第五話,自作ミノー,カマキリ,潜る犬,フゲン沙汰,

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

皆様にはピンと来ないと思われかねない、私の生活。

実は結構ちゃんとした会社で、ちゃんと働いていたりする。

『メッチャ暇な人?』とお思いな方も多々いらっしゃるかと思いますが。

結構、会社員としてガッツリ働いています。

大体起床は朝の3時半ぐらい。笑

大概の釣り沙汰活動は大体そこから会社に向かう迄の三時間ぐらいの間と、

家に帰ってから寝るまでの3時間ぐらいの間。

その時間の中には食事もあるし、最低限の一般的な生活習慣もある訳だから、

全てのルーティンをハイスピードでこなしていかないと体が持ちません。

しかも仕事は仕事で手を使う仕事が多いので

普通にアレもコレもやっていると

手と腕と肩と目がボロボロになる。笑 

それでも体力にモノをいわせて正面突破して行く訳ですが、

釣り沙汰の方をタイトにこなして行くと三週間もしたら何もかもボロボロになっていきます。笑

んで!

本職は生活の基盤なので絶対にぬかりなく働き切る為に、

時にはタイトな釣り沙汰をお休みしないといけません。

ヤット理想のミノー系沙汰がだんだんと形になって来て、突っ走りたい気持ちを抑えて。

渇水時は南甲子園のちょい深ポイントをコンマとマユで探り切りたい気持ちを抑えて、

今週の釣行はお休み。

 

と言うか、

例の武庫川のテストのみ。

 

んで!

トレブルフックのストックがだんだんと無くなって来た。

考えたら最近、新作テストが目白押しで、

その度に新しいスプリットリングと新しいトレブルフックを装着していた。

そんなの不経済。

何投も投げていなくても、使う度に周到な塩抜きをして、

それでもおいて置くと使用済みフックは錆びて来るモノです。

一旦そういったルアーから鼻歌混じりにフックを外して、

サビ抜きした後、新作ルアーに装着して行こうか?と。

これならルアー沙汰も前進するし、バッツンバッツンに集中する時間も少なくなるので、丁度良いかも?と。

(知恵を頂いたソースが不明になってしまいましたが)

無塩のトマトジュースに1日漬けて置くとピカピカになるという話を何かで見た。(夢かな?)  

イヤァ!

それ用に無塩のトマトジュースを買っちゃってる。笑 

やるしかない!

大きなお豆腐の包装パック。

積み重ねる事が出来て邪魔にならないし、

そもそもゴミだから

捨てたい時に捨てられる。

何か小さな部品を転がらない様に置いたり、

金属の切り屑をまとめておいて後で捨てるのにとても便利

ラッカー系統の着色をする時にもパレット代わりに混色したり。

水分系もかなり入れられるので便利。

豆腐好きなら常備するのは造作のない事。笑 

そこに取り外した針を集めて、無塩トマトジュースを注ぎ、今回は12時間漬け込む。

 

と、その前に休息感覚で針を外して溜めて行く。それも休み休みゆったりと。

ソレでもボロボロになった手・肩・指・目は悲鳴を上げる。

(結果は次回)

一旦休憩、

ネコリグ発祥当時の村上晴彦氏の動画など拝見しながら、

二階の自分の部屋でウツラウツラしていると

妻が一階で絶叫している。

私を呼ぶ絶叫。

『虫?それとも強盗?』と

臨戦態勢で下に降りると!

 

『オオルリって、うちに巣を作ってんねん!

眺めていたらミミズを加えてコッチに飛んで来たから!

何かなぁ?と

上を見たらエアコンの入り口のところに巣があった!』と、

かなり興奮した様子。

(もちろんオオルリが大好きだから興奮している、ジャニーズ好きがキムタクと握手した感じか?)

 

思えば昨今、

何だか家に私たち以外の気配を感じていた。

エアコンは不要で最近はズット窓を開けて寝ていた。

生き物の気配が近い。

 

こんな山の中に住んでいると、

窓を開けて寝ていたら、

鳥やら犬やらの気配が遠くにいつも有る。

 

霊感か動物的感だか何だか分からないけれど

そういうのに神経質な私は、

知らず知らずのウチにそういった生き物や

未知の気配などの距離感を意識している。

旅行などに行って自然が豊かな

山際や海際で

 

許容出来る心地よい気配と、

許容出来ない不快な気配を

識別しているようで、

 

家より快眠出来る時も有れば、

一睡も出来ない事もあったり。

 

昨今感じた

気配は許容出来る気配であったにせよ、

やはり何だか落ち着かなかった。

網戸のすぐ向こうに何かいる感じが・・・。

 

そんな時、妻に話してみる。

『アーそう?春になったら何なとモゾモゾするんでしょうね?笑』と

あしらう妻。(私は幼児かぁ!)

 

妻はこの手の私の相談に飽き飽きしている?笑 

 

まだ良心的に耳を貸している方で

 

本心は

『もう勘弁して欲しい!』と

いうところだと思う。爆 

しかし我らが夫婦は『中途半端でそうそう役に立たない第六感的な物を有する』似たモノ夫婦である。

私は妻の

『根拠なき訳の判らない予言的指図』で

二回も命拾いしている。

一回は阪神大震災の時。

ニ回目は福知山線の事故の時。

二回とも天国に行く行程を邪魔されている。

その他彼女の訳の判らない

たまに強烈に発揮される、

予言や巡り合わせ力は『そういうモノ』と非科学的姿勢でかわさないとキリがない。笑

そして今日、野鳥好きな彼女の幻に近い価値の、座右の野鳥(変な日本語)のオオルリが家に巣を作っていたのを発見。笑 

巣どころか実物を見るのもなかなか骨が折れるらしい、

名鳥なのだとか!

