第九話,自作ジク,自作ミノー,フゲン

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

武庫川修行は、

私にナマズ釣り師の称号を与える。

『シーバス釣りに新たなアプローチを!』と

勇んで作り上げた『センジュ』

夕方の1時間の武庫川テストでナマズの実績が止まらない。爆

世に言う

『ナマズの恩返し沙汰』で有る。

(イヤイヤ!自分しか言うてない!)


いきなり何ですが、

物には『上下』や『天地』がある。

理屈好きの私は

『上下・天地って概念はどこまで有効か?』てな事を妄想したりする。

実際問題、上下・天地を

司っているのは『重力』であり、

基本的に無の世界では『上下・天地』などという理屈は存在しないはず。

何となく地球儀を見ていた私たち

『北が上で南は下、東が右で西は左』 

この感覚って南半球の方は

『僕たちは地球の下の方に居る』と思っているのだろうか?

最近、気球で成層圏までカメラを回しっぱなしのYouTubeとかをよく見る。ソレを見ているとなおのこと、『下』とは何かの重力が引っ張る力の方向でしかないと認識する。

 

イヤ!南半球にいると感覚的に北が下の感覚に私とてなる。

地球は丸いので。笑

 

ルアーって天地のある物とない物がある。

ジグなんて大半のアイテムで天地の設定はあるものの

疑わしい物が多いし、

鼻からどちらでも変わらない物も有る。

ソレを証拠に稀にフロントフックアイが付いているジグがあるが、天地の危うさたるやけたたましい!笑

あからさまな比重の差がない限り、

上下の重たさに余り変わりの無いジグが

おとなしく天地を尊守して

水平にウォブリングやスラロームをするなどは結構な課題。

しかも重たい物が水中で沈まずに持ち堪えるとなると一筋縄ではいかない。

出来ると思う方が間違い?

そもそも『フゲン』に取り組んだキッカケって、

『センジュ』の磨き上げをしていく中で、煮詰まった感覚をリセットさせるために、

頭の体操的にやってみる感じだったのですが(ルアービルドのストレスをルアービルドで解消的な)

そもそも浮力体のない金属の塊を水平から前傾にキープして天地を守るなんて

中々出来るものではないだろうし、現に現状は存在しない。(速く巻いた時は別)

 

しかし!

その重力に逆らって

ヘリコプターや飛行機は縦横無尽に飛んで居るわけだし、

30g近くの鉛の塊がブレードを回転させる事により、

水を受けて重力を無視して、

水平一直線にゆったりと進むケースを見ている。笑 

揚力というやつ。

考えたらフゲンの場合、

ルアーを前傾にする事ばかりに気を取られて、

この揚力に関しては最大限の策を講じていないとも言える。

そんなこんなで真っ直ぐフラフラと進むは良いが、

やはり尻下がりのブツになってしまう。

しかしセンジュから引き続き、微妙な後方重心によるシーソー効果でブツを前傾にしないとフゲンのコンセプトはブレブレになる。

しかしバルサまで使用した、センジュの後方の浮力。

どうやって金属のフゲンで再現するの?的な。笑

ヒントは二つ。

①リップを大きく傾斜を水平にして揚力を得る。

②ラインアイの位置をバイブレーションの様に背中側に配置する。ラインアイを引っ張る力と頭部の鉛のシェイプで結構な遅巻きでも完全ボトム接触は防げる事が『プリズム四苦八苦』で判明した。

③ほぼ金属という条件で飛ばす事については優位に有る訳だから、前方重心にしてラインアイにテンションが有る間は常にアクションに関係なくルアーが持ち上がっている状態にする。

④重たくてもパラシュートを付けたら急落下しない。

(四つヤン!)

テンプレート!テンプレート!

(ソレに④のテキトーな感じ何?)

そう!

そこで私が採用した理屈は

④。(④カァーィ!)

パラシュートを付ける。

(マジや!?)

と、いうかパラグライダーを付ける!

 

ほら!

パラグライダーって空を飛んでるでしょ!

重力を物ともせず。

(型破りの単純さ!)

 

人間でも飛ぶんだから

20g程度のルアーが水中で飛べない訳が無い!爆 

(逆に言い切る感じに泣けて来た!)

そうそう!

