第三話,24番サロゲート,ドッペル,自作バイブレーション,ワームバイブ,スイムベイト

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

あっという間に10月です。

オッさんの時間軸は速い。

というか、帰り見る、自分の過去の出来事が

データーとして、圧縮されているのか?

少年時代のソレより明らかに多いから? 

1日、1日が速いなんて感覚は昔からそうだが、

通り過ぎた時間はあっという間にコンパクトに整列してしまっていて、

終わった事にこだわったり、腹を立てるには

エネルギー配分がもったいなく、

ただただデータとして整理して、エネルギーを未来に残したくなる。

オッさんが丸くなるというのは、おそらくそういうメカニズムなんでしょう? 

 

ソレに『ありがとう!』が心から言える様にもなった。

処世術的要素の無い『ありがとう!』が。

やってもらった事に対する礼儀としての、常識としての『ありがとう!』でも無く。

 

個人とは、極々空虚な存在で、

無の世界感とは暗闇で、

空気も無く、誰とも触れ合える事の無い世界などありえない

『有って当然なモノ』に

『ありがとう!』と思うだけで人生はバラ色に変わるって、

皆さんご存知なのか?

蝶々!蝶々!(安い演説かぁ?)

 

ドッペルゲンガー

さて、気分は幾分高揚気味な私、というのも24番サロゲート『ドッペル』のマテリアル流しに取り掛かるので。

たった一人の世界感で封印解除も何もあったものではありませんが、

これまで様々なワームでの

『要実証案件』を

ため込みながらワーム沙汰に手を出さなかったのは、

機が熟していないと判断していたから。

ハードバイブレーションをアレやコレややってきて、

一つ一つの番手を磨いていかないといけない。

これからは一人では無く、沢山の方の協力も必要だし、

ちゃんと作ろうと思ったら私自身の努力も何倍も必要になるでしょう。

そんな中で実証が急がれる、ワームのバイブレーションに今、エネルギーを注ぎます。

さて、ドッペルという名前。

『ドッペル』とはドイツ語で英語に訳すと『ダブル』という意味だそう。

コレにゲンガーを付けると

『ドッペル・ゲンガー(二重人間)』となり

超常現象系の他人の空似とか、

別時空の自分などを表す言葉の様。

英語なら

『ダブル・ヒューマン』てなとこでしょうか?

言葉というのは面白いですね。

とにかくドイツ語にした『ダブル』に

神憑り的ベイトソックリ感、

憑依感を期待して、

1番最初のワームバイブレーションに

『ドッペル』と名付けました。

ソレにこのドッペル、

構想時点でシンペンやダートベイトを兼ねる構造を模索していて、

目標的には機能的に

ダブルやトリプルであれ!と

願掛け的な気持ちも込められています。笑 

 

いよいよマテリアル流し沙汰 

さて、石膏で型を作りワームのマテリアルを流し込む時は、

石膏は水に浸けて、

細かな気泡の原因になる、ミクロ気孔的な所に水を張る気持ちで。

サイダーか?ぐらい泡が出ている。鉛の時もやりたいところですが、爆発しちゃうと思います。笑

 水から引き揚げたら軽く拭き取り、トゥーワンさんのワームオイルを型の中に塗ります。 穴あけ用の地具にもたっぷりと 貼り合わせてマジックテープ付きのゴムバンドで固定

 

場所を野外に移し、いらなくなったワームのみじん切りを鍋に開けてじっくりと加熱していきます、

推奨されるのは耐熱ガラスですが、肢がガクガクになった雪平鍋をあえて利用。カセットコンロの中火の弱火の上で着かず離れずを繰り返しながらじっくり溶かしていきます。(良い子は絶対に真似しないで!笑)

 

野外ちゅうたって迷惑な有機化学的臭いは出ます。

最初は刻んだマテリアルが溶けきるためだけにじっくりと混ぜていきます。

全体的に溶けたら幾分硬いドロドロのマテリアルのコシを切る気持ちでやや火力を上げて加熱しました。

この時、物騒な煙が立ち上がりますが、数秒ならハプニングが装えます。笑

 流し込みます、しばらくして型を開けると・・・。

 

ん?いけてるんじゃないでしょうか?

