第三話,シャロージグミノー,という考え方

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

始めは

『シャロージグミノーを自作するサマを写真付きで見ていただこう!』と、

いつものようにモクモクと作業を進める予定でありましたが、

鉛のジグ系鋳物ももう3回目でありますし、

まさか自分の作業工程が興味深い方はいらっしゃっても、順守して真似ようなんて方はいらっしゃらないでしょうし。笑 

そんな感じで重たい自作ルアーのすったもんだ沙汰を、思い出話も含めてお話しようか?と

かなり脱線して来ていますが、コレが私と諦めて、

温かい気持ちで見守って頂けると幸いです。

故に脱線続行してもよろしいですか?笑 

イヤ!

もしダメでもしちゃいます。爆!

 

ロールする棒と尻振りする棒の違い。

ジグの種類によって、天地が決まっている物も有れば、関係なくクルクル回っている物もある。

俗に言うシーバスや青物のバーチカルでないジグアクションは

リトリーブ時にジグがグルグル回っているのは御法度と言われている。

私とて以外に素直なので、

巻いているとグルグル回るジグは使わないし、

自作ルアーでもグルグル回ると

『やてもうた!』と自分の失敗を認めるのです。笑 

 

ある日こんな事がありました!大安売りのサーモン用ジグミノー。

結構な重量の内部にボディは比重の重い木のボディ。

シルエットは極めて細く、見るからに飛びそう?

実際何故だか?

フロントフックアイはなくジグの様なアイ構造になっているので、

素直にジグフックを上下に装備して釣り場に持って行った。

投げてみると、ソレはソレはグルグル回るブツだった。笑 

どうやらサーモンは回転アリの様で、

そんなもん関西のしかも大阪湾メインの人間には気付くすべもなく

『こんなん!大阪で売らんといて!』と

釣具店に心の中で八つ当たりをした。爆 

そして又ある日、メタルジグ、おそらくバーチカル用の細い長方形に近い、薄い棒の様なジグ。

30gと書いていたのでどうしても試したくなった。

コレリトリーブしてる時、どんなアクションするんだろうか? 

メタルジグのアクションって、形状有りきで

ソレと同じような形状なら同じ様なアクションになる。

この細長い薄い平坦な棒状のジグをどうしても試したくなった。

コレも釣り場に持って行くと『グルグルグルグル!爆!』

(無駄な買い物2連発!笑)

結果、

余程の後方重心で巻いていても尻下がりになるか、

極端な低重心でジグ自体の回転を制御しなければ

ジグの天地は決まらない。

ソリャそうだ!

知能指数でも高ければ想定出来よう話チャァ話ですけれど、

私の場合そのジャンルは控えめなので、笑。

試すまで想像できなかったのです。続く

第二話,シャロージグミノー,という考え方

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

私がシーバス釣りを始めた理由は、当時経済的にしんどい時期で

それまでにやっていた鮎や磯釣りは

一回一回、結構お金がかかるので、

リーズナブルに釣りを続行する術として、

ルアー釣りを模索したという事情もありました。

そんな事情な訳ですから、

ダイソーさんのジグベイト(今は廃盤らしい)の30gとかを、おゆまるで改造して、色々なタイプのジグを作り、ジグベイト内でローテーションしたりして。笑 

なんせ1つ百円。最近のミノーなら簡単に二千円する世界観、

セールや元々リーズナブルなミノーとて千円の世界観。

コスパ的に副材料を考えたとて10分の1な訳です。

 

ショアリトリーブジギンガー?

だからシーバス釣りを始めた頃の私は

『ショアリトリーブジギンガー』で。笑 

ファーストルアーシーバスも

『ショアリトリーブジギンガー』として

モノにした訳です。笑 

忘れもしない感動の瞬間。

ダイソージグベイト・コーティング・黒おゆまる(金ラメ入り)をシンペン使い。

フックはコアマン さんの

『こだわりアシストフック』を

チヌバリとシーハンターで模したモノ。

後方重心であった、ジグベイトにラメ入り黒おゆまるをリア部分を厚い目にコーティングして、浮力を持たせシンペン使いするのに姿勢が良くなる様に調整する。

リアが若干持ち上がり、シルエットも立派になり、

尻振りアクションは若干緩やかに。と、

今のテキトー振りを考えると想像も付かない繊細な発想でジグを使い分けていた。

あれからもう6年経ったのか?

 

ガラパゴス的ルアービルダー

そういえばあの改造から私のガラパゴス的ルアー作り人生が始まっている。

最近『あの頃を思い出せ!』的な。笑 

そもそもジグって、ハイスピードなフォールをいかに見せていくか?が

一つのキモであって、

リフト時にバイトが有るとしても、

ソレはフォール時に見せたアクションが引き金になっているケースは多い模様。

だから、ジグのフォール自体が猛スピードで有れば有るほどショアジギングとしては使いやすい。

だからもちろんジグは猛スピードでフォールする。

しかし、仮にシャローでボトムスレスレに引いて来るとしたら、このスピード感溢れるフォールは危険因子でしか無くなる。

色々な場所でジグだけで釣らざるを得なかった当時の私の独特の結論で有る。

ウエイト配分云々は無し、ジグベイトのボディは必須。

ソレに何をどう纏わせるか?

そんなすったもんだを6年経った今、オリジナルジグを持ってして復活させる。

 

ジグのシンペン使い 

しかし、普通の市販のジグとて逆にボトムを無視するなら、メッチャ飛ぶシンペンとして活用出来る。

実際表層・中層をホワッと速い目に引くだけならジグのポテンシャルは圧倒的な訳で、

中層までの感覚ならそこそこゆっくり巻く事も出来なくは無い。

そんな使い方をノーチョイスでやっていた私。

ある日、小沼正弥氏のコメントで、

『メタルジグは物凄く飛ぶシンペンとして磯でも使っている』

的な事を聞いて

『いいんだ?』と

元気付けられた。

私もだからシーバス釣りをする上で小沼氏は

別次元の師匠感を感じている。兄貴!的な。

続く