ある程度のところまで傾向が見えて、自分が試したいパターン・目指すパターンは明確化してきて、次のステップとして、

マユパターンの中でスラローム発端系のバランスを踏襲しながら、魚型にしていこうと考える。

マユ、ダコール、クノイチ、この部類のマユシリーズはスラロームペンシルをバイブに近づけていく変化を楽しむ。

クロカモ、レセプトはバイブからスラロームペンシルに寄せていく感じで、

識別のために前者は姉妹、

後者は兄弟と区別する。

紅白・東西・犬猿

はたまた、

コブラマングース

キリンアサヒ。笑

別になんでも良かったけれど、

フランス人も『LaやLe』の様になんの根拠も無く、

物に性別を付けているのだから、

私もソレにあやかろうと性別で分けた。

あてにならないこれまでの経験から、

この魚型のブツは、バイブレーションタイプになる様な気がする。

UOGATA52と安易に名前も付けちゃって、

序列的には、マユ系三男になる予定。

リアルタイムには、ボディの乾燥の段階。

すったもんだは次回のブログにて。

続く