第五話,自作バイブレーション,29番サロゲート 候補,ファー・バイブ,毛皮付きジクヘッドフックがバイブする

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

ファー・バイブのベース自体が出来上がり、とりあえずおゆまるをボディとして、

その後、

ファーをセメダインX2 で装着。

通常の残念さに更に磨きのかかったブツになったが、要は振る舞い。

デザインから根本的に練り直さないとファーの意味無し!笑 そもそも毛皮とボディのコーデが破綻してる。爆

鹿の毛自体が針にどう干渉するのか?どうアクションするのか?海なら実際どうなるのか?ソレが今は重要!笑 

このブツ自体、ボトム近くのリフトアンドフォールを意識して作ったけれど、この機構ただ巻きでもバンバン使いたい。

 

んで、南甲子園浜でテスト

本当はソロソロ、御前浜に里帰りしたい気分であったが、試したいブツが多く、こういうのって同じ環境設定が大事だったりするので、南甲子園浜へ。

若潮の満潮からダラダラ下げる状況、前日は雨で水潮必至。いずれにしても南甲子園浜だろう。

ジグヘッドフックがそのままバイブレーションの本体という発想自体、フッキング率云々は当たりなしで実証出来なかったけれど、

根に果敢に立ち向かう感じ、軽いジグヘッドと同様にかなり安心して行える。

 

腹側に普通にトレブルフックが2本も付く通常のバイブを使う大前提

南甲子園浜のいつものポイント、現在海藻が生い茂り、ただ巻きの食わせポイントと言えよう岸から竿アルナシの水辺一帯に群生していて、釣りにくいたらありゃしない、

そして270°にキャスト出来るのは良いが、丁度ど真ん中に大きな根掛かり必至の大きな根が発現していて、

流れに任せてボトムを維持しながら回収とか、

ノーテンションで回収とかそういうことはやりずらい。

しかし針が上向きを維持できるこれなら、針を引っ掛けちゃう前に、

ルアーのボトム干渉を察知できるのでかなり釣り易い。

この状態自体、かなり大成功で有る。

しかし、ルアー自体のウエイトを軽くしたのがこのルアーの特性を最大限に活かせ無い模様で、どうしても根付近をネチネチ狙うには、もう少し重量があった方がよかった。

しかし、ルアー自体が針で有る構造上、掛かってからのバラシ・シノゴノが心配では有るので、考えないといけないかな? 

鹿の毛は向かない? 

当初、ラビットゾンカーなる物をつけようとしていたブツ。

鹿の毛皮で代用したが、水の中で悩ましげに魚を誘惑する様なはためきとかは得られなかった。

どちらかと言うとやはり淡水形の水中昆虫などを模す感じが適任の様に思える。

急いでラビットゾンカーの入手と、

フェイクファー(笑)バイブ的な視野もひっくるめてこの感じを達成させたい。続く。

28番サロゲート ,Ohruri(オオルリ),その2

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ルアー、特に、シーバスに関して、

ベイト自体がカタクチイワシの時期がどの土地でも長く、

ルアーは細いに越した事がない。

この世の中

『大は小を兼ねる』と言われ、実際ソレが当てはまる事が多いが、

シーバスのルアーに関しては

『細は太を兼ねる』みたいな感じ。

同スペック・同価格・同メーカー・同色のルアーが二つ並んでいたら、

迷わずシーバサーなら『細い方』を取る傾向に有ると思う。

私とてバイブ・ペンとも細いルアー専門家ぐらいいびつに細いルアーを作り続けたし、市販のルアーとの違いが明確になる様なフォルムを意識すると

極細っていうのが一つの着地点だったりするんです。

んで、釣り師としての特徴として、どデイゲームでゆっくり巻こうなんてスタイルを筆頭に掲げたりもするもんだから、

そのフォルムはリアルを追求した形になる様に心掛けるのも、一つの理想となり、

実際の所、

自作痩せ組の

プルプル・クリアハード・ムジュウ辺りが私のエースで有るという事実も有る。

しかし反面、その逆となると、

ユズリハとか、トレトレとか、サテライトとか、ある局面でエースもあり、

こういうのって、体高がある程度しっかりしていて、

そのブツが水に起こす作用の力強さも捨てがたい。

しかしこの手の奴って、造形が既存のルアーと被ったりして、アクションは違えど、

私なりに気になったりもする。

そもそもメタルバイブの理想の造形って、

への字のアイアンプレート型か、木の葉型のバス系メタルバイブ型に行き着くし、

プラグバイブならレンジバイブやコモモの感じに行きついてしまう。

さまざまなバランスやトラブル回避、挙動の匙加減を考慮すると、積んじゃってるレジェンド系ルアーに似た物なってしまうのは必定。笑 

そんな中キテレツ感アリアリでなるべく何々と一緒ヤン!と言われない様にルアーを自作してきたが、

一つの思考の起点として、

用途やアクションを求めた造形では無く『造形有りき』でルアーを作り、ソレがどうなっていくのかを実験しながら着地させていく作業は多い。

大抵のプロのルアービルダーさんとて、その作業を必ずしているはずで、

イワシ・ボラ・バチ・サヨリとかその時のパターンに合わせて使うルアーをその時のベイトに近い造形縛りをして、ルアーを作り出している事が多いだろうから。

 

しかし私の様にすぐに何某の実績を出す縛りも無い輩は、

ルアーにありがちな造形から脱出して、完全にバランス遊びとか、造形遊びとか、そう言う事を繰り返しても

誰に咎めらる事も無く、好奇心の赴くまま、釣れようが釣れまいが、そんな造形の妙を納得いくまで楽しむ事ができる。

そんな趣旨で生まれたのが23番サロゲート・ハーフムーンで

真円を真半分にした半月状の真鍮番がバイブレーション的バランスでウエイトを配置された場合にどの様な挙動を示すか試そうとしたのが始まりで、

蓋を開けたら、表層でバチャバチャする、

バズベイト感のメタルバイブができた。笑 

表層系バイブのクオリティーが未発展と言える昨今、

なんか飛び越えたもんができたりするのは面白い。

んで、オオルリもそうで、

今度は逆に、半円の外周を下に向けたらどうなるの?コンセプトが起点となっている。

バイブに必須と思われる背中がないお腹だけのバイブって、何がどうなるのか?

結果、背中や背鰭が無くなると、

そのバイブはロールし放題になり、

その造形上、ラインアイとウエイトの距離感、角度関係も独特になり、

バイブが発動する立ち上がりが遅いが、

動き始めたら強烈という仕様になる。

take1では2段テーマで、ウエイトが後半まで伸びる様に配置したが、

この形状の妙は、バイブレーションベタベタ配置にしてみたところでかなりの個性を示すとみた。

久々の浮く素材を纏った前提のバイブレーション。

その真価はいかに?

続く