オモリの上後ろに傘を付ける。

するとルアーの沈下は制御されて

前方は水の抵抗は少なく。

前傾ゆったり沈下になるのでは?という算段。

そうそうダブルリップ状態。


しかし

ヨシ!

 

とも言ってられない!

金属のプレートに傘を付けるって、一定の強度が必要。

しかもその傘が重たかったら、バランスは一気に狂う。

しかもあからさまな、生物的で

ない造作は根本的にルアーでなくなる。笑 

ジャン!

あーあ!

またやってもうた!

ストレス解消のはずが

『新たなストレスの種』になりそう!汗 

んん?

でも楽しいですけどね!

続く

武庫川,ナマズ沙汰,自作ルアー,川の話

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

以前にも何度かお話をしていますが、

ルアーフィッシングを本格的に始める前、

私は鮎釣りと

グレのフカセ釣りをやっていました。

鮎釣りの欠点は雨などで川が増水してしまうと

釣果云々以前に釣り自体が中止になる事が多く、

少ない休みの楽しみな釣行の予定を雨ごときに潰される。

ソレに鮎釣りはシーズンありきの釣りでザックリと初夏から秋までという感で期間も短い。

台風が多い時、梅雨が厳しい時、川の増水が落ち着くまでかなりの時間釣りができなかったりするので最悪、一年に何回も釣りに行けなかったりする。

しかし鮎釣りの魅力はその釣り場の環境。

ガチの自然との触れ合い。

日本人である事をつくづく誇りに思う釣法の妙と素晴らしい景色。

ソレに鮎はヒキがけたたましい、

20cm程度がアベレージの鮎、そのサイズ感の中ではどの魚より引くのではないか?

仮に、

そのままで60cmなんかあったりしたら

普通のシーバスタックルでは無理ではないか?

又、鮎釣りにも行きたいなぁ!

 

ナマズの恩返し

十年ほど前、高知県に家族で旅行。

恒例の

川遊び兼鮎釣りは

名川『仁淀川』

釣りもそこそこに

子供達と遊んでいると

増水後の川筋が孤立して

25mプール程の大きさの水溜りができていた。

深さは膝ぐらいなので安全!と。

まだ幼かった子供たちと網を持って遊ぶ。

中には子魚が閉じ込められている。

地中から水が滲み出ている模様で、川と同じ方向にゆっくりと水は流れている。

川の端に落ち葉が浮いてシェード状態になっている。

そこを娘が網でガサガサやると中から50cm前後のナマズハンが数匹びっくりして飛び出した!

餌(ベイト)は同様に閉じ込められているのでしばらくは食べていけるであろうが、

ナマズハンも色々あろうし・・・

このままではかわいそうという事になり、

家族総動員でナマズ救出作戦開始!

ナマズを網で捉えて、

20mぐらい離れた本流に帰してやる。

エッサコラ!エッサコラ!

ナマズハンは本流を謳歌し、

ベイトハンは安心して暮らしていける。笑

んで!

最近のナマズ必釣沙汰って、

ナマズの恩返し?爆!

 

ゼンジュ・フゲンのルアーテストの感じが、

ベイトタックルのキャスト練習の感じが,

だんだん『川でのルアー修行』の形相に変化してくる。 

60cmクラスのナマズハンを釣ったとなると、

しかも3回連続して釣れたとなると事情は変わっていく。

そしてセンジュでチェイスしまくりで中々ノセられなかったとなると

『全部食わせないと!』と

釣り師としての闘争心が沸き起こる。

日が長くなった昨今。

仕事帰りに1時間チャレンジ!

しかし、今日は、

気温が体感的に下がっている。

風が強い。

雨後の増水感は無くなり、

感覚的には魚は深場に沈んでいる感じ。

センジュ・ミオノハを総動員しても釣れる感じがしない。

ベイトの塊がバチャバチャ音を立てる。

真ん中を通してみよう!

引っかかった!

『ん?』

結構な引き!

外れた!

(小さなナマズハンでも混じっていたのか?)

今度はベイトが何か確認したくなり、

確信犯的にベイトを引っ掛けてみる。

『ん?』結構なヒキ!

『はっ!はぁ〜ぁぁあ?鮎ハンやぁ!!』

鮎が釣りたいという願望。

屈折した形で成就!

その代わりに

『ナマズの恩返し終了!』爆