南甲子園浜,釣行記,というか,もっこす,グルメリポート

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

今年は歴史に残るであろう奇異な年。

オリンピックイヤーと盛り上がっているべきが、コロナ騒動で何もかも調子が狂う。

(どころの騒ぎではないか?)

しかし、

世の中がそういった事に慣れて来て、

例えば、飲食店が、コンビニが、様々な施設がそれ相応の対策を。

何気に暮らしのペースを取り戻せそうな雰囲気になるや否や、

長雨。沈

天気は優れず大嫌いな低気圧感。

大好きな夏野菜は高騰、

岸釣りも不漁。(そう思っているの私だけだったりして。笑)

って言うか釣りにならない。

そして長雨も収まり、やっとまともに釣りをと、張り切ったものの・・・。

ここ最近アタリすら無い。沈

シーバスはおろか、チヌはん、いや!サバはんすら釣れない。

 

釣り師はよく、

潮がどうの、天気がどうの、

釣れなかった時の言い訳を楽しそうにしたりする。

技術の向上や実績を積んで行く上で

自分の事を棚に上げて言い訳するって余り良くない事で有るとも言えるけれど、

その逆の問題も実はあったりする。

 

長く釣りをしていると、いかにブレないか?も大事 

釣り師たるもの

あーしてみてはどうか?

こーしてみてはどうか?と

思考錯誤する事は常。

なんなら天才アングラー村上晴彦氏がおっしゃる様に

『釣りとは思考錯誤を楽しむアソビ』であると思う。

海も川も湖も一度として全く同じ状況では無く、

常に何かがこの前と変わっている。

その変化って、

大幅に状況を変えるもの、

少しの変化のものと、

程度の差はあれ、

『こんな時はこう』と経験から答えを導き出して対策する。

 

代表言い訳『魚が居なかった』笑 

魚は実際沢山居る事がほとんど、

どんなにシーバスが釣れない場所でも、実際の所潜ってみたりすると沢山シーバスがいる事もあるでしょう。

 

今日は肉が食べたいなぁ!と妻を焼肉に誘っても

『今日は素麺でいいわ!』なんて言われる事もあるし。

 

シーバスが蟹やハゼを夢中で食べている時に、

上の方で

『ホラ!カタクチイワシだよ!』

なんて言っても

『今日はアッサリ系で』てな具合で

ルアー丸無視なんて状況は多々ある事でしょう。

 

計算上の確率の精度は変わるにせよ、

自然に太刀打ちしていって勝ったり、負けたりするのが釣りの醍醐味とも言える。

(最近は負けたり・負けたりだが、爆)

 

しかしコレ!

浅い知識で確証もなく、只々ブレブレになると結局のところ、一体何だったのかが分からなくなるし、

本来自分がなすべき思考錯誤を見失ったりして、

手数ばかり増えて裏目に出るどころか、納竿時のスッキリ感に欠ける。

十八番で負けた勝負は逆に爽快感さえあるもので、

こうしてみてはどうかと言うのは釣る前に用意しておいて、それが叶わなかったら、アッサリ負けを認めるというのも大切かもしれない。

それに

『自分の引き出しに対策が無かった』という事実は

その人それぞれの勝手な釣りの世界観なので

『潮が悪かった!天気が悪かった!赤潮だった!』とか、

立派な釣れない理由と言えば理由で。

引き出しを増やして行く布石とも言える。

 

トップでしか狙わない!と決めた釣り師が

『今日は波が高くて反応を得られなかった』とコメントしたとして

『バカだなバイブレーション使えば釣れるのに!』でもないでしょうに。笑 

そんな発想だけしていたら

極論『魚の姿が見たければ水族館に、魚が食べたければ魚屋さんに行け!』と

釣り師は全員言われてしまいます。笑 

結論、

組織の中で絶対に実績を出さないと沢山の方に迷惑がかかる可能性の有る、ゴリゴリのプロアングラーでもない場合は

『自分の楽しめる釣り方を貫いて、釣れなかったら、天気や潮のせいにする』

逆に男らしい釣り人なら笑って聞いてられる予定調和でも有るかと思います。かな?笑

 

とは言え!最近『えっ!』ぐらい釣れない 

とは言うものの『えっ!』ぐらい釣れない、シーバスは絶滅してしまったんでしょうか?

