ようこそおこしくださいました!フミニイです!
前回の続きです。
鋳物をやったり、素人でもそれ相応のバイブレーションを自作出来る様にいろいろ奮闘しますが、
当時の私の感覚的には中々満足いくものができません。
4番ユズリハはキッチリ波動を出すのはよかったのですが、
巻き巻きバカであった当時の私には、波動を出し過ぎで、巻き感も重たい目。(その頃は沈下姿勢が良い事など認識出来ていなかった)
2番の軽やかな巻き感時代が懐かしいと。笑
よくよく考えると波動を出す為にシルエットを太い目にしていたのであるから、
このバランスを維持しながらシルエットを細くして、
ラインアイとウエイトの間の距離を短くすればしっかりながら程よい波動が出るのではないか?と考えます。
(5番サロゲートは、6番サロゲート9番サロゲート、7番サロゲートの原型)
結果、目論見自体は成功し、一つの基本形が出来上がります。(5番サロゲートの原型)
そしてその頃の主戦場は西宮の御前浜の
どシャローサーフ。
根掛かりの原因となる物が沢山沈んでいるゴロタっぽいサーフ。
自分なりに一生懸命作った5番サロゲートはドンドン根掛かりして『使い捨てルアーか?!』的な状況に。笑
55mmクラスのバイブレーションで15gレベルのウエイトを誇る5番サロゲートは
ソレはソレはよく飛び、当時、信仰していた
『結局ボトムが1番脈ある教』
の教典通り、ボトム近くを自動的にかすめながら進んでくれます、が・・。
イヤイヤ!ルアーって、こんなんじゃ無い!笑
って感じで、水より重たい比重(多分2倍ぐらい)の『モデナ』をとりあえずやめて、
https://www.padico.co.jp/products/clay/resin/clay03-002.html
水に浮く性質の『モデナ ライト』をボディに使うと
よくわかりませんが発砲樹脂程度の浮力が確保された為か、根掛かりは多少マシになります。
しかしそこで、
これよりもっと軽くしたらもっと根掛かりが無くなるのではないか?と考える様に。笑 (ボトム教の話しは?笑)
それまでのオモリの大きさとオモリの位置を多少変更して早速御前浜でテストしますが、
バイブレーションせずに水面で横向きに引きずられるだけ。笑
その頃は大体のバランスイメージも身についていたので、
微調整して再挑戦。
すると速引き下では表層直下をザーッと抜けてくるバイブレーションが成立します。(6番サロゲートの原型)
すると表層直下で何度かシーバスを釣る事に成功します。
元『ボトム教』信者ゆえ釣果的にチヌが大半となっていて、実質的にチニング師になっていた私でしたが、
新しく『表層直下教』に入信した私は、
当時の海の状況が良かった事も手伝って
チョコチョコとシーバスを自作ルアーで釣れる様になってきていました。そんなある日『コリャ、ボトムかな?』と思う日が多々出てきた上に、
あれだけお世話になったボトム教をほったらかしてはダメだ!と、思う様になり。
根掛かりを軽減したうえに、ぶっ飛び、レンジ縛りの緩やかなバイブレーションを作れないものか?と、考え始めます。
重たくて、なおかつ、うわずるバランス、しかも6番の失敗の様に横向きになって海面を滑る様な事が無いバランス。
そんなバイブレーションはできないものか?と。
続く