第六話,ルアーのカラー,よもやま話,御前浜,南甲子園浜,シーバス,チニング

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

昨年の初秋の御前浜でのお話。

跳ね橋側のゴロタは一旦スルーして、砂浜とゴロタ石畳の『端境』で釣りをしていると、

跳ね橋の橋桁あたりでギラギラと何かが光る。

こういうのって大抵、

ポッキーの銀ピカの中袋だったりするんですが、

万が一、ローレックスだったらオオゴトだし、

完璧に塗装されたメタルジグだったりしたら、非常に興味深い。笑 

チョット面倒だったけれど、

好奇心に任せて猫領地のゴロタ草原を歩く。

近づいて見ると朝マズメに昇天されたばかりと思しき小ぶりな真鰯はん。笑 

 

ローレックスを拾って『落とし主現れず』を期待したが(姑息っ!)チョット残念。笑 

 

しかしあれだけ遠くから

『銀か?プラチナか?』というような光を放っていた真鰯はん。

背中にわずかなグレー感を残し、

後は絵に描いたような銀色でありました。

 

後、

よく見かけるのは

『クルクルパニックカタクチはん』

水面をクルクル回ってはる。

そんな時の魚体も大抵銀色が鮮明に出ていて、

興味本位に捉えて見ると、背中は真緑だったり

紫っぽかったり。

 

後、

水辺では無く市場に並ぶ新鮮なイワシはん。

鮮やかな銀ベースの魚体に背中は群青色だったり、青緑だったり。

 

んと言うか、

前も触れた話ですけれど天然光、水辺で折れ曲がる屈折光にさらされる、生きてるイワシはんの群れって、

水中で見るともっと透けていて、色合い的にも複雑で不安定な感じ。

そこに細かなレインボーホロ的な外れた鱗が乱舞する物だから、結構ゴチャゴチャしたスッチャカメッチャカな状態。

むしろ単体のルアーでそんなスッチャカメッチャカな状態を表現するより

磯釣りのフカセ釣りの撒き餌が水中で漂っている方が視覚的には近いかもしれない。

 

しかし逆にこの大規模な匂い付き、そして実際に食べらる餌。

ルアー釣り師目線での勘定だと

高級ミノー三個を

毎回ロストし続けるレベルの必然的消耗を前提とする、

高価な撒き餌。

しかし、

常にルアー釣りに勝ち続けているかと言うとそうでもない。

ルアーとは比べ物にならない規模のスケールの

食べられる雲の様な物を漂わせているのにも関わらず。笑

 

察するに魚目線で考えると、

視覚的謎が多すぎて、

シークレットな向こう側にフィッシュイーターを食うフィッシュイーターがいるかもしれないので

群れとなり陣形なとがある状態ならある程度挑めるが

単独行動下では恐々近寄るしか無く。

単独で狩をする、大型魚は逆に中々釣れなかったりする。

だからフカセ釣りの基本的な大前提として、

オキアミを煙幕的餌に混ぜた撒き餌の

水中での雲の様な塊の中に

針の付いたオキアミを同調させてだますのですが、

実際問題釣果の差って、

その針付きオキアミを煙幕の群れから

いかに自然に離脱させるか?にかかっていたりする。

 

コレ!

ルアー界では

『スルーされがちタイプのボイル』と似たような状況で、

結果的に実際の群れにルアーを入れて騙すルアー釣りより、

人工的に作った群れの中に目立たない針付き餌を絡ませるフカセ釣りの方が

『疑似感』は強かったりするから面白い。

実際のところ食わせるための針付きオキアミには

目立たせるために、赤や黄色の着色をしたりするんだから、

何が『疑似』なのかわからなくなる。

 

何かを捕らえる方法って、

第一段階のアプローチとして、

捉えられる側の思考脳を使わせず、

習性の反射的行動に働きかけるのは定石だ。

 

疑わしき塊に一度警戒心をいだいた魚。

その思考をリセットさせるのは群れから離脱する無法者の出現。

この一瞬の条件反射。

食べようとしていたのが銀なのか?

金なのか?

傷を負い血が滲んだ奴か?