いや!そもそも架空の魚だったんでしょうか?爆。

ここのところ、先ほどの話ではないですが、

水は程よく、水温もバカほど上がっていない模様。

私の釣行時にはそれ相応の潮回りでルアーもある程度万全に近い品揃えで

『魚が居ない!』と言いたくなる。笑 

もうこの釣りを始めて6年になりますが、

これだけ海面の雰囲気が『いけそう!』と、なっているのに、アタリすら無い状況が何週も続くのは非常に珍しい。(釣れている方も居る事はいる、笑)

って言うか考えたらイワシを余り見かけませんね。サッパ的な奴は居るみたいですが。

 

あえてスタイルを貫かずに色々やってみる 

御前浜に立ち込みたい気持ちも有りましたが、最近多忙でバテ気味なので、全体的な様子見をする気持ちで南甲子園浜さっくりパターンに決定。

一通りルーティンをこなしたら

普段やらない事をどんどんやって、なにがしの反応があるものか試して行く。(言うた先から負けを認めない感発動)

私の場合余りにも小さな違和感はアタリとは思わない様にしている。

ボラやエイのスレの感覚と識別不可能なタイプのグンもアワセたりはするがソレもアタリとは見なさない。

一応、その怪しげな反応の場所は幾度か確認して、再反応なければアタリではなかったと思うようにしている。

(しつこく粘ると案の定エイだったりするし)

体調が良くって、時間があったら、完全に場所替えの結論は導き出されている状況ではあったが、

ミノー、ブレード系、ハイブリッドまで引っ張り出して、

使い方のおさらいでもするかの様に

出会い頭回遊をフワッと、暫く待ちながら、

それとも出会えず納竿としました。

 

腹いせにもっこす食うたった!

いくら釣果!釣果!と躍起にならないと決めているとは言え、

これだけ釣れないとストレスが・・・。

あっそうだ!

お昼ご飯はもっこす食うたろ!

今津店ちゅうのが最近できたらしい、

ナビをあわせてと!

やはり南甲子園浜から近い、言われるままに到着すると何のことはない。

今津の駅前。

ナビは『あっ!ソレなら普通に駅前だよ!』なんて言わず丁寧に案内してくれるので

今津の駅前迄、得体の知れない道を通って到着。

西宮って立派な道が沢山通っていて車で移動しやすいが、

ちょっと路地に入ると一方通行が多かったりしてラビリンスに入ったりする。(市民のくせに!)

自分の意思に関係なく山を登らされたり、住宅街の袋小路に追い詰められたりする。笑 

特に西部はすぐ山だったりするので、引き返すに中々引き返せなかったり・・・。笑 東部も古い道、古い街並みと、新しい道がハイブリッドに交錯していたりするのでパズル感は結構有る。

駐車場は無いのでコインパーキングに止めて、

いざ!

ヤッパリ旨い!

たっぷりのおネギともやしとチャーシュー。

アッサリとした味付けながら

コラーゲンたっぷりの豚足や皮のコラーゲン部分がベースになっているらしい濃厚なスープ。

これこれ!んんん!

重アッサリと言ったところか?

こんなにさっくりと大量のコラーゲンを摂取できる料理も珍しいだろう。

まぁ好きな釣りと好きなラーメン。

幸せな休日だ!感謝!感謝!

(でも、いい加減釣果出さないと・・・。シーバサーならぬナマザーになってしまう!笑)

シーバス,ワーム,自作,存在意義を考える

ようこそおこしくださいました!フミニイです! 

近頃、ルアー製作用の時間を全てワーム製作(というかワームの型製作)に費やしております。

型に流して込んだら完成するワーム。

簡単と言えば簡単なのですが、

売っているのとは違う物を作りあげる!なんて

考えたら続々と必要事項が浮かび上がり

中々前に進まない。

しかし、クリアで異物感も少なく、柔軟で自然な挙動を静かに醸しうる可能性のある、ワームの世界。

『取れる・リグが崩れる』とか『フッキング性能』とか

自分が気になるワームのウィークポイントをクリアして私のワームを完成させるべくコツコツと具現化に近づけております。

 

