南甲子園浜,釣行記,コンマ67,第三話

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

冷え込んではいるけれど青い空が広がる陽気。

このまま春になるんでしょうか?

私は嬉しいですが困る方もいっぱいいる様。

でも長いこと生きてつくづく思う。

どうにもならない事は諦めて笑っちゃえと。笑

悪いことは忘れていい事を覚える。

そうすれば人生はいい人生になる。笑  (?)

さて!

前回の続きです。

その日は若潮。

若潮って、もっと奥の御前浜なら望み薄な状況も多いのですが

南甲子園浜の場合は結構流れが維持されている事は多い。

外洋から武庫川一文字で幾分セーブされたとて、

鳴尾の埋立地と南甲子園浜に挟まれているこの場所は結構水が動く。

まさしくその日はちょうど良い感じ。

大荒れの海で何だかわかりにくかったコンマ67の感じも

今日は良くわかる事でしょう。

そして歴代コンマ67を噛み締める様に投げてみる。

意外に大荒れの海で感じた成功・失敗の感想は想定の範囲で、

欠点・長所とも『あまり荒れていなければこうであろう?』と予測した感じであった。

そしていよいよtake6。

キャスト!

思わず第一声『やった!』と、

滅多に言わない独り言。笑 

抜け良し!

噛みよし!

プルプルよし!

やや思うより前傾だがもう微調整の領域だ!

そして何とご丁寧に速引き下での『時々チドリ』という、画期的な偶発副産物。

そのかわり早引き下ではチョット破綻の傾向も見られる。

しかしマァ、それも微調整の領域。

めでたしめでたし!

『コンマ67』ここに完成です。

そして更に磨きをかけるべく、take7が控える。

take6で施した配慮が極端過ぎた場合に、調整すべきであろう箇所を、あらかじめ予測して組み立てた。

『要らんのんチャウン!』ではなくて、

ここから更に詰めていく為の多いなる参考になる。

やったぁー!と。

しかし私にはもう一つ課題が・・・。

そうそう!

シーバスを釣りに来ているのです。

言うてもこのコンマ67が来たるべき状況で私的に文句なしの大活躍をする事は確約されたとしても、

こんな真冬の時期。

何なら52の方が望みはある。

というか、強波動系のバイブレーションが万能な時期ではない。(そういう事情もあって今まで低波動のバイブレーションを色々やっていた)

そうそうと、

自作シンペンを投げる。

シンペンって動きの個性上、大失敗もないが、特別な物を作り上げたという達成感も薄い。

ある程度間違いのない分かりやすいバランス感が確立されていて『ワンダーやヨレヨレと何が違うん?』と自問自答させられる。

だからシンペンは作る時に自分を人質の様に縛り上げ、

必ず達成不可能的なお題を課す。笑 

マユでえらい事になっている現状、シンペンはヨレヨレを揃えたら?と言う自分もいるが、

『じゃぁ!20〜30g系で軽い扱いのできる奴を作ろう!』と

得体の知れない

『当たって砕けろ!助平心、笑』が働く。

続く

2.4南甲子園浜,釣行記,サネ,第四話

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

今日の更新は2月4日の前々回の釣行記の続きです。笑 

時系列順に更新するのが普通でありましょうが、この日の釣りは『ふあっ』と刺激的でありまして。

しかしながらフィッシングショーとかで鮮度が優先される話題がありまして・・。笑(その割にレポートクオリティ低かったですけど)

 

私はルアーが大好きです!(今更何を?)

そして実際使う時はバイブレーションが特に大好き。

キャスト感、巻いている時の振動。

バイブレーションが海中で描いているであろう軌道。

その全てが大好き。

そして後頭部?に設けられたラインアイがまた大好き。

 

鮎釣り師の頃、私は背針という物を多用しました。

普通、友釣りの場合、

オトリ鮎の鼻の穴に

牛さんみたいにリングを通す。

(鼻カンといいます)

そこに道糸と針までいく糸を結んでいるのですが(実際は違うが、それ風の構造)

針に行くまでの間に逆さ針という針が直結びされていて(コレも大抵固い目の遊動式になっている)針が鮎の尾から少し後ろに漂う様に、尻びれの根本辺りに留めてハリスを位地極めする。

