自作シンペン,バイブ,マユ系,UOGATA52,その4

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

前方固定重心のマユシリーズ。

ボディは水に浮く『モデナソフト』というのが現状のわたしには必須のレシピで、

後方半分に一切オモリを配置しないので、前傾立ち姿勢になろうとするそのブツを背アイで引っ張る上方向の水圧で

水平に抑えるという仕組み。

いわゆるオモリがたっぷり有るボディ前半はオモリの力で水圧をかわしながら自由に推進するが、

ボディ後半はソレ自体の浮力より上からの水圧が勝り、

しかし逃げ場を失った力を逃すために左右に揺動するという仕組み。

変わってバイブレーションはボディ後半が上からの水圧をかわす様に、薄くするか?重くするか仕立てられているが故に小刻みに震えるアクションが成立する。

マユ系ってその境界線で何をどうできるのか調整していく事。その境界線は実際にどこなのか、記録していく作業でも有る。

そして、四の五のやっていくうちに、ウエイトバランスにご法度エリアというのがある。

スラロームの振れ幅最大値に近いバランス。

コレは傾向的に前方固定のウエイトを前・真ん中・後と分けた場合。前と後が大きく、真ん中が軽いめになると起こる。コレを極端にしていくと最悪スラローム起動の外側の限界点で堪えきれずに水面を飛び出したり横倒し棒引きになる。

②前が重たい場合 

コレはルアー自体が背アイを軸に前傾になり、背アイ以降のボディが水を受ける構造かどうかで挙動が変化するが安易に想像できるのは、バイブレーション傾向が強くなるという事。 

③真ん中が重い場合 

これ自体としては動きが穏やかになり安定する傾向に有る。

ソレに背アイというのも普通のラインアイと違って、ルアーを巻く時に上からの水圧をより多く感じる。

背中の面がモノを言う。

 

んで、

今回のUOGATA52 の場合。

前を重たくしてバイブレーション傾向にふる。そしてその傾向を遮断する様に、重たい目の後ウエイトを後方にずらし打つ!コレ、今までにないパターン。

が、今度は禁断のボディ後半薄作り。

なのに不安定を煽る様に、後のオモリを離す。

ここまで必須条件を詰めておいて、

自分が打ち立てたセオリーがまたはみ出す自分に呆れる。

そりゃ都度・都度の失敗率は高い訳だ。

しかし、わたしには把握し切れない水圧の妙に対する挑戦状でも有る。

そして、自ら悪路を進む感じに、まだ見ぬ世界観を期待したりする。

お風呂でも試したがなんとも判断が難しい感じ。

海でテストだ。

続く

自作シンペン,バイブ,マユ系,UOGATA52,その3

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

ある日見たハスペン・ハイブリッド

私の大好きな村上晴彦氏!

常吉時代の取材で

『ハスペン(トップウォーター)』の

リアアイにオフセットフックを装着して、ワームをセット、

ハスペンが踊る水しぶきの中で、ワームも踊る的な誘い方をなさっていた。

現在、氏のプロデュースするカルティバさんのマルチオフセットフックが縦アイであるのは、

前記のコレを出来る様にとの理由も有るらしく、

例えば3インチに満たない小さなワームを食わせで使いたい時に、飛距離は妥協するのが、定石だろうけれど、

飛距離が稼げる、後方重心系ペンシルで沖に運んでやれば、

誰も狙わない場所でザワザワいわせながら3インチのワームを見せられるという仕組み。

近頃のライトソルトに見られる、フロートリグに近い。

 

ハイブリッドと言えば、普通にVJがチート

話は代わりコアマンさん。

以前、ソルトルアー界でハイブリッドと言えば、何故だかヒラメ用だとなっている時期が長かった。

デュオさんのハウルとか、

スズキにはあかんのかな?と釣具店でチラチラ見ていたのを思い出す。笑 

ルアーが柔軟という事自体はものすごく気を惹かれるのですが、

定番リグのジグヘッドはどうも苦手で、

じゃなくていいんならなるべく使いたく無いというのが当時の私の立ち位置。

個人的にはルアーが巻いたり、しゃくったりする事で躍動するのが当時のマストであった。笑 

で、

待ってましたとばかりVJ-16が現れて、私の不満の大半は飛んだ!笑 

しかし、マァ、あっと言う間に『ネコも杓子もVJ』ぐらい浸透した。

VJにはそのほかの追随を許さない、優位性というのがあった。

だからVJの個性って仮にソレを凌駕しよう!と考えるならVJの美味しい部分を真似ないと何も始まらない。

そんなタイプの根本的な部分が積んじゃってるルアーの一つ。

 

この崇拝する2つのルアーの隙間を割り込む的な

この二つの優れた発想を考察するに、

早く巻くとハスペン・ハイブリッド仕様は表層系。

VJは鉛系ハイブリッドなので、そのレンジ調整はウエイトの大小がモノを言い、巻くと上昇軌道を描くので、近距離ボトムトレースでは速巻き限定に成ったりする状況も有る。

ジグヘッド系の背アイの水の抵抗って、その重圧を突破する事が大前提となって揺動や直進が付加されるのだから当然。

 

マユ系のボディ後半の水受け効果を軽んじていて起こった失敗

んで、何処かへ消えた

『幻のマユ』が再現できた時に、真っ先に考えたのが、ハイブリッド仕様。

そして当時、

とっとと、コアマンさんのデカカリシャッドをハイブリッド的にボディ後半に装着する様に、

マユ25mmぐらいのを作り、

デカカリシャッドを装着して、試す。

イヤイヤイヤ!表層に浮き上がり横倒し棒引きになった。爆! 

水中での水平進行を維持するのに、

背アイ以降の後の部分がしっかり水を噛む事により、マユ系のスラロームって成立していた事に気づく。笑 

水を受けてギリギリ持ち堪える事がアクションのキモなのに、そこが自由なら

『への字』いや『つの字』になって持ち上がってしまいますわな? 

「あー?ダメなのか?」と

 

四苦八苦の末に出たハイブリッドの一つの形

当時はマユは硬い前提で研究を重ねたが、

最近になって、52mmで成立するマユ系に前記のバスペン・ハイブリッドの様に、

ワーム付きフックを装着すれば、ペンシルタイプのハイブリッドが成立するという結論に達し、

いっそのことワームを含むシルエットがトータルで魚型になる様にと、UOGATA52 が始まる。

前半のマユ系部分の第一弾はは完成。

オリジナルワーム部分は、親ルアーが完成してから練るとして、

まずは既存の何かワームを付けてみよう!

続く