それが家の壁に暮らしてはる。笑 

さて、時間はやや遡り連休初日の武庫川ルアーテスト。

『メタルミノー・フゲン』は水平ゆっくり表層直下50cm水平推進を達成。

思いの他傘の威力は絶大で『嘘っ!』ぐらいゆっくり引ける。

しかし、アクションが全部消えた。

そもそも頑張って固定したアルミの傘が

①水を掴みすぎている、いわゆる大きくし過ぎ。

②固定ではなくある程度動く方が良いのかも?その場合でも水は受けられそう。

③張り切ってアルミを持ち出したが、同素材の真鍮にして不安定さを出す方がいいのかも?

④傘という言葉にひっばられて前後にアールを付けたが、まっすぐの方が良かったりして。笑 

ほら!宿題増えた。

んでちなみにこのフゲン沙汰一つでも

テスト中に様々な派生へのヒントを提示してくる。

take3は『目標を極端に強引に達成させた』バージョンでありますが、

take4辺りからかなり試すべき工夫は分散してくる。

そんな中で甲さんはハーフムーンもまだ完成していないのに、

全く新しい、誰も見たことない構造のバイブレーションのデザインラフを作ってる。

イヤイヤイヤ!また今度!

続く

第四話,自作ミノー,カマキリ,潜る犬,フゲン沙汰,

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

我が家は『初夏の珍事』が巻き起こる。

鳥好きな我が家。

家にはセキセイインコとオカメインコが。

完全に山の中にある私の家。

キジバトはんやメジロはんなどはレギュラー。

ウグイスは泣いているし、よく分からない野鳥が季節毎に訪れていたりする。

最近は休みのたびに、放っておくと森状になってしまう

庭の剪定などをしている。

長年の積み重ねで

野生のキイチゴやアケビやヤマブドウなどを自生させて

市場では中々得られない果実を収穫しうる森が作れたの良いが、

山の森は山の森で。

だんだん人の家では無くなって来る。笑

木の枝を切り倒し、それを電気ノコギリで細かく切り、

雑草とともに丈夫な袋に詰めて、

ゴミを出す作業に追われていた、休日の朝。

見慣れない鳥がビービー泣いている。

珍しい野鳥だ!

私より何倍も野鳥好きの妻に尋ねる。

『九官鳥を小さくしたような鳥がビービー何か言ってるよ!』

 

『九官鳥?』

 

『イヤ!九官鳥とツバメの間かな?』

 

『フーン』

 

イヤイヤイヤ!

野鳥好きだから報告したのに

リアクション薄っ! 

よし!動画を残しておこう、あの鳥は絶対珍しい? 

そして又、野鳥に詳しい妻にトライ!

『ネエ!この鳥なんてゆうの?絶対に珍しいよ!』

『アラ本当!珍しい鳥ね!』

妻はパソコンで、私はスマホで調べてみる。

ちなみに妻は野鳥の中で

『オオルリ』という鳥が1番好きなのだが

実物はそんなにお目にかかれる物でも無く、

いつか深い谷にでも行って見てみたいと思っていたのだとか。

『オオルリちゃうん?』

『んなアホな!九官鳥とオオルリは全然違うわぁ!』

動画を拡大。

『オオルリ』やん!(妻と私)爆

 

さて!

ルアーの方は

『メタルミノー・フゲン改』と

『カマキリ』(桐)

『ハーフ・ムーン65』沙汰 

 

ボール盤とルーター以外コレといった設備も無く。

ましてや『作るの好き』以外のアドバンテージは何もない。

工学の知識も特別な技術も、

何も無い。

そんなオッさんが

ルアーに革新などチャンチャラおかしい話で有るが、

当人はそれでもやっちゃう。

 

金属と金属の0.1mm単位の接合。

まさか溶接する訳にもいかず。

いにしえからの木造職人さんが釘など一切使わず、木材を強固に組み上げたノウハウをヒントに傘とポデイを組み上げる。

自分の相応なポテンシャルの範疇など、とっくに超えている。笑 

『カマキリ』の素材。

鬼門の素材『桐』が妥当だ、という結論に達する。

しかしバルサの数倍硬く、加工に骨が折れる。 

 

真鍮の加工。

慣れとは不思議な物で何となくコツを得る。

しかし1・2週間ズット!0.1mm単位のカチカチ系を形成して行く攻防戦。

手と腕と肩と目がボロボロになって来る。笑 

そして一旦テスト用ブツは完成。

長い道のりでありました。

お馴染み武庫川でテスト。

フゲン改キャスト!

飛びは文句なし!(メタル100%だからね!)

問題はアクション!

巻いて来る!

水平だ!

ゆっくり巻ける!

やったー!

だけどぉ!

ノーアクション!笑 

完璧なi字系である。笑 

『んんん?コレはコレで良いのか?』

イヤイヤイヤ!

続く