自作ジク,自作ミノー,フゲン

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

センジュ沙汰はいよいよクライマックスに近づき、確信的理屈は大体揃った。


後はキッチリとやるだけ!コレが発想一発屋には結構ストレスで

私の中の『乙さん(コツコツ具現化して行く私の中の真面目なオッさんの部分)』が大活躍。笑

そんな中で『甲さん(私の中の無茶振りして行く無邪気な子供じみた部分)』が退屈している!

『ワラワはジグがやりとう御座る!』(なんで殿の息子風?)と

ブツブツ言い始める。

『センジュって元々、ジグミノー的な物!返して!』と

甲さん更に!

困った乙さんはジグ構想を再燃させる。

乙さんとて、

ミリ単位のバルサや鉛削り沙汰ばかりをずっとやっていると

休日に肩がバキバキになってしまう。笑

(全部自分やろ!)

たまたま生まれたルアーをセルフコピーすることは今に始まった事ではない。

だんだんとそのパターンにも慣れてきた。

そんな試行錯誤の中で

『あー!こうすればこうなるのか?』とか『この発想は全く無効である。沈』とか

そして、メゲずに繰り返していると、センジュやコンマの様に

『トンビが鷹を産む』事も起こる。

 

当初は

『シーバスをやりたし金は無し!』で、

ルアー 代の節約に始めたルアー作りだが、

だんだんとその

『クラフトとしての多次元性』の面白さにハマっていく。

 

よく拝見する、村上晴彦氏の動画『村上的』

釣り界のレジェンドながら『近所のオッちゃん』的テイストを纏い、

その感じが更なる大物ぶりを増幅させる。

質問に答えるという企画は特に面白い。

そんな中での質問。

 

『ルアーを自作したいのですがどうすればいいですか?』

 

常吉リグ 

ネコリグ 

スモラバ

などなど

輝かしいルアー界の革新を遂げたレジェンドに

自作ルアーを作るにはどうしたら良いかと聞くのは、

高級思考が垣間見れて、とても興味深い。笑

『財布かぁ!ルイビトン買っちゃえ!』的な

潔良さが有る。笑

 

私だって村上晴彦氏に留まらず、

加藤誠司氏・村田基氏・泉裕文氏・藤澤周郷氏など

尊敬するデザイナーに聞いて回りたい。笑

 

『いや!違うて!』と、村上晴彦氏。

大体、作るのが楽しいから作るのであって、じゃないんならイッセイのルアーを買って!

って感じでしょう?

 

『ナンボでも作り方が書いてあるからググって!』と。

色々なルアー作成方法がググればいくらでも出てくる。

本格的な物。

百均材料で簡単に出来る物。

プロ顔負けの素晴らしい仕上がりのルアーを作ってる方。

残念な仕上がりながら釣果は普通にあげている方。

すごく参考になる物ばかり!

(このサロゲート以外は!笑)

しかしマァ!

ルアーも繊細になってくると、ほんのちょっとの事で釣果に関わる。

というか、信頼性の維持が出来るかどうか?という見方もある。

 

市販のルアーは

プロがテストしている時点で多くの実績をもって、市販化しているので

『釣れないのは場所か、私のせい!』と結論付ける事が出来る。

しかし自作ルアーとなると、

そういった実績がないので、なんらかの理由で釣れないとルアーがまずいと思いがち。笑

しかしコレが中々、

オモックなんていうのもあって、

実際はどんなルアーでも釣れる時は釣れる。笑 知らんけど!

多分テインセル付のジグ用アシストフックに、

ソレを飛ばせるだけの噛み潰しオモリでも付けておけば釣れる時は釣れるでしょう。笑 知らんけど!笑

私が思うに大切なのは、

沈下速度やアクション、

そしていつ?どんな場所のどんなポイントに投げるか?だと実感する事は多々。

ソレに何より無駄にルアーを疑わない事だと思います。

 

例えばヘナチョコバイブレーションを作ったとして、

バイブレーションと縛れている時点で大概それは釣れます。笑 

前傾であろうが、お尻下がりであろうが、

振動がバカほど在ろうが、微かな振動で在ろうが、

活性の高い魚の前を自然に通せたら大概かじってくれるはずです。笑 

 

そもそもルアーの始まりって確か

『川にピクニックに来ていた人が誤って食器のスプーンを川に落としたら魚が食いついた』的な感じだったと思います。知らんけど!笑 

『あり得ない物を魚がかじる妙』

コレ!ルアーフィッシングの一つの本質。(かな?)

