続,自作ルアー,回想記,8番,プルプル,自作バイブ,ルアーのアクションを考察する。

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

自作ルアーを作り始めてもう5年近くになるんでしょうか?

初めは出来たものが、バイブレーションであったり、シンペンであったりすれば満足だった。

低コストでルアーローテーションできれば満足でした。しかし、その内、こうやったら釣れるんじゃないか?的な理想のルアーの形状や全体像が頭に浮かぶ。

ソレは

ゆっくり巻いてもボトムに落ちきらないジグミノーだったり。ジョイントバイブレーションだったり。ラジバンダリ(古っ!)

沢山のヘンチョコルアーが生まれたが、フォルムが小さく、動きやスピードやレンジの掴み方が独特な

8番サロゲート『プルプル』

他の市販されているルアーでは代用不可能な位置に有る。

自作の『コスト以外の価値という面』では抜き出ていて、

そういう意味では絶対エースの状況。

特に別にボトム専念でない様な状況下で、小場所で、コレが最終的な結論を出すと信頼する。

 

ここでいきなりシンペンの話

んで、話はちょっと逸れて、シンペンのアクションのお話。

最近はシンペンのアクションや巻き心地も多彩になって来て、

進化と共にフローティングペンシルなんちゅうのが色々出たりしている。

 

シンペン創世記のシーバス界の感じを妄想してみる

その頃はシーバスのシの字も齧っていないのでなんとも言えないが、

シーバスの本命ルアーって

なんだかんだでシンペン!ちゅうような時期も、

メタルバイブ全盛期以前はきっとあったと思う。

 

この世にラパラカウントダウンしかなかったとして、

そこにワンダーが追加された様なニュアンスの時期がきっとあったに違いない。

その飛距離とスレない感じはさぞや衝撃だったでしょう。

現在とてラパラカウントダウンとワンダーが有ればどこでもどうなと釣れそうだ。

ラパラは言わずもがな、ワンダーの登場は衝撃であったことでしょう。

今なおその勢いは衰えない。

 

詰んじゃってるシンペン『ワンダー』

ワンダーの形状とバランスは、オリジナルシンペンを作ろうとする者にとって、

『逃げても逃げても戻ってくる、仏様の大きな手』(孫悟空的な)レベルと言えよう。

シンペンって言う言葉自体、

おそらくザラさんなんかの表層ドッグウォーク系のペンシルが先に一般化していて、

ソレの沈むやつみたいな感じで展開したに違いない。

 

元々、琵琶湖バス用ルアーだったワンダーがシーバス定着した理由?

シーバスの場合、ルアーが水平姿勢かどうか?というのが一つの釣果のキーになっている事が多い。

もっと前から存在していたであろう、ザラとかトップ系の釣りって、

大抵のアングラーが高活性時にトップがいけそうな時に『一応、ドッグウォークをさっくりやっておく』的な位置づけであった場合が多いでしょうから。

やんわり尻振りして、止めるとシミーフォールするシンペンなんざ

当時は超スーパールーキーだったに違いない。

ロール?ウォブリング?スラローム?シンペンの尻振りアクション。

そんなこんなでフローティングペンシルみたいなラビリンスな流れが出てきたのは非常に興味深い。

 

ソレに

『シンペンのアクションはスラロームと言っちゃうのか?』論を展開してる私にとって、

『スラロームタイプシンペン』なんちゅう

新ジャンルが誕生している時点で益々ラビリンスである。笑

 

んで!私は明確に純粋なシンペンのアクションに関しては、

ウォブリングでもなく、スラロームでも無く

『尻振り』と言い切っている。笑 

 

プルプル系バイブレーションのアクションを解析する。

んで話はやっと表題のプルプル分析に戻る。

 

水中を静かにまっすぐに進む棒を

鼻先ではなく後頭部タイプのラインアイのあるやつで作るとする。(バイブレーションやジグヘッド的なラインアイで)

コレ!スピンテールジグやジグヘッドはこの感じになっている。

コレをバイブレーションさせようとするなら、

アイ以降のオモリを沢山前方に移動しないといけない。

コレ、

じゃあ!小さなバイブレーションさせながらゆったりとi字に進ませるとなると、前に持って行ったオモリはそのままでアイより後にオモリを施さなければいけない。

しかしそのオモリをつけ過ぎると、水の抵抗ちゅうのをスルーするパワーが付いてしまって、

巻くと全体的に軽い力で持ち上がり表層で横向けに引きずられるようになってしまう。

逆に施すオモリを支点ギリギリ後に集中させると、オモリの付いてないリアの部分の面積が大きくなり、浮き上がる寸前に水流を受けて押されて戻る。

コレの繰り返しを利用したスラロームペンシルが『マユ』で、

理屈的には

『波動は出さない破綻寸前の棒状の変わりバイブレーション』

そして波動を出しながら支点を中心に左右にプルプル揺れるのが『プルプル』です。

んで、面白いのが、そういう見方をしていると、

固定されていない支点はバイブレーションとしての波動に対して同じように高速で左右に揺れていて、

最終的にズレズレで進んでいくので、クネクネと曲がって見える。

小学生の頃にやった、ぺんの中ほどやや前をもって上下に揺らすとペンがクネクネ曲がっている様に見えるのと同じ理屈。

コレ!決して意図して出来ない訳でもないし、

某、低価格メタルバイブなんかはこのアクションを出す。

しかしあんまりコレを強調した様なルアーは無いし、なんなら忌避しているのか?とさえ思える程。

ちなみに私の自作ルアーでは、この動きをかなり意識していて。

強波動を出しながら、このプルプルムーブにこだわった『コンマ』

これの67mmは中々再現するのに骨が折れたし、

この動きが『有る・無し』って私はすごく意識している。

マァ、既存の縛り方をすれば、プルプルはウェイク系バイブレーションと言えばいいんでしょうけれど、

私はこのアクションをプルプルムーブと呼んでいる。

続く

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