この状況下でオトリ鮎はシンペン(というかビッグベイト、笑)状態のセッティングになっている。

しかし

深場や、オトリ鮎が弱って自力で潜らなくなった時は

レンジを入れる為に更に背針という針を設置することがある。

鼻カンから上のラインに針をつけ後頭部のやや後ろ辺りに針を打つ。

すると、ラインアイの位置がバイブレーション的になる。

自走しようとせずに留まりたがるオトリ鮎。

鼻先にアイがある時は反応が鈍いが、

背ばりをつけて体全体を上に持ち上げる様にすると(リフト、笑)

ソレに逆らい潜ろうとする。

その上背中がラインアイになるとシャープな鼻先がダイバーのリップの様な役割を果たし潜っていくのを助ける。

と、まぁこういう仕組み。

しかも背バリ下でラインテンションをかけた状態で軽く竿を煽ると前傾姿勢となり流れを受け流しきらずにウォブリング する。笑 コレが背バリの効果。

鮎の友釣りには大きく分けて、2通りのスタイルがある。

鮎の動きに釣り師がラインテンションをかけて主導権を握る釣りを『引き釣り』といい。

オトリ鮎自身の行動任せに、ラインがいつも張らず緩めずので探る釣りを『泳がせ釣り』という。

もちろんセッカチな私は余程でないと引き釣り。笑 

『コレ!少々オトリ鮎が弱っていても背ばりを付けたら泳いでくれる!もしかして結構ルアーでもいけるのでは?』と思っていた。

転じて『この仕掛けで海に行ったらスズキが釣れるんじゃない?』と。(道糸0.2号だけど・・・?!)

ソレを証拠に鮎を釣るつもりがバスや大ハスやニゴイがかかって中級のシーバスロッドなら買えようかぐらいの鮎竿の穂先を何度も折られている。涙 

と、まぁ、こんな聞きたく無い人は全く興味の無いであろう講釈をたれた理由は、

アイの位置を論じたかったから。

その背針状態のラインアイをこよなく愛する私は

『マユ』などのシンペン系でも背針状態を採用したがる。

しかし背針状態のルアーで体の横幅を確保したルアーは

リフトの時に水を噛む傾向にあり、

ボトムから斜めにナチュラルに直線的浮上する時には動き過ぎて適さない。

そしてフリーフォールを多用するとエビになり易い。

私とて冬になったら深場でフリーフォール後にボトムからとか、斜め浮上とかもやりたい場面も出てくるのでその場合は鼻先アイの方が圧倒的に釣りやすい。

で!『サネ』という、

シンプルな構造のシンペンを作ろうとなったのです。

実は『ジギング系メタル系大場所ブンブン丸』の頃、

ヘビーシンペンをバルサで自作しておりまして、

ヘビーシンペンにしろ、ジグミノーにしろ、お高い物が多く、

しかも量産どころは決まって尻下がりでありましたので

『水平シミーフォールをするか前傾シミーフォールするヘビーシンペン自作するぞ!』となった訳です。

で、結果的に

サネセッティングが飛距離は劣るが、

その分可能性も広がると

このバランスのベストを探る四苦八苦が始まります。笑 

その間『ヨレヨレショック』

『ワンダーショック』に引っ張られながら

「とりあえず前方寄りバランスのサネを完成させる!」と、

take?『サネ』

写真上は鼻先まん丸気味、

写真下は鼻先シャープ気味。

今回はバルサやおゆまるを使わず、比重の軽い防水粘土

『モデナソフト』を使います。

バルサの頃のサネより幾分鉛も軽い目に。 

水を切るか?水を受けるか?の考え方で2通り。

先ずは鼻先シャープバージョンから!

飛ぶ飛ぶ!

回転はやはりしてしまいがちですが

全体的に重たさがあるので気持ちよくは飛びます。

コレは比重の重たさを意識して制作する、バスのワームの考え方から学んだもので、

浮くけど、ある程度重たい素材を多く纏わせる事で、

ルアー全体の重量が稼げるので浮力を持たせたところで飛ぶのにプラスになる。

ボディとウエイトの対比が小さくなるとキレが悪くなるものなのですが

ソレも望むところです。

びっくりした事にひたすら派手目のドリルロールをしています。笑 

ドリルロールと言えばコアマン RJ。

邪道レザンも状況によってはドリルロール

完全に想定外ですが

『やった!』的な。笑 

そして丸バージョン

『キャスト!』

コレはシャープバージョンよりおデブなので

飛距離的に吉と出るか?凶と出るか?

でしたが、

結果吉。

よく飛びます。

そして、

『波動?』『ハイピッチ?』

シンペン的ではなくハイピッチ系ミノーの優しいバージョンの予感です。

あらあら又々、

四苦八苦お題が誕生か?笑