22番サロゲート,プリズム,自作メタルバイブ,シーバス

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

只今、ワーム沙汰真っ最中。

ハンドメイドワームの作り方って大きく分けて2種類ある模様。

一つは凹んだ窪みにマテリアルを流し込む、ハンドポワードっちゅうやつ。

上側は平面又は表面張力による自然な曲線に限定される。

もう一つはインジェクションと言われるやつ。

言わばたい焼きや回転焼きの様に目指す造形を縦、又は横半分に割って真ん中で合わせると言うやつ。

というかプロのインジェクションというのは本当に溶かしたワームマテリアルを隅々までムラなく張り巡らせるために圧力を掛けながら注入するらしい、(コレがインジェクションの語源らしい)注射の様に。

マァ、私の様なアマチュアの末端のビルダーの場合。

ワームの背中にヒレを付けたり、ちょっとした逆テーパーからの正テーパーを実現するために、

木で雄型を作りそれを基に雌型を作り、

取り出す時は真ん中から取り出す仕組みも区別するためにインジェクションと呼んだりする模様。

コレ、鉛の鋳物にも活用出来る手法で

ワームやジグ、メタルバイブなど耐熱シリコンで型を作り、溶かしたマテリアルや鉛を流し込めば、自分のオリジナルのルアーが何個でも作られるというもの。

 

ハンドポワードで気軽に試すので有れば

百均の石粉粘土なんかに自分の好きな凹みを掘り、

固めてから天花粉なんかで固着防止して

ワームマテリアルや溶かした鉛を流し込み、

冷やし固めてから、ヘラかなんかで取り出せばオリジナルルアーが完成する。(ハンドポワード)

しかし気軽なこの手法の弱点は、下から上に向けて素直に広がっていないと型から抜けないので

造形にかなりの制限が有る事。

その点インジェクションにするとズングリムックリだろうが、エビ型だろうが、

込み入った造形が比較的自由に作られるのでかなりのオリジナリティが発揮出来るし、

メタルバイブなんかだったら、このインジェクション方式でないと、ほぼ不可能に近い。

石膏という方法もある 

インジェクション方式では金型を作り、その中に熱々のマテリアルを機械で注入するのが普通。

しかし少量生産やアマチュアビルダーのインジェクション方式には、耐熱シリコンを使うのが一般的で、

用途別に様々な商品がある。

込み入った造形は耐熱シリコンのインジェクション方式で、

デザインのテーパーや窪みを、気にする事なく、形成されたブツを取り出すことが出来る。

その代わり幾分高価な上、シリコンを硬化させる薬剤をmg単位で繊細に計る事が大事で、

ほかの方が試みたレポートなんかを拝見していると、結構固まらなかった的な例も散見され、幾分の使用慣れ的な物が必要な模様。不器用な私的に、初期にはどう節約しても型代だけで1万円以上の授業料が必至。笑

このおり、先ずはやり始めと言う事で、

とりあえず鉛やワームマテリアル側に集中力を注ぐ事が得策と考え、

幾分の制限は有るが、2キロで五百円足らずの安価で扱い易そうな石膏を選択。

コレで型沙汰になれてしまって、試作を繰り返し、確信的雄型が構築出来てから、シリコン雌型に挑戦するでいいんではないか?と。

小麦粉の様に水で溶く気軽さは捨て難く、関西人の私的には、お好み焼きだと思えば、キャベツも豚バラも要らないので非常に気楽で有る。笑 

 

22番サロゲート 

これまでガン玉装着と防水粘土を駆使して、二十を超えるパターンのバイブレーションを作って来た。

鉛と、水の比重より倍重いボディのペアはキレが悪くなりがちだが、

スレにくいバイブレーションを作るという観点において、

私的に吉と出る事が多かった。

『バイブレーションをゆっくり引いてくる』

この感じの釣り方に対して、ボディに立体感が有るということは、追尾時の見切られも軽減される様で、

メタルバイブや、中空のABSなどが作れない制限が自作バイブレーションの個性となっていた。

そんな中で

『コレはメタルバイブにした方が絶対釣れるで!』的なルアーもでてくる。

17番『アンショア』と、

22番『プリズム』

そしてその二つの可能性って、かなりのブツになって行く可能性が有る。

んで、まずは22番

巻きは軽く、プッ飛び、程よい波動、直進性能、ノントラブル、チドリ軌道。

コレらを全て満たせばかなりのエースは必至で、

現状コレといった実績はないけれど(作者がヘタッピなので)、沢山の方の愛用メタルバイブになって貰えそげな使い易さを保有する。

 

