第五話,センジュ,完結章?,自作ミノー

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

この前『新世代シーバスアングラーの会議』たるものを拝見。

動画の中で『時間帯、場所問わず、使用ルアーがオンリーワンとなると、何?』

というお題で

邪道の新氏は『ヨレヨレ』(賛成!)

ブルーブルーの高橋氏は『ブローウィン80s』(賛成!)

アピアの安田氏は

『パンチラインマッスル?』

(すみません!汗まだ使ってません!笑 近々必ず買って試そう!)

との事。

『パンチラインマッスル』は察するに

変えたく無くなる信頼できるとっておきルアーなんだと確信する。

そして、

使った事あるというか、半ば愛用しているに近い、邪道さんのヨレヨレとブローウィン80Sは

なるほど!の結論。

 

まずはヨレヨレ。

最近の相場では飛ばないという評価も聞くが、そもそもバーサタイルぶっ飛びシンペンであって(ミノー的でもある)、飛ばないなどというネガは私的にあまりない。

そもそも気室が無くボディ全体が、おそらくバルサよりもやや重い発砲樹脂で構成されている。

しかもウエイトはガッツリ目に真ん中、若干後に支点が来る様に配置されて、ラインのテンションが有る無しのノリで

シンペン独特の『お尻下がりが気になりすぎる感じ』から解放される。

この絶妙の『浮力と重力と支点の妙』は私が自作ルアーを作る上でかなりお手本にさせて頂いた教科書的ルアー。

軽いジグであり、ぶっ飛びミノーであり、とっておきのシンペンであり、バーサタイルどころの騒ぎでは無いわけです。笑 

 

そして『ブローウィン80S』

完璧な設計の基に『極端に動かず、必要なだけ動く』事を選んだルアーであり、

見切られ無い程度のシミースローシンキング。

吸い込みやすい重量設定。

玉型としては完璧と思える重心移動の使いやすさ。

軽量なのに良く飛ぶ。

潜り様の自然さ。

直進性能の安定感。

水噛みの絶妙さ。

 

双方のルアーとも余り悪く言う人は見かけないし、

もしネガを言う人がいたら、

会議室に来てもらって、ミッチリ納得するまで理由を聞きたいところ。笑 

ご心配無く!

窓は全部全開にしておきますから。笑 

 

この二つのルアー、レンジを極端に選ばないのが良い。

ミッチリヨレヨレ、ミッチリブローウィン80Sで、朝から晩まで色々な釣り場で相応のトレースコースの工夫や、ロッドアクションの検証など、何日も何日も、ノート片手に的な勢いで、ストイックに釣りをしていけば、どれだけ釣りがうまくなるだろう? 

私がまだ学生でプロ釣り師でも目指せるなら、絶対そうしている。

(今からでも分かってんならやれや!的な。)

ふふふ、笑 

 

で、こういう人から『全日付けっぱなしでも良い!』と言ってもらえるルアーに

『センジュ』も仕上げたい。

 

特に『フローティング(とてもスローシンキング)』

 

この場合シャロー周りなら

『全然付けっぱでアリ』的なルアーにしたい。

 

この『センジュ』の名の元は

『北千住』では無く、笑、

全ての物を、同時に見て、救う『千手観音菩薩』様から拝借したフレーズで、

釣れない私をお救い頂こうと、あやかった。

私とて特定の宗教を特別に信仰していたりする訳でもないが、

そんな仏様が見守ってくれていると思うと、ふと心休まる。

 

シーバスデイゲームの専用のルアーというと『リアクション、スピード感、高アピール』と、

つい5年程前まではブッチギリの相場であったが、

最近はそうでも無い感じになってきた。

実際釣り場でも、ゆっくり引いてみたらどうか?と狙うと食ったり、

デイゲームでもルアーを留めるメソッドが増えたし。

 

『ルアーを飛ばす』という、一つの目標において、

海の場合であるとかなり飛距離的にシビアで半ば『飛ばす為の競技』に近い切磋琢磨がある。

私とて

そのジャンルにはノリノリでもあるのですが、

飛距離競争は飛距離競争で置いておきたくなる事も多々。

 

そもそもバス界のソフトベイトとか。

ワームのゴム部分だけで140mmぐらいあったりして、それだけで20gぐらいの重量が稼げている事も多い。

そこに3gに満たないネイルシンカーを一本真ん中やや後方に仕掛けるだけで、かなりの種類のソフトベイトは、

ぶっ飛んで、シミーフォールするし、艶かしい動きを長時間魚に見せる事ができる。

全体的に重たくて、

しかもネイルシンカーで方向性やアクションを決め、

しかもフローティングだったり、スローシンキングだったりする中で30gに迫る感じって、シーバス界ではまだ盲点である様にも思える。(それとも有効でないのか?)

 

んで!例の如く私の中の『甲さん』が無邪気に発想する。

『ソフトベイトって、シャッドテールでないとアカン?そして硬かったらアカンのん?』

そして『乙さん』は納得してしまう。

『確かに、浮力体自体が飛ばす力を自ら持っている状態で、ウエイト自体はアクションの事だけに専念する感じにしたら、飛ぶし、繊細に動ごくルアーが作れるかも?』と

すったもんだに引き込まれる。笑 

んで、いつもなら、もう少し飛ぶようにとか、キビキビ動かせる様にとか、やっている内に、どこかで見た様な感じになってしまう物なのですが、

今回はそうはいかない。笑 

というか、そうはならない。

飛行機型ミノーなのだから。笑

続く

第四話,センジュ,完結章?自作ミノー,御前浜釣行記

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

えらい事、一つのミノーに時間がかかっているなぁ?と

習慣的に見てくださっている方は思われて居るかもしれません。

約十話ずつ3段編成(30話に届く勢い)で長々とブログを書いている感じですが、

 

タイトル自体は

『言葉のあや』(ブログのあやか?)