 いけてますね。色合い的には

笑える訳でなく、賞賛できる訳でも無い、中途半端な仕上がりですが。 端材を切り取って水に浮べると、

ややキショイ!

イヤ!キショ可愛い!笑

嬉しくて追加で作ります、

初めは色目を意識してましたが、

だんだん質より量の世界に突入します、笑

戦車の様なカラーラインナップです。

何度も立ち上がる煙。

もうご近所さんにハプニングを装えません。笑

アイをくぐらせてバイブレーションモードにネイルシンカーを打ちます。

そしてお風呂テスト。

んん!成功と言っていいでしょう。

後は細かな部分のブラッシュアップ。

フックを着けて、海での挙動も確認しないといけません。

しかしひとまず

めでたし!めでたし!

続く

第三話,22番サロゲート,プリズム,自作メタルバイブ,シーバス

とようこそおこしくださいました!フミニイです! 

いよいよ鋳物に挑戦です。

決して危険極まり無い鋳物を推奨している訳ではありませんので念のため。

 1ミリのステンレス板を使おうか?と一度頑張りましたが、

余りにも硬く、

ハサミを持つ腕がマメだらけになりそうだったので

自作バージョンは真鍮の1ミリ板にします。

 

プリズムは贔屓目を取り除いても、釣り場での登場回数が増えるのは必至明白で、

量産する事を考えると、

少々曲がりやすくて錆びやすいですが、

素人でも加工しやすい真鍮が良い。 型にハマっていた、マスターを丁寧に取り出し、無垢の真鍮板と差し替えます。 下に上に天花粉をまぶす!大福餅の様に。真鍮板をはめる前に! 溶かした鉛を流し込む穴、

入りすぎた鉛を溢れさせる穴、

どちらも大きすぎるぐらいが鋳物目線では抜群に作業がしやすいです。

ちょっと残念な風貌ですが、作者的には極々想定内。笑

まさか一発で造作が決まって、後はバリを取るだけなんて期待はしていません。笑 

纏った鉛がほぼほぼ緻密に形成されていれば

他の硬い金属と違って修正は容易です。

 

いくらなんでも流入口・排出口が大きすぎるか?

このまま仕上げたらオブジェでも行けそうです。

岩石の様な端材を何とか切り取った状態。

どこかで見た、ジグやブレードジクが混ざってます。

尊敬する師匠の様な方々に

正規の授業料を払わない様な奴は

必ずいつかバチがあたります。笑 

しかしながら鉛系ルアーって、ロスト・塗装剥がれしやすいんですよねぇー! 

それに本来『修行は真似から』と言うでは無いですか!

これまでフリーハンドでオリジナルばかりやっていた方が逆に不真面目とも言える。

この手のルアーって、本当に傷がいきやすいので、いつに無く下地処理をしようと思います。

ワームと同時進行していますので、

次回釣行時には無垢でテストしてみてtake2必須で参りましょう。

割菱を瞬間接着剤で止めるのとは、鉛の密度が違うので、動かない!なんて事があるかもしれませんが、

逆にもう一息であった、チドリがバリバリ出るかもしれません。笑 

んで!取り敢えずお風呂テスト!笑 

63mmのメタルバイブが28gとは? 結構な距離感が有る検証が必要でお風呂では全貌を掴め無いですけれど。

この段階ではメタルバイブとしては成立しているようです。

さてさてお次はワーム・ワーム! 

 

◉ちなみにおそらくシリコンと違うのか?造作はややボヤけた感じに上がります。

◉当初心配していた焦げ焦げ沙汰は心配なかった模様。

石膏って意外に熱に強い。

結構何回も使えそうです。

◉鉛の熱しかたは慣れが必要で、熱すぎると気泡を発して密度が無くなる。

熱しなさ過ぎると、石膏の冷感に負けて、型全部に鉛が行き渡る前に固まってしまう。

三回に渡って鉛を溶かして、流し込みましたが

結局初めに溶かした温度低めバージョンが仕上がりは綺麗でした。

 

◉これから初めて鋳物に挑戦される方。

鋳物の基本技術的ノウハウに付いては専門家のホームページが沢山有りますのでそちらを参考になさって下さい。

その後このページを再度見ていただけると、何かの参考になるかもしれません。

(ならんわぁ〜!) 続く