プリズムの所以

最初にこのバイブレーションを発想したのは、この使い易さを意図的に目指した訳では無い。

自作バイブレーション沙汰の中で

曲線にホログラムシールを貼り付けると

シワになり綺麗に仕上がらなかったので、

それなら頭のウエイトが有る部分を直線的にダイアモンドカット状にして、

その展開図をホログラムシールの裏に写し、細かく切り抜いて歯切れ良く貼り付けたかったからです。笑

 この様子が『プリズム』の由来になったのですが、今は形状的プリズム感はあまり無い。チドリとブルブル感でプリズム感とみなし、マァ!名前は続行でいいかぁ!的な。笑

んとまぁ!やっている内に鉛をミリ単位でヤスリで削るイライラ感に耐えられなくなり、

それでなくても扱い辛いホログラムシールにイライラして

『ラメで釣果出せばいいんでしょう!出せば!』的に

自分に自分で逆切れしてしまった。笑 

んで!結局、

鉛が仕掛けられている、頭側だけ防水粘土で相応にコーティングして、銀塗装+ラメ&アルコール多色マジックパターンに落ち着いた。笑  (近々、熱転写を目論み中、ホログラムは好きなので諦め切れない。笑)

そんなこんなしていたら、このテストメタルバイブモドキだけ、チドリが見られるし非常に秀逸な使用感だったので

この良さだけに注目して鉛のダイアモンドカットは丸無視になった。笑 続く

プリズム感を諦めるや否や、IP13感が滲み出る。笑

やはりリスペクトルアーに似てしまう感じは意識しても逃れられない。

しかしボディに対して鉛の量は1.5倍以上で、あんなにエリートチックなブツでは無い。笑 もっと泥臭い動きのバイブレーションです。笑

第九話,シーバス,ワーム,自作,存在意義を考える,御前浜強行記

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

阪神間はすっかり涼しくなって。

例年ならまだ夏感が9月一杯は残っていたりするんですが。

今年の夏も暑いんだか、涼しいんだか、わからない状況で。

太平洋の水温がどうの、

エルニーニョがどうの、

二酸化炭素排出量がどうの言った所で、

素人にはとてもじゃないけれど、

整合性のある論評など吐けなくなってきてしまっている。

 

自然なんていう、

非文明的概念に

『異常だ!なんだ!』と言うのって、

もうやめにしませんか?笑 

 

御前浜強行記?

木曜日に御前浜に、行った事は行きました。笑

(出だしから釣れてないのバレバレ、笑)

前日に雨が降っていたのですが、自宅近くではさほどの様子で

海には関係ないと思っていました。

その日は大潮

朝に満潮、と好きでは無い状態。

イヤな予感しかしませんが、笑。

『あっ!そうだ!ウェーダーを履かないで岸から陸っぱりをやってみよう!』と

御前浜強行。

ゴロタ横の1番便利な駐車場は8時オープン。

到着は7時45分。

一旦横に停車して、ハザード出したまま、浜を偵察。

(ダメそうだったら南甲子園浜にしよう!的な)

ダメー!

ゴミシェードが・・汗!

でも、そんなに濁って無いし、

障害物レース的釣りでもやってみようか?的な。笑 

大型ワームの製作中だし、

イッセイさんのキャラメルシャッドの5インチとか、

沈み蟲とか、

その他大型ワームにオフセットフック付けてやってみようか的な。

浮きゴミをブラスにする釣りと言ったら、オフセットフックで針先がワームから出ていないというのは心強い。

考えたらこういう時にトレブルフックをぶら下げた釣りだとアタリ云々の以前に釣りにならない。

実は非常に魚の活性は上がっていたりして、意外な経験ができるかもしれない。笑

アタリが出るか?だけでも確認したい。

 

マァ、

今の私の課題は

このクラスのワームでテール近くにトレブルフックが付いている感じの物を作る事だから。

デカイワームの使い勝手も慣れておかないといけない。

 

太いワームはデカく見える

でも不思議?

