第三話,センジュ,完結章?自作ミノー,御前浜釣行記

ようこそおこしくださいました!フミニイです!

ネコちゃんsとの戯れも、そこそこに、

センジュの海での挙動の確認です。

 

淡水下と海水下での使用感というものは、

ルアーによって、明らかに違う物もあり、

そんなに変わらないモノも有る。

 

本来、

『ラパラ・カウントダウン』にしても『ラッキークラフト・ビーブリーズ又はワンダー』にしても『メガバス・X-80』にしても

超・普遍的ルアーの領域って、

海水も淡水も関係なく釣れるし、

ルアー自体が作り出すアクションも海川変わりがなく優れた機能を発揮する。

そもそも海水と言うのは、

基準として真水に3.5%の食塩を入れた状況なのだとか。

食塩の比重は2.16(水の約ニ倍)

そんなもん、別に真水の中に3.5%混入されていたからとて、ルアー自体に何ら変化はない。?

と思いきや、

これが中々そうとも限らない。

ルアー作りを始めてもう5年になるが、

淡水下では超ハイピッチバイブレーションだったブツが

海水下では表層を横になり引きずられるだけの塊になる様なケースをゴマンと体験して来た。笑 

このほんの僅かな違いをコントロールして行く繊細な工作。

大雑把で能天気な私が

よくもまぁ五年も続けているなぁ!と我ながら感心する。笑

 

私の住まいは武庫川の中上流域の近くにあり、

常識的にシーバスは絶望的位置感で有るが、

山を降りればすぐに川で

至って便利に川釣りをさせてもらえる。

そして、自宅で作り出したルアーの飛距離や動きのテストをチョクチョクやる。

川にはたまにブラックバスもいて、ナマズはぽつぽついる模様で

まれにバスアングラーを確認することもある。

だから何もシーバスに固執する事なく

バスやナマズも対象魚に入れてルアー作りをしてもよいと、

意識しながら川に入る事も多々。

何より

村上晴彦氏や秦拓馬氏の動画を習慣的に拝見し、

両氏の理論的でかつ動物的な感性。

そして説明の仕方、

釣りの楽しみ方、

動画から伝わるお人柄

その様々な要素に好意の念を覚えずにはいられない。

もちろんシーバスメインには変わりはないのでシーバスも勉強させてもらうのですが、

両氏はその枠を超えて興味深い。

そうこうしている内に、

バスやナマズと、海のシーバスやチヌの

明確な違い、

逆に明確な共通点もみられる。

そもそも歴史的に優位で有る、バスフィッシング、

その季節毎のバスの生態をアングラーは把握し、アジャストさせるテンプレート的な理屈は多々存在するのに対して、

シーバスの場合には未だ少ない。

産卵期が冬でその時期にはおおくの魚が沖の深場に行ってしまう事。

活性は比較的、日中よりマズメ時や夜間の方が高い事。

それ以外は不明な事も多く。

バチ抜けとか、ベイトに準えたメソッドは有るには有るが、

毎年手探りのメソッドやルアーのスタイルが提唱されて追加されている、

逆に、伸びしろのまだまだ有る釣りで有る様に思う。

 

バスの場合は釣れない、居ない状況に明確な理屈が存在する事は多いが、

シーバスの場合は明確な理由と言うか、単純な言い訳になる事も多々。

何より場所やレンジの選択肢が多く

ルアー釣りはさっぱりなのに

海老撒き釣りにはバンバン掛かったりする事も多いシーバス。

エサ釣りをしてたとて、

意味も分からず釣れない日もあるのに、

ルアー釣りとなるとニッチもサッチもいかない日も多々ある。笑

しかしその逆も多々あり、

フカセ釣り師の頃は

50cm越えなど夢であったのに関わらず、

シーバスを狙っているはずの私がルアー釣りを始めてから、

もう既に3本も50cm超えのチヌを釣っている。

そう考えると、匂いや生餌の動きなどに頼らずともルアー釣りはルアー釣りで

その場その時の必釣メソッドは未だ分からない事が多いだけで、実は綺麗に存在していたりするかも?と思うと、

能天気で大雑把な性格の私は、夢しか浮かばない。笑

 

例えば村上晴彦氏の代名詞で有る『ネコリグ』を海では未だ試して無かったり。

チャターやスコーンが海では無効で有る事が確定したかの様な情報も飛び交う。

そもそも、ワームでさえ、一般化したのは、そんなに古い訳でもなく、

私が雷魚を一生懸命やってた少年時代はシーバスと言えばジェット天秤にミノーを繋ぐ事が主流で、(笑)

バス用のワームとて、テキサスリグが大半であったし、

ましてや海で投げるなど、変人の所行と言われかねない様な状態であった。

しかし現在はワームが主流か?の様な勢いであるし、

シーバスとの接近戦として、飛ばないルアーでも

アクション重視、水中での揺らぎやキレを求めて、クラシカルなルアーを多用されている方は多い。

比較するのは非常に恥ずかしいけれど私的に『奇跡のスラローム』を発動した、『センジュ88アガチス』も、

今の飛距離で妥協して、キッチリとフォームも完成しているのであるから量産してあちこちに問うても良い様な物だが、

やはり『飛ばす!』という事にかけて、余り妥協はしたくない。

今やあのカウントダウンとて飛距離を求めてバージョンアップする時代、

シーバスのMLぐらいの竿でストレス無くデイゲームが楽しめる程迄に仕上げるまで頑張る。

実は時間軸的に御前浜に行った時は、アガチスも壊れたままであったし、シンキングバージョンも張り切って不安定にしつらえた事もあり、

リアルタイムの進行ぶりから、やや遅れるが

センジュ達(改良の余地多々バージョン)のスイム動画を撮る事が出来た。

アガチス版はもっとドッグに近い大きく生物的なスラロームをするのですが、

相応のアクションはしているので撮影。

『ヨメネエ!(実際は本名で呼んだ)ルアーの動きをアップで追いかけて撮って!』と

ネコと戯れる妻を呼び出す。

(イヤ!短いし!)

オモリの位置がかなりシビアなんですよねぇ。わかりました、わかりました!