issei,G.Cミノー,別冊,その秘密に迫る 3

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

やっちまいました!不思議な物で、

三つ並んだ電気スイッチがあったとして、その場合、どのスイッチがどこのスイッチか、しっかり覚えているのですが、

2つ並んだスイッチの場合、必ず逆をつけてしまう癖が私にはあります。

二択が苦手なのです。笑 

電話番号など一回見ればかけられるのに、二桁、とか2文字とか、知らない間にあべこべになってしまう。

(例えば木本さんを、ずっと本木さんと呼んでいたり)

(長い間数字の7(しち)をヒチだど思い込んでいて、オッサンになってから気付いたり。笑)

まさしく大絶賛の

『G.Cミノー』をずっと『C.Gミノー』と表記していたのは

そんな二択あべこべ病。

本当にisseiさん、そして皆さん!

失礼しました!

その上

『何がG.Cミノーのインプレや!よもやま話しやないか!』的な御批判、御意見

しかしそれをよそに

又々始まる

『issei,G.Cミノー,別冊,その魅力に迫る』の第三弾となりました。

(魅力に迫れてないやないカァーィ!)

いつもながらの行ったり来たりで順を追わない乱文説明も,なんら

いつも通りで別冊感はない感じで、これまた申し訳なく思っております。

さて、

いよいよ!G.Cミノーが着水します!ヨォ〜!笑(わらえるかぁ!)

 

8グラムの意義

着水と同時に新しい何かが、私のドアをノックしました。

「えっ?こんな場所に扉があったんだ!!」的な。

見覚えのない扉、開けてみるとポッパーの様に水面に顔だけ出したC.Gミノーです。笑 

水面との角度は30度位でしょうか?

何より着水音が『シュン』という感じでいたって自然。

この状態はラインに意図的にテンションをかけるまで、維持することができます。

私はなかなかそんなアプローチはしませんが、

川などでこの状態で自然に流し、ラインも張らず緩めずを維持しながら『チョンチョン』と波紋を立てる程度のアピールをする、とか面白そうです。

外見的にもリアル系の部類に入るので心情的にはそういう見せると言う発想がしやすいです。

で、重心移動の動き加減がまた絶妙で、

私的には

『動かしたいときに素直に動いて、移動してほしくないときは留まる』

おそらく村上晴彦氏は飛べばいいのなら何とでも出来たのでしょうけども、

手足のように直感的に扱える『自分の代理、サロゲート(ウーン手前みそが過ぎる)』を絶対的優先順位になさっている模様。

玉形ウエイトのストッパーや道。

マグネット系やばね系では再現しえない、究極のノーマル重心移動の最終形態。

ここからが更に!

10cmほどテンションを入れて巻けば直ぐに前方に重心は移動。笑ってしまいそう!

重心移動後の姿勢は、前傾30度。

この角度は潜るときの角度そのもので、その浮き具合は海水下では背中が少し水面に出る程度。

『これで流すのももちろんアリだ!』そして巻き始めると30度の角度を維持したまま至って素直に抵抗なく潜り、そして任意のレンジをキープ。

後は水平進行。そうそう!

レンジキープがオートマチックで

レンジチェンジを意図的にコントロールする、仕様。

これ、

結構あべこべに近いミノーは多く。私がミノーに対する1つのネガを感じているとしたらその部分であることが多い。

しかもG.Cミノーの場合、海でも超スローフローティングなのでどんな場面でも躊躇なく止め放題。

この代償としての8gなんだったら、全然私的にもO.K!

動かすと言う事については直感的に焦る事なく、テクニックに関係なく操れる。

言わば未来の釣り

『イワシの飲ませ釣りの餌はイワシロボット』に肉薄している感じ。

(そんな大袈裟な!)

さて!

そして私的には重要な巻き感。

長くなりましたので、パート4へ続きます。

issei,G.Cミノー,別冊,その秘密に迫る 2

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

昨今のシーバス用ハードルアーの進化は著しく。

特にストレス無く飛ばす事ができる20gレベルのミノーはかなりの選択肢がある。

しかし、デイゲームの幾分速いスピード帯でストレスなく巻いてこられるハードルアーとなると、かなり選択肢は減ってしまって。早引きしようとすると、本来のセールスポイントである、水噛み、水押しが、ネガになっていると感じる事は多い。

そんな理由からも大好きなバイブレーションをブルブル言わせる釣りをツイツイ早々と始めてしまいがちな私。

しかし、いくらバイブレーション大好きな私とて、

ミノーのシルエットの方が物理的にベイトの形状をより再現しているのはわかる。

何より体高はベイトとして妥当な幅で体の厚みもあるのでバイブレーションに比べてシルエット的には断然有利だと思う。

バイブレーションがいくら万能で効果的でも、実際に海中で見たベイトはバイブレーションの様な波動を発している事は余りなく、どちらかと言えばミノーやシンペンの動きに近い。

擬似餌としてはミノーやシンペンの方が視覚的にリアルな動きであると言えましょう。

ではなぜバイブレーションの様なブルブルとした波動が効果的になるかと言えば、

ルアー単体は群れを成す訳では無いので、バイブレーション的高周波なハイピッチ振動(音)が広い範囲に広がりやすく、気にした魚がルアーを見つけるという仕組みなのでしょう。