5インチのワームちゅうとデカイなぁ!と感じてしまいますが、

ゆうても12.7cmなんで、

ミノーとしては小さくも無いし、大きくも無いという感じ。

沈み蟲の2.6インチなどセンチにしたら6.6センチという所で、全然小さい。

でも!針のせいか?ボディの太さのせいか?

デカく見えてしまいますね?

 

我がアイドル達にお話をして。(涼しくなると沢山出てくる)  

跳ね橋の水中のスリットに(YouTubeに掲載されている水中動画などでは、チヌはんやシーバスはんがワンサカ居る)

沈み蟲をバックスライドで入れる的な狙い方を、

あろう事か、海で実行。

一発でアタル!笑 

のらない!笑 

次はじっくり待ってあわせる。

のらない!

んんん?

ここでフグなど余り見ないけれど言うと、そういうタイプのアタリ。

魚も小さいんでしょう。

イナっこらしきベイトの群れが散見される。

彼らにコレといった警戒態勢を示す動きは無いが、たまに小さめの何かがライズしている。

秋だし、定石ではベイトサイズは大きめ、

だからルアーも中の上サイズをと、投げていたが、

イリコサイズの片口イワシが打ち上げられている。笑

ソレに乗じてルアーも小さい目に替えて。

とマァ、その日はそんな感じ。

 

オフセットフックの弱点 

ワームのボディの中にオフセットフックを通して、

針先を最終的に背中に潜らせると、

トレブルフックの様にゴミや海藻が引っかかったりしない。

沢山のルアーを根に剥奪された、私としては、笑 

オフセットフックの『根掛かり気にしないで楽しめる感』は

通用するもんなら活用したい。

例えば神戸市垂水区塩屋の冬。

ミニ防波堤の東側の一帯は海藻がブッシュの様に生い茂り、

なんか一杯潜んでいそうでワクワクする釣り場なんですが、

トレブルフックは当然、

ジグヘッドでも釣りになり辛く、

昔の村上晴彦さんの琵琶湖の沖のブッシュに

ガンガンオフセットフックのワームを入れていく釣りを拝見して、

このノウハウを持ち込む事はできないか?と考えてしまう。

 

しかしマァ!海なら

根魚系は丸呑みしてくれやすいのか?

オフセットフック系は既に沢山登場しているけれど、

シーバス用では皆無。

しかし、ガッツリ咥えさせて、ドンとアワセる。

そんなタイプの釣りなど、よっぽど条件の良い時でないとありえないか?

どう考えてもシーバスはんの噛む力って、そんなに強くない様だし。

 

イヤ!マァ、だから。

ワーム自体は自由に動く構造の中で、

シーバスはんがやりがちなファッとしたバイトに対応していくには、

やはりリアフックアイ辺りからラインを出して、フックを結び、

テール辺りでくっ付けるしか無いですね。

問題はラインの強度と、ワーム自体の動きを妨げない柔らかい素材のラインの材質(pe・タコ糸レベルでないと)

たわんだ状態でワーム内に収めて存在させる事。

何案かの対策はあるのですが、検証してうまくいったら又。

 

針先を隠した上でフッキングに長けた構造は作れない?  

ワームへの針の装着方法として、ど定番のオフセットフック沙汰。

この半世紀以上普通に存在した、素晴らしい針の形状とワームのハーモニー。(彦摩呂さんかぁ!)

ヤッパリ最高のアドバンテージはどんな所でも安心して通せる所。

欠点はフッキングミスが多発する所。

特にシーバスでは

『引き付けて!引き付けて!ドン!とあわせる!』的にあわせる事も余り無いので。

たとえ、完全に口の中に収まったとしても、すっぽ抜けるイメージしか湧きません。笑 

しかし、この便利なオフセットフックの仕組み。

懐は大抵ワームの下腹部に逆アーチ状に出ている。

ここがワイヤーだったらどうよ?とか。

上向きに針先を出してふわふわの中空ワームがかかっているだけの構造はどうよ?

とか。

水平に迫ってくる障害物には反応せず、少しでも角度が付いた、魚がかじった様な力が働いた時にのみ、針先が飛び出す構造とか。

研究なさってる方はなさっているんでしょうけれど。ずっと考えて眠れなくなる日も有る。

続く