ようこそおこしくださいました!フミニイです!
オッさんも深まると、
役に立とうが立たまいが、沢山の情報や雑学が入ってきて、
自分好みでない物は忘れ去り、自分好みな物は経験値的に積まれていく訳です。
こういうのって、
かなり専門的に深い知識を集中して会得していれば(オタク的に)
何かとこのご時世、私腹を肥やす糧にもなったのでしょうけど、
音楽、釣り、料理、芸術、科学、経済。
興味の赴くまま、好奇心が命じるままに、
勉強とも趣味とも言い難い、
気の向くままに会得した知識ゆえ、
本当にムラっけの多いオッさんに成長してしまった。笑
でも、それはそれで楽しい人生を送らさせて頂いていて、
それを許してここまで歩ませて頂いた、自分の環境に感謝です。
さて、一時期、真剣に考えて、アレやコレや試していたのが、
根掛かり対策。
当時の御前浜は魚影も濃く、
つい、この前シーバスタックル揃えたばかりの、駆け出し初心者のシーバスマンにそれなりの釣果を与えてくれていたわけですが、
とても根掛かりの多い場所でもある。
しかも大本命レンジの一つがボトムスレスレであるから、
ロスト率はかなり高い訳です。
今思えば本格デビューが御前浜とは、ちょっと敷居が高かったかも?と振り返ったりしています。
『よく釣れるのに人がすくないなぁ?何でだろ?』
幽霊?事故?
んんん?毒?
イヤイヤイヤイヤ!
何の事はない、すぐにルアーがなくなるからだった。笑
しかしそれは自作の強み、
普通の市販のバイブレーションならロスト一回で千円、千五百円、簡単に飛んでいきますが、
当時の自作ルアーの原価なら、ロストしたとて、二百円そこそこの損失でしかないわけです。
しかしやはり一生懸命、下手なりに作った自作ルアーを、そうそう簡単にロストするのはもちろんイヤですし、環境維持にも貢献できないわけです。
何とかその難攻不落の『ボトムスレスレメソッドin御前浜』を
ボケーっと肩の力を抜いてエンジョイできないものか?
と。
そして作った『ズーの原型』は
何故だか水中の様子を伝達する系の感度もよく、
ひと頃に比べると根掛かりも激減しましたが、やはり根掛かりはするし、何より重たいというのが、無条件にボトム直行してしまう。
色々自問自答していく中で、小さくて軽い目でゆったりとボトム攻め作戦を思いつきます。
そこで思いついた念押しが、
フロントフックを前向きに固定して(スプリットリングにダブルフックをつけてモデナのポディに差し込んでしまう、フッキングしたら飛び出して通常のフロントフック状に)
根の一番当たりそうな角度に懐がくるようにする作戦も追加。
『上手くいったら特許だ!笑』
ぐらいのテンションで細かい作業を夜な夜な。笑
しかし!実際に使ってみると
固定されて真正面上向きに固定されたダブルフックの抵抗をなめていた。笑
ルアー自体が全然動かなくなってしまった。笑
ワァー!
大失敗だ!
しかも軽く作りすぎたせいで
巻いてくるとすぐ表層下辺りを泳ごうとする。
アチャァー、全然思い通りになってない!
ガックリ!
まぁ良い!
表層下を行きたいのであれば表層下で活躍するが良い。
苦しゅうない!(なんで急に殿様?)と。
固定していたダブルフックをぶら下げてもう一度投げると
『!!?』的な。
中速では表層50cm、
速巻きでは表層カツカツをプルプルと低速尻振りムーブで泳いでくる。
『オモロイ!』8番サロゲート・プルプルの誕生です。
考えてみるに、早朝の状況の良い日などは圧倒的に表層直下に反応が集中する事も多く、
しかもいきなりボトムなんて、どう考えても場の維持的にはもったいない。
そこで一時、ボツとなった、小さすぎる型を、根掛かり回避機構の開発用にとチマチマやっていたら、そんな表層直下にぴったりのミニバイブが偶然生まれたのです。
表層下なので跳ね橋近くのゴロタ辺りも怖くない。笑
とりあえず猫ハンに挨拶したら、このルアーで表層辺りを調べる様になりました。
いわゆるパイロットという訳です。
ガッん!50cm、78cmをガンガン!と短時間に手にして。
あっと言う間に補欠ばかりのサロゲートチームでエースの4番となる訳です。
最初は『軽くても潜る様に頭のオモリは前のめりにつけよう!ボトムに着いたら完全にフック関係は干渉しない様に腹側のオモリは軽い目、しかしリトリーブの時は前傾になりすぎない様、ラインアイの位置は前気味にしておこう!』と、
ボトムスターでは無く、真逆の表層下スターが。笑
予想外の収穫に名前を一時期『レジェンド』とか、『プルトン』とか呼んでいましたがどちらも大仰なので
『プルプル』に収まりました。笑
根掛かり回避機構が残る『8番サロゲート・原型』この頃はレジェンドと呼んでいた。このレジェンド(失笑)は現在もロストせずに種馬として、マスターボックスにバラバラにされて保管している。
腹側に溝があるのがいいのかどうかわからない。しかし、溝あり、溝なしで作り分けている。あった方がよりプルプル感が出ている様な気もするが強度や作りやすさで考えると、溝なしでいいような気もする。そんな四苦八苦から『腹リップ、リップレスミノー』の発想も生まれた。
サイズ展開、重さ展開もしていた。
長尺版は別の効果が出て新番手にもなった。