酸素が欠乏してくすんだ奴か?

ルアーカラーのアジャストつう奴の一つの発想の起点として、

その一瞬にどんなのを離脱させるのか?は

重要だと今更ながら妄想した。

そう考えるとギラギラの銀系が決して万能では無い理由も見えたし、

くすんだ系・差し色系の

金の活躍が多い事にも納得がいった。

続く

第五話,ルアーのカラー,よもやま話,御前浜,南甲子園浜,シーバス,チニング

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

次はパールやラメやクリアの考察。その前に少しフラッシングチュウものを整理して考えて見る。

 

前回のお話でデイゲーマーの大定番であるはずの

『青銀イワシホロ系』が

私の環境下では大定番では無く

どちらかと言えば最終兵器の部類となっている。

そもそも自作でホロを施す場合、必然的にホロシールの切り貼り作業が追加され、

複雑な曲線を有するルアーは失敗率が高くなる。

その上ホロシールを馴染ませる為と、

カラーリングの馴染みを良くする為の

二回の『捨てディピング』を余分にしないといけないのだから、

私にとっては、自作する上でホロ系っうのは、特別な存在。

なのに、

メッチャ有効か?

となると、パイロットカラーとしてはサホドだったりする。

パイロットカラーとしての真の汎用性がないのに

カラーローテーションの先頭に付ける習慣があると、

短い釣り時間の何%かが

毎週無駄になっていると言えるので、

私の世界観ではリアルイワシホロ系って、早くからパイロットとしては見切っていた。

 

何よりチャンスと思われるタイミング。

例えば浮いているベイトの塊や、潮目付近の中層でホバリングしている様な時。

超リアル系でソレらに完全同化させる芸当が

逆に大ネガか?と感じさせることが多い。(あくまでも個人の世界観の感想です。)

 

んで!

それなら何?と聞かれたら、

状況問わずの汎用カラー

として

『ニセコットンキャンディ』がパイロットカラーの筆頭になってきている。

 

このニセと言う部分。

 

私の筆捌きが残念であるがゆえ、メリハリが悪く、細かく五色をツーパターンに並べるので、

遠目に見るとクシャッとくすんだ感じになる。

って言うかいつでも見られる乱反射虹を色で塗っちゃった感じで、

ソレがいびつであって自然で有るというのは前回のお話。

 

表層系探り段階や澄み潮系の釣りで見る事が出来る、バイト発動の瞬間。

フラッシングするルアーが一度傾き、体制が立て直された時。

『ギラッ』と光った時。

奇襲の様にシーバスはんは、

ある程度の距離感から襲いかかる事が多い。

実質的に私の世界観では、

シーバスのアタリに

前アタリや

送り込み合わせ的な理屈が存在しないのは

この捕食スタイルに起因する様で

『アワセの妙』だけで考えると本当につまんないと言うか、難しい魚です。笑 

 

しかし、

この一ギラが人間が見えていない水底でも食わせのトリガーになっているのは明白で、

実際の所ストップアンドゴーって、

食わせの間作りと言うか、この『一ギラ』作りに意義があるのでは?と思うし、(バイブレーションは止めると一回傾くので)

実際ソレを意識して行うとチョットした間のニュアンスが変わりして、効果的であったりもする。

 

海のルアー釣りを始めた頃、端的で理屈っぽい私のヘッポコ脳は

『フラッシングが必要なら、鏡が最強じゃない?』との回答を導き出した。爆 

自作アクセサリー的な用品を見ていると、

ハサミでチョキチョキ出来たりする鏡系の樹脂板があるので、

初期の自作ルアーに多用した。

『鏡のフラッシング最強!』チュウ様な感じで、

自分のルアーが今どこに居るか一目瞭然だったりする。笑 

これは凄い!

私だけの秘密!と

張り切ったけれど、

全然釣れません!笑 

イヤイヤ!フラッシングの極致でしょう?と、

端的ポンコツ脳は

エラーコード『あれつ?』を発動。笑 

『ホウホウ!フラッシングの程ね?』っと、

修正コード

『色々試して見る!』を発動した。

続く。