村岡昌憲氏,YouTube,パクリ問題,ルアーの進化,リスペクトルアー

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

ルアーを作っている私にとって(イヤ!プロとは雲泥の世界観ですが・・・)

参考にするルアーってやっぱり有る。

最近やってるV-funだって、

ライザーベイトやエンゼル・スイマーのパクリと言われても仕方がない

リップの角度とか発案の趣旨とかパクリちゃぁパクリなんでしょう。

 

創造は時に一人歩きする,それを気付ける創造主は強い?

基本的に好みのルアーって

『コレの重たいのないかな?』とか

『コレのボトムを狙えるやつないかな?』とか、

そのルアーを気に入れば気にいるほど、バリエーション展開を期待する。

しかし、ルアーに関わらず、

物作りや創作に関して、

作者の意図していない意外な効能があったり

『そこじゃ無いだけれど・・・』

『そうじゃないんだけれど・・・』

みたいな箇所で絶大な評価をされたり・・・。

釣りとて、

ヤケッパチの一投がドストライクで釣れたりする。

脱線!汗!脱線! 

とにかく、優れたルアーを創生する天才ビルダーとて、

自分が考えたルアーの骨までしゃぶる様な使い方はしていない訳で、

実際そのルアーが爆釣する理由は人間が目に見える作者が目指したアクションでは無く、

たまたま出ていた微細な波動が良かったりとかという事も有ることでしょう。

氏とて、Blooowin140Sが『水に馴染む天使の様なミノーを完成させらた!』

と喜んでいたら、

『更にジャークで異常な実績を出した事は喜ばしい誤算だった』的な事をおっしゃっていたけれど、

正にそれを早々と理解して、

更に作者が追求していかれた事が、Blooowin140Sの圧倒的人気の礎となった事は紛れもない事実でしょう。

 

バリエーション展開がないルアー、細かく揃うルアー

バリエーション展開という物は

『どの局面をスルーして構成するか?』が極意だったりする。

いわゆるマーケティングも似たような物。

想定したターゲットに向けてどれだけ効果的なアプローチができるか?的な。

とて!

釣り場の状況は色々で、沢山の人の求める使い心地を幅広くフォロー出来ている機種が人気ルアーになる。

Blooowin140Sの凄い所

正にBlooowin140Sなどはその筆頭の一つ。

氏曰く、シャローミノーのバリエーションって、

かなり優れた物が多く、その辺りを初めから狙わないで、

飛んで、入って、水に馴染むミノーで行こう!となったのだとか。

重心移動も旧来からのパテントでがんじがらめになっていない球式重心移動を使い、

飛ばす為のウェイトを保有して、

スロー気味シンキングにする為に、140mmの全長が必要不可欠だったのだとか。

オマケに従来のミノーの様にハイピッチにブリブリ泳ぐで無く、あの自然な泳ぎっぷりで遠くの魚に認識してもらうのに

フォルムが大きいのは丁度よかった模様。

 

ビジネス・お稽古・創作の極意?

どんなビジネスでも、稽古でも『まずはマネから入れ!』と言われる。

だからみんなが欲しがって市場で品薄になっている様なルアーは真似されて当然と言えば当然。

ましてや、大きな会社ならビジネスとして、

人気で品薄なBlooowin140Sのそのニーズに合法的に追随するのは定石で、

それをシーバス釣りの進化の礎と容認される、

氏の心意気には只々感心させられました。

逆に人から真似されると言う事は,

私レベルのローカルクラス人間だったら、世間から評価されている証拠と、喜ばしく考えたり、誇りに思ったりするので、

氏のおっしゃる様に『お手本に対するリスペクト』と『義』さえ通せば、

逆に応援してもらえる様な話にもなってくる事でしょう。

しかし、一ファンの目線で言うと、

今回の一件で村岡昌憲氏は言わずもがな、プロアングラー全体の株が上がった様に思えた清々しい動画でありました。

第二話,自作メタルジグ,1番,ハネラバー,鉛のシェイブを楽しむ

ようこそお越しくださいました!フミニイです!

最近は、ルアービルドなり、シーバス、バス釣りなと、様々な動画がYouTube等にアップされて、それを選び見るだけで、かなり勉強になります。

巻き巻き帝王、というかシーバスルアー釣り普及の立役者、小沼正弥氏もYouTubeを始められたし、

なんなら村田基氏も

有り余る実績、知名度、地位にあぐらをかく事なく、

動画関係は御盛ん。

加藤誠司氏、村上晴彦氏。

ひと昔前ならビデオなり本なりで情報や知識を得るに

どれほどの授業料を払わなければいけないか?ぐらいの状況でありましたが

今はとてもそういう意味では良い時代になったと言えます。

最後の村田基氏の動画のアーマードスイマーですが、

ほかのワーム系ルアーとは一味も二味も違うジグヘッド系で有ると言う事にお気付きだろうか? 

大抵のジグヘッドやハイブリッド系はウエイト部分が直進、水平姿勢を担当し、

ルアー全体のアクションの動力の源はワームで有る事が大半だが、

アーマードスイマーの場合は、ジグヘッドが激しく動き、

それをワームが追随していくシステムになっている。

ワーム自体は柔軟であり、鉛のジグヘッドに遅れて曲がっていく事により、ワームはS字を描いている。

このルアー凄いな!と私のマニア心を擽るし、

1999年には誕生しているのに、

シーバス界にはこの類のブツが無いのを不思議に思った。

海のジグは?と言うと

針は基本的にジグ自体のアクションを妨げる必要悪みたいな存在になっていて、

ジグにリアフックをなるべくつけない方が良い!みたいな空気が流れる。

昨今、ジギングや岸ジギなどのバーチカルっぽい釣りが主流でバイトミスよりもエビなどのトラブルを回避した方が釣果的に実績が出るから当然。

しかし、私の場合、現状は巻き主体でジグを考えるに、

リアフックは生命線とも言える。

そんな中で出来れば付けたく無いと言われるフックを

逆に大いに活用してやろうと言う目論見。

そしてしょっぱなは、

ワームでは無く、キャストにネガが少なく、水の中ではシェイプに多大な影響を与えるラバーを選択。

半ば自由契約級の存在をいきなり四番打者に抜擢。(また野球に例えた!オッさんの証拠)

 んで、やってみたら長くて細いS字系のブツになった。

アレ?なんで今まで気付かなかったんだろう。笑

例えばカタクチイワシなら12cmぐらいがベストで有るし、

ジグ本体が6cmぐらいのもの必要であろう、

要はラバーの終わりまでが全体のシェイプとみなす。

僅かに尻振りをして、水平に泳ぎうるジグ本体を目指す。

ジグミノー『フゲン』で得た、羽根で後部を起す理屈を踏襲。

フゲンの時はアルミの羽をつけて、面白いブツができたが、

今回は鉛でその形状を作り上げて、直進水平姿勢と後方重心による尻振りアクションのせめぎ合いを画策。

横から見れば普通のジグだが、下からみたらイカ感。笑 

コレをマスターとして、次は石膏沙汰。

続く