何より行動!

ドンドン!

『あり得ないルアーを魚にかじらせてあげましょう!爆』笑 

さて!

それでは私のお楽しみコーナー!

『プロトのプロトのセンジュ』はタックルベリーで購入したおそらく廃盤になっているで在ろう魚型のデッカイシャッドワーム(多分ヒラメ用)のテールを切って、

デカいオフセットフックを付けて、真ん中やや後ろにネイルシンカーを仕込み、

エラの後ろにヒレ状リップを通して瞬間接着剤で止めた物(ほらね!発想の起点ってこんなもんです!笑)

するとどうでしょう!うるさいぐらいにバタバタと暴れる!

『ウォー!コレ!ビッグベイトいけるんじゃない?』的な。

で!しのごのやってる内にセンジュになった。

んで、この前から

センジュ型のジグ、センジュ型のジグと、甲さんのリクエストが鳴り止まない。

『早くフゲンやって!的な』既にこのジクは『フゲン』である事に決まっているらしい。

理由は『センジュ・メタル』とか、『センジュ・ジグ』とかそういうどっかでやってる感じは嫌だし、

ベースは同一なので全く関係ない感じもイヤらしい。

(イヤ!だから・・・)

んで、仏様繋がりで普賢らしい。

調べると普賢菩薩様はこの世の全てを見通す能力がお有りなのだとか。

今度は限界キャストを満喫できるジグや!

『この世の全てを見通す?あやかろう!』となる。

問題はセンジュのアクションのキモがボディ後半の浮力による作用にあると言う事実。

真鍮ベースで、鉛、付けたとしてもエポキシ粘土程度のボディ構成で、

センジュ的ミラクルが起こるのだろうか? 

しかしセンジュのもう一つのキモ『ヒレ型リップに本体重量の大半が集まる感じ』は踏襲できる。

一体何が起こるのか判らないけれど、ヒレ型リップの下から後ろにかけて底重心かつ広範囲なウエイトを配すれば、クルクル回る感じにはならないはず。

リップを無視して棒引きになるのか?

はちゃめちゃに動きまくるのか?

投げて見ないとなんとも。笑 

後心配するのはウエイトがセンジュよりやや前方に配置する状況。

いくら文句なしに重たくて、ボディの全てが高比重でも、

飛行姿勢が悪ければあんまり飛ばなかったりする。

その場合『この世の全てを見通すルアー』ではなくなる。笑 

こんなウエイトの位置なんてどうでも良い、

この段階に入ると、鉛の三次元の形状がモノを言う。

『ジグでシミーフォール』ポジドライブガレージさんのメタルフラッター?が完成させた模様。(ある意味夢のキャスティングジグ)

おーし!前傾・前進シミーフォールのキャスティングジグを完成させるデェ〜!(あっ!言うてまいよった!)

続く

第五話,センジュ,完結章?,自作ミノー

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

この前『新世代シーバスアングラーの会議』たるものを拝見。

動画の中で『時間帯、場所問わず、使用ルアーがオンリーワンとなると、何?』

というお題で

邪道の新氏は『ヨレヨレ』(賛成!)

ブルーブルーの高橋氏は『ブローウィン80s』(賛成!)

アピアの安田氏は

『パンチラインマッスル?』

(すみません!汗まだ使ってません!笑 近々必ず買って試そう!)

との事。

『パンチラインマッスル』は察するに

変えたく無くなる信頼できるとっておきルアーなんだと確信する。

そして、

使った事あるというか、半ば愛用しているに近い、邪道さんのヨレヨレとブローウィン80Sは

なるほど!の結論。

 

まずはヨレヨレ。

最近の相場では飛ばないという評価も聞くが、そもそもバーサタイルぶっ飛びシンペンであって(ミノー的でもある)、飛ばないなどというネガは私的にあまりない。

そもそも気室が無くボディ全体が、おそらくバルサよりもやや重い発砲樹脂で構成されている。

しかもウエイトはガッツリ目に真ん中、若干後に支点が来る様に配置されて、ラインのテンションが有る無しのノリで

シンペン独特の『お尻下がりが気になりすぎる感じ』から解放される。

この絶妙の『浮力と重力と支点の妙』は私が自作ルアーを作る上でかなりお手本にさせて頂いた教科書的ルアー。

軽いジグであり、ぶっ飛びミノーであり、とっておきのシンペンであり、バーサタイルどころの騒ぎでは無いわけです。笑 

 