視覚よりも、肌や耳で感じる振動で寄せているのでありましょう。

まぁ、言うても、

ルアーの見た目がよりリアルな方が有利と思える場面もある。『かじる?かじらない?判断』

食う寸前に反転された時に思ったりする。見切られる、というやつですね。

その辺りの理屈は、私もかなり意識して、自作バイブレーションの後ろ姿が板では無くベイトの後ろ姿の様にふっくら見える形状にこだわったり、

縦長になりがちなバイブレーションのシルエットをなるべくカタクチイワシに近づけるべく、ヘッポコ研究を重ねてきました。笑 

 

ほぼ全てが強いめシンキングであるバイブレーション

我がヘッポコバイブレーションラインナップではフローティングやサスペンドのバイブレーションも作るべく四苦八苦しているのですが、

実際デイゲームで投げるミノーにしても、幾分かのバイブレーション的な高周波の波動を微量でも出しているミノーはデイゲーム的には頼もしい。

『なーんだ板か?』

よりも『見たことない小魚だが、かじっとけ!』みたいな妄想が働く。

ヒットしない時は、ルアーを見つけてもらえてないのではなく、活性が無いと諦めがつきやすい。

バイブレーションまでの波動は無いにしても、引いている時にバイブレーション並の細やかな波動を感じられるミノーはデイゲームに積極的に投げたくなる。

ふと、考えれば、言うてもバイブレーションたらほとんどが強い目のシンキング。

バイブレーションがスレる、スレると言われるのは、もちろんその天然的でないアクションにあるのでしょうけれど、

ずっと、ストンと落ちるアクションを続けざるをえない事にも大きく影響している気がしてならない。(逆にそれが良いこともありますが)

現に自作バイブレーションで極端なスローシンキングの物をつくって投げると、スレ切っていると思っている時でも『ボン!』と釣れる時がある。

そんなこんなでこの辺りのなんだかんだを解決しそうな

繊細な波動を発する動き、サスペンドに近い、水を切る感覚の引き心地、

の細身のミノーだなんて!

これまで私の望んでいた要望を叶えてくれるに違いないとC.Gミノーに対する期待に胸膨らむ。

 

『G.Cミノー』を御前浜ゴロタでキャストする。

前々記したように8gという、私的には軽々の部類に入るウェイト。

飛距離を期待する訳ではない、

しかも重心移動の構造は全ての玉型ウェイトがリアに集まるシステムではなく半分はフロントに固定されている。

しかし全ての玉型ウェイトがリアに落ちていく構造のミノーがどれも姿勢良く飛ぶかというと

結局風を受けてナックルボールの様に魔球軌道を描いたり、回転しやすかったりと、

要はバランスであるんだろうと常々思っている。

設計者が快適に飛ばすという事にこだわっているかとか、設計者が、何を得て、何を捨てるかの優先順位の問題であろう。

だがそもそも、いくら快適にジグ並にぶっ飛んだところで決まったレンジで決まったアピールしかしないのであれば、

魚を手にするという効力の座標の面積は狭くなる。

極論、飛ぶだけが偉いのであれば

この世のシーバスアングラーはみんな、ルアーケースの中に後方重心のジグを満載しているはず。笑 

大遠投ブルブル丸の私でさえ、座右のメタルバイブと、敬愛する『アイアンプレート26』の使用比率は全体の5%位である。場面の絶対的切り札という位置付けである。

と、又々脱線しそうなので、

ひとまずキャスト!

 

G.Cミノーをキャスト

第一印象は、

思わず『えっ?』

さすが!

気持ちいいキャスト感。

凄い!

海縛りでも飛ばないルアーの部類では無い。

gという算数的な限界はあるにせよ、

何と気持ちの良い姿勢、

気持ちの良い飛び具合の匙加減。

制空権を把握してしまえば体感的に自由に扱える。

『余計な事は考えんで良いから、今の釣りを謳歌して!』

作者、村上晴彦氏が囁いているかの様。

予想以上に飛距離が伸びる訳でもないが、

少々風のあった御前浜でルアーが不自然な失速をすることもない。

何より飛んでいる時の姿勢がかなり安定していて

『心配いらんデェー!』という感じ。

ド下手アングラーの誇り、1.2号のpe(笑)でもこの調子。笑 

頑張って0.6なんかで柔らかい系の竿で投げたら、おそらく『快適』しか印象に残らないことでしょう。

おそらくこの秘密は反転ティアドロップ型のルアーの断面、

 

背中で気室を確保して、腹側は空気抵抗を受けにくい様に細身になっている。しかもその細身の樹脂が密集している箇所内にウェイトが張り巡らされている状態。ウェイトプラス樹脂も姿勢のバランスの安定に一役かっている模様。

しかも前後はシャープな円錐形をしているので『飛ばす物』としてかなり安定している。

『投げる楽しさを満喫する、遊び道具』

この村上晴彦氏の繊細精密にして、緩やかな、かと言って1ミリも妥協しないポリシーをヒシヒシと感じられる。

又長くなってしまいましたので、動くのは次回。笑