ワームの世界観って昔の方がリアルさを追求していた

そんな事もありまして、

今日から思い出話も含めてワームのお話を。

私が幼かった頃。日本の川には

まだそれ程ブラックバスが多くいる訳でも無くて、

むしろ雷魚の方が沢山いた。

少なくとも幼少期の釣り人生を共にした、兵庫県の猪名川支流の藻川はそんな実情で、

メーターに近い雷魚が沢山いて

『アレを釣るにはどうしたらいいんだろう?』と釣り具店で聞いて回ったり、

本屋さんで釣りの本を見あさったりした。

そして子供なりの可能範囲で竿やルアーを買ってもらった。

それが初めてのルアーフィッシング。 

釣り入門とかルアーフィッシング入門とかそんな本ももちろん読みあさりをしていたが、

矢口高雄先生の釣りキチ三平もバイブルだったりした世界観。

日本は伝統的で有効な釣法も多く、

ルアーマン人口も今に比べたらかなり少なかったであろう状況の中で、

当時の日本のルアーマンは結構手探りな釣りを余儀なくされていたのでは?と思う。

しかし雷魚は現在と同じフロッグ主流で、ガルシアフロッグやスーパーフロッグなんちゅう人気フロッグがあった。

現在のフロッグは

当時程、垂れ下がる足の造形にこだわっていない様に見受けるが、

当時のソレは足の造形にかなりこだわっていて、

見た目はカエルそのもので、

実にカエルワームの世界観でありました。

 

 

アクションを取るか?模写を取るか?

んで、ワームというもの

(というかルアー全般?)

その機能性を優先するか、完璧な模写を優先するか、という思案の中で

日本製ルアーは当時、いかに本物に近いか?という事がテーマになっていた様な節もある。

と、いうか察するに

西洋人独特の寛容さで本物とはかけ離れた造形のブツで

ルアーフィッシングを昇華させた西洋文化の偉大さに、

日本人はその精密さと繊細さで、造形の突き詰めに迫ったんだと思う。

そんなルアーは当時沢山見かけた様に思うし(高くて買う気もなかったけれど)、

メガバスさんはその感じを長きに渡り踏襲しつづけてらっしゃる。

 

脈々と受け継がれた、日本的価値観の省略。

しかし、

実は日本人も造形の省略化が得意 

しかしまぁ、繊細で緻密な施工や造形を信条とする、日本の芸術と工業で有るが、

元々面倒な漢字を平仮名に転化したり、

更にその転化した平仮名を草書体などに崩したり。

省略の美に長けた文化が存在する。

いにしえより職人さんが作り続けた毛針とて

『カゲロウやトンボや蚊に似てなくもないが・・・』というレベルの模倣に留まるのは、

五万といたフィールドテスター(川漁師さんとか)の実績に基づいて進化した結果なんでしょう。

いわゆる模倣は芸術的価値観や利用者の安心感が多分に影響する物であって、

当時の日本の毛針職人さんが

『西洋でこの前、銀食器を川に落としたら魚が食らいついたらしい!』(スプーンルアー発祥のきっかけ)

と聞かされたら

『へぇー!ワカル!ワカルゥー!ウケるゥー!』

(JKかァーィ!)

って言っていた事でしょう?

 

 

私が注目するワームの強み 

普通の感覚で考えると、ワームの最大限の強みってそのグネグネとした素材の柔軟さ。

関西シーバス界では発売から大人気のアルカリやVJ。関西バス界では常吉リグとかネコリグとか、グネグネ感がみんなが釣れない魚を食わせる事が出来ると大人気になっていった。

しかしグネグネに動いてボトム辺りをS字起動で引っ張ってこられるリグなんて、

ワームリグの始祖といえようテキサスリグがしょっぱなから達成できているし、

筋肉が張っている時の魚の弾力感なんちゅうのもゲーリーヤマモトさんのハリのある素材感か昔から達成してらっしゃる模様。

だからこれ以上ワームを進化させると言っても、

素材の進化より

ルアーとしての全体の進化を考える方が妥当でありましょう。

それに私の実感として、ワームが不調状況を打破するケースって、

明らかにそのグネグネ感よりも

クリアラメだったり、前方重心ルアーの波型上下運動、はたまたダートが効いたみたいだと感じることが多く。

グネグネ感に拘らない、

クリアと前方重心がワームと同じ様に不調な局面を打破しうる事が様々な実験で実感した。

 

止めた時の挙動、金具無しのジョイント 

しかし、最近シーバスデイゲームでも只々ルアーを巻いて泳がせるでは無く、止める事によってシーバスはんに

『アレは何だろう?食えるかな?』と思わせるテクというのが注目されている。

っと、いうか決まった場所で釣りをしていると居付きはんに相手をしてもらわないといけないのですが、

多分居着きはんなんか

『あっ!コアマン だ!あっ!ブルーブルーだ!』

なんてブランドを言い当てらる程人気ルアーを見ていると思う事がある。

だから止めた時ゆったり止まって、泳ぐ時はアピール強い目になんなら波動とか出しながら泳ぐワームって海では余り無くって、

その辺りを自作しようか?なぁと思っています。続く