そして『ブローウィン80S』

完璧な設計の基に『極端に動かず、必要なだけ動く』事を選んだルアーであり、

見切られ無い程度のシミースローシンキング。

吸い込みやすい重量設定。

玉型としては完璧と思える重心移動の使いやすさ。

軽量なのに良く飛ぶ。

潜り様の自然さ。

直進性能の安定感。

水噛みの絶妙さ。

 

双方のルアーとも余り悪く言う人は見かけないし、

もしネガを言う人がいたら、

会議室に来てもらって、ミッチリ納得するまで理由を聞きたいところ。笑 

ご心配無く!

窓は全部全開にしておきますから。笑 

 

この二つのルアー、レンジを極端に選ばないのが良い。

ミッチリヨレヨレ、ミッチリブローウィン80Sで、朝から晩まで色々な釣り場で相応のトレースコースの工夫や、ロッドアクションの検証など、何日も何日も、ノート片手に的な勢いで、ストイックに釣りをしていけば、どれだけ釣りがうまくなるだろう? 

私がまだ学生でプロ釣り師でも目指せるなら、絶対そうしている。

(今からでも分かってんならやれや!的な。)

ふふふ、笑 

 

で、こういう人から『全日付けっぱなしでも良い!』と言ってもらえるルアーに

『センジュ』も仕上げたい。

 

特に『フローティング(とてもスローシンキング)』

 

この場合シャロー周りなら

『全然付けっぱでアリ』的なルアーにしたい。

 

この『センジュ』の名の元は

『北千住』では無く、笑、

全ての物を、同時に見て、救う『千手観音菩薩』様から拝借したフレーズで、

釣れない私をお救い頂こうと、あやかった。

私とて特定の宗教を特別に信仰していたりする訳でもないが、

そんな仏様が見守ってくれていると思うと、ふと心休まる。

 

シーバスデイゲームの専用のルアーというと『リアクション、スピード感、高アピール』と、

つい5年程前まではブッチギリの相場であったが、

最近はそうでも無い感じになってきた。

実際釣り場でも、ゆっくり引いてみたらどうか?と狙うと食ったり、

デイゲームでもルアーを留めるメソッドが増えたし。

 

『ルアーを飛ばす』という、一つの目標において、

海の場合であるとかなり飛距離的にシビアで半ば『飛ばす為の競技』に近い切磋琢磨がある。

私とて

そのジャンルにはノリノリでもあるのですが、

飛距離競争は飛距離競争で置いておきたくなる事も多々。

 

そもそもバス界のソフトベイトとか。

ワームのゴム部分だけで140mmぐらいあったりして、それだけで20gぐらいの重量が稼げている事も多い。

そこに3gに満たないネイルシンカーを一本真ん中やや後方に仕掛けるだけで、かなりの種類のソフトベイトは、

ぶっ飛んで、シミーフォールするし、艶かしい動きを長時間魚に見せる事ができる。

全体的に重たくて、

しかもネイルシンカーで方向性やアクションを決め、

しかもフローティングだったり、スローシンキングだったりする中で30gに迫る感じって、シーバス界ではまだ盲点である様にも思える。(それとも有効でないのか?)

 

んで!例の如く私の中の『甲さん』が無邪気に発想する。

『ソフトベイトって、シャッドテールでないとアカン?そして硬かったらアカンのん?』

そして『乙さん』は納得してしまう。

『確かに、浮力体自体が飛ばす力を自ら持っている状態で、ウエイト自体はアクションの事だけに専念する感じにしたら、飛ぶし、繊細に動ごくルアーが作れるかも?』と

すったもんだに引き込まれる。笑 

んで、いつもなら、もう少し飛ぶようにとか、キビキビ動かせる様にとか、やっている内に、どこかで見た様な感じになってしまう物なのですが、

今回はそうはいかない。笑 

というか、そうはならない。

飛行機型ミノーなのだから。笑

続く