なんせ本格

初ミノー(兼ペンシルベイト)

時間はかかるし、

思いの外、いい感じの上がりが期待される。

当初、『マル秘ペン』とか『デイミノー』

シリーズの開発込み、おちゃらけ込みのブログを書いて行く予定でしたが、

『センジュ』が何だか飛び抜けてしまって・・・。

そもそも『センジュ』はデイミノーシリーズ#3でありましたが、

余りに飛び抜けているのでいきなりシリーズネーム化しそうです。

デイミノー#3は欠番で。

(何様?)

 

焦らず、確実にじっくりと作る。

必ず、たまたま出来た凄いミノー(笑)の実態を解明して、(自分作やろ!)

淡水、海水を問わず、役に立つルアーに仕上げたい。

そんな中で起こった日々の出来事、楽しかった事を、適当に呟くコラムだと思って、ガマンしてください。

 

スッタモンダ世界が振り回されている間にもう5月。

阪神間は、

春の訪れをひしひしと実感するには余りにも寒い日が続いたし、

その前のしばらくの間は

温かったけれども天気の悪い日がずっと続いていた。

『サァ!ヤット春らしいお天気に!』と思いきや!

もう夏ほど暑いヤン!

そんな温かな御前浜。

さぞかし魚の活性も上がっているはずが、

マリンスポーツと釣り客の多い事!

 

ほんの2、3年前までは私の行く平日朝など

『永遠の竿抜けポイント』

(誰も釣っていないので居たら食う的な)だったのに。

マァ、

お昼にラーメン食べてから、チンタラ出てきて

反応、有る無し』も無いですが、笑

 

どうした御前浜?

魚の気配無し。

 

この時期ソロソロ、例年通りなら『度を超えたボラはん』が湧くように跳ねている感じですが、それも無し。笑 

跳ね橋の上から眺めれば『何で食わんの?』的なチヌはんが大量に、際やブレークを彷徨いているのですが、それもいない。

 

『見直された今話題の臨海公園』

皮肉にもそんな時には公設駐車場は閉鎖です。沈 

 

『センジュ88アガチス』は当初

『センジュプレート108』のプロジェクト名で進められた。

扁平な10mmに満たないアガチス材のジョイントミノーを作るつもりでした。

以前に一度、円柱形のバルサを使ってジョイントペンシルを作ろうと試みた事がありまして、

その際に連結部にローリングスイベルを使おうかと。

岸壁ジキなんかの時に主にラインがよれ切る事を防ぐ為に付ける(もちろんアクション的な事も)ローリングスイベル。

左右はもちろんの事、上下に柔軟に動く方が自然な動きを作れる。

と、いう事はべつに連結部に2つ付けなくても、一つで良いやんと!

針金同士の連結ではどうしても隙間を大きく取らないといけない。

いっそのこと養生テープをミリ単位でカットして、ぐるぐる巻きにしてセルロースセメントで固着しないように守り、

コーティングが終わったら外せば、グネグネハードルアーの出来上がりか?

何より連結部の隙間が大きくて後半部分が自由に動き過ぎると、キャストした時に横になって飛距離の邪魔になって仕方ない。

ウネウネ感を出す為にはべつに10度程度左右・上下に動けば良い?と。

連結部分のボディのカットも真っ直ぐで良いと。

実際に作ると、ゆっくり巻くと大きくゆったりとうねる。

しかし速く巻くと

『あんまりジョイント関係ないやん!』となる。

 

ルアー作りの大切な要素、バランスの妙を操作し切れていない状況で、出来たは良いが『猫に小判』となっていた。笑

しかし、経験値として『スイベル一つで連結はアリ』となった。

『センジュ構想の糸口にする大プロト』の段階で予想として

『ヒレ状リップは大暴れする。もしくは逆に安定し過ぎの棒引きになる?』

2つの両極端な予想があった。

 

結果『大暴れ』笑。 

 

『コレ、ジョイントにしたら良い感じになる!』と。 

設計を細部にイラストレーターソフトを使い組み立てる。

 

そうそう昔上手いこと行きかけた

『スイベル一個だけ連結!自由だけど窮屈バージョンだ!』

結構時間をかけて、周到に設計完成。

テンプレートをプリントアウトする前に、イメージを確認する時間。

私の1番の特技『妄想』である。笑 

『んん・・・・・・』(妄想中)  

 

『んん・・・・・・』(組み立てた)

『んん・・・・・』(引き続き妄想中、マスキングテープをなんとか剥がした。)

 『んん・・・・・』(投げた!飛ぶイメージ!)

 

『んんん?』

『んんん?』

 

『板状の尾っぽ!回転してるヤン!』

そうそう!この前のは円柱形、

今回は幅のある板状。

スイベル一個って無理ヤン!

『ダァー!!無理ヤン!』

マァよい!連結無しからスタートだ。

(